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第26回 東北学生ラクロスリーグ戦・男子決勝戦|東北大学vs岩手大学

  • ■ 大会名:第26回 東北学生ラクロスリーグ戦
  • ■ 日程: 2019年10月12日(土)
  • ■ 場所:弘進ゴムアスリートパーク仙台
  • 東北地区ラクロスリーグ戦のFINALは開幕戦と同じく、東北大学対岩手大学というカードで行われました。東北大学は開幕戦で岩手大学を12-5で破り、そのほかの試合でも全勝しており、予選を1位で通過しました。一方の岩手大学は予選を3位で通過し、FINAL3を勝ち抜き、FINALに進みました。
    今回の試合の見所は予選と同じく東北大学が勝利し、東北地区を制覇するのか、それとも岩手大学が開幕戦のリベンジを成し遂げ、悲願の東北地区制覇を達成するのかの意地と意地のぶつかり合いが今回の試合の見所です。
    互いの気迫がプレーに現れ、雨やグラウンドの状態の悪さをもろともしない白熱した戦いは見てる観客も引き込まれるかのような試合でした。
    東北大学がリードしたと思いきやすぐさま岩手大学が追いつき、岩手大学がリードしたかと思いきや東北大学が追いつくという一進一退の攻防が繰り広げられました。
    フィールドに出ているプレイヤーとベンチにいるプレイヤー、応援している人が一体となって勝利に突き進む姿は予選から各大学から見られましたが、FINALとなるとより一層一体感が増して感じました。
    結果は8-5で東北大学が岩手大学に勝利し、東北地区制覇を達成しました。
    FINALにふさわしい試合で互いに全力を尽くした試合になりました。

    Text by 東北学生ラクロスリーグ戦決勝戦 ゲームディレクター 東北学院大学・齊藤公貴

  • 東北大学

  • 岩手大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
東北大学 1 2 3 2 8
岩手大学 0 2 0 3 5

【得点者】

東北大学
#11 高嶋 佑輔 2
#0 日野 康平 1
#15 塚田 大智 1
#26 原田 燦 1
#69 長尾 壮一郎 1
#84 河合 将矢 1
#91 嶋林 佳生 1
岩手大学
#7 笹森 芳輝 2
#15 昆 厚志 2
#9 菊池 健介 1
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【個人賞】

  • MVP:東北大学・高嶋佑輔

  • VP:岩手大学・昆厚志

【審判】

審判員

【レビュー】

1Q:台風接近に伴いグラウンド状態の悪い中試合が開始するが、その影響もあってか両チームともパスミスが目立ち決定機を作れぬまま拮抗した展開が続く。そんな中、東北大学#0日野が先制点を決める。追加点を狙う東北大学はDFの選手がシュートを放つなどチーム全体で果敢に攻めるもののなかなか得点に結びつかない。対する対する岩手大学は東北大学の守備の前になかなかボールを保持する時間を作ることができず、無得点のままスコア1-0で第1Q終了。

2Q:第1Qとは変わって、第2Qはじめにペースを掴んだのは岩手大学。Q開始から果敢に攻め、岩手大学#7笹森、岩手大学#15昆が立て続けに得点し、一時岩手大学が1-2でリードする展開となる。追いかける展開となった東北大学だがDFから徐々にペースを取り戻し、東北大学#15塚田の得点で同点にすると、東北大学#11高嶋が追加点を決め勝ち越し。スコア3-2で第2Q終了。

3Q:雨が強まりグラウンド状況が悪化する中、両チーム点の取り合いとなる。このQ最初に得点したのは東北大学#84川合。7-2と点差を5点に広げる。追い上げたい岩手大学は相手チームのゴール付近で決定機を伺うが、東北大学のDF陣を崩しきることができない上に、東北大学#5田村、#41針生の体を張った守備の前に得点することができない。しかしながら後がない岩手大学は#15昆、#7笹森、#9菊池の得点で追い上げを見せるものの、#東北大学#91嶋林に得点を許してしまい、点差を縮めることが出来ぬまま時間が進むこととなった。スコア8-5で試合終了。

4Q: 台風接近に伴う雨によりグラウンド状況も良くない中であったが東北地区の決勝に相応しい白熱した試合となった。東北地区7連覇を達成した東北大学は得点者が偏ることに加えDF面でも一人ひとりが安定していた活躍を見せていたその選手層の厚さを武器に二地区を突破し、全学一回戦を仙台の地で突破してもらいたい。準優勝となった岩手大学も、今年のチームテーマである「All-Out Attack」を体現するかのように、攻撃の選手や守備の選手といった枠にとらわれず攻める姿勢が印象的であった。特にも第4Qの追い上げは総攻撃の名に相応しい素晴らしいものだった。来年度の東北地区開幕戦でも両チームの活躍に期待したい。

総括:台風接近に伴う雨によりグラウンド状況も良くない中であったが東北地区の決勝に相応しい白熱した試合となった。東北地区7連覇を達成した東北大学は得点者が偏ることに加えDF面でも一人ひとりが安定していた活躍を見せていたその選手層の厚さを武器に二地区を突破し、全学一回戦を仙台の地で突破してもらいたい。準優勝となった岩手大学も、今年のチームテーマである「All-Out Attack」を体現するかのように、攻撃の選手や守備の選手といった枠にとらわれず攻める姿勢が印象的であった。特にも第4Qの追い上げは総攻撃の名に相応しい素晴らしいものだった。来年度の東北地区開幕戦でも両チームの活躍に期待したい。

Text by 東北福祉大・及川隼佑

主審・渡邊慧 副審・中野弘己 宮原修人 CBO・西尾拓哉 BM・大竹大智