ラクロス観戦ガイド
ラクロス観戦の三大原則
見る前に、これだけは知っておこう
- ラクロスは「点獲り合戦」。10点、15点と、意外と点が入るスポーツです。
ゴールがたくさん見られる試合、手に汗握る守備陣が奮闘する試合、どちらが好き? - ボールを手で持ってはいけません。でも選手が持つ「クロス」に入れたら、
歩数無制限。自由に動いて問題無し! - クロスで相手の身体を狙って叩くのは反則です。
但し、ボールの奪い合いで、「クロスで相手のクロスを叩く(チェック)」はOK。
ラクロス観戦をもっと楽しみたい人は、「12」のシーンに注目しよう!
このプレーは見逃せないッ!
ゴールシーン!
- 足の速い選手が一瞬で相手を抜き去って撃つ、ランニングシュートのスピード感は、メチャクチャ爽快!
- ゴール前に立ち並ぶディフェンスをかわして放つ、ジャンピングシュートはかっこいいぞ!
- 体の大きなアタックが、チェックを仕掛けてきたディフェンスを弾き飛ばして撃つシュートは迫力十分!
- ゴール裏からのパス(フィード)はラクロス最大の得点チャンス。一瞬で撃つクイックシュートは美しい!
1対1の勝負!
- 華麗なクロスさばきの応酬。力で押すか?技で魅せるか!?
- 攻撃技に注目!速さと力強さで抜くブルダッヂ、止められた瞬間に出るロールダッヂ、男の大技スイムダッヂ!
- 力強いディフェンスがオフェンスを弾き返す。鋭く正確なチェックでボールを落として奪えば、逆襲も狙えるぞ!
グラウンドボール争い!
- 地面を転がるボールを奪い合う、激しさ満載の肉弾戦!
- 男子はボールに近づく選手を弾き飛ばすプレー“マン”も注目!
- クロスを片手で操り、駆け抜けながら曲芸のように転がるボールを獲る”スクープ”の爽快感はたまらない!
ディフェンスのチェック!
- 「一瞬で詰めるプレッシャー」と「切れ味鋭いチェック」はディフェンス最大の見せ場!
- 離れた所から間合いを一瞬で詰めて、長めのクロスを操り、圧力をかける攻撃的ディフェンスは迫力満点!
- 7人の守備陣が連動し、オフェンスの行く手を次々と塞ぎ追い込んでいく女子のチームディフェンスは圧巻!
- 「アタックに抜かれた!」、と思った瞬間に繰り出される男子大技・オーバーヘッドチェックを見逃すな!
守護神vsエース!
- 「ゴーリーとアタックが1対1」。守護神が止めるか!?エースが決めるか!?
- ひときわ大きなクロスを操って、「100km/hのシュートを止めるゴーリーの素早い反応」は、もはや神業!
- 「フェイントを入れるか、豪快に決めるか」。ゴーリーの動きを見て瞬時に判断するアタックのプレーも要注目!
- ゴールを囲むサークルは、オフェンスは入れないゴーリーの聖域。オフェンスが入ったらファールになるぞ!
試合の流れはここで変わるぞ!!
クリアの攻防!
- 激しい攻防で攻守が一気に切り替わるぞ!速攻で得点チャンスも!
- クリアで駆け上がる選手(クリア)と止めようとする選手(ライド)の勢いつけたぶつかり合いは迫力満点!
- 速攻を決めるか、ボールを奪って逆襲か!?ボールキープしやすいラクロスは崩れた展開が得点チャンスだ!
- 厳しいプレッシャーをかわして飛び出す50mを越えるロングパスは見応えあり!局面が一気に変わるぞ!
ファールで一時退場!
- 危険なファールをした選手は一時的退場。一人多くなるチームは最大の得点チャンス!
- ファールによって男子は1~3分、女子は3分・6分の一時的退場。人数に差が出るこの時間帯は目が離せない!
- 人数が減りゴール前に空いたスペースに絶妙なパスを通すか?遠目から強烈なロングシュートを撃つか!?
- ボールをクロスに入れてキープする攻撃陣は、守備の僅かな隙間を見つけたらいつでもシュートを撃てるぞ!
得点後の試合再開!
- 得点後は、フィールド中央でのボールの獲り合い(フェイスオフ/ドロー)から再開するラクロス。この獲り合いを制し続けたら「5連続得点」も夢じゃない!
- 2人のクロスの間に置いたボールを獲る鍵は、反射神経とパワーと高等テクニック!勝負は一瞬で決まるぞ!
- 味方の方へ弾き出すか?自ら獲って速攻を狙うか?専門職人”フェイスオファー/ドロワー”のプレーに注目!
シュートが外れた!
- シュートがはずれて外に出た時、ボールが与えられるのは一番近くに駆けつけていた選手(チェイス)。チェイスで勝って何度でもゴールを狙え!
- 攻め込まれて防戦一方のチームも、チェイスに勝てばボールを奪えるぞ!攻撃の波を断ち切って逆襲を狙え!
これを覚えた君は「ラクロスマスター」だ!!!
公正なプレー
- クロスという“道具”を扱うからこそ、チェックやシュートでも公正なプレーが大切。
- ラクロスは、北米先住民族のスピリチュアルなゲームとして、肉体・精神の鍛錬や神事を目的に行われたもの。
- クロスは武器ではありません。痛めつけようと相手を叩く(男子)、相手の顔の周囲で振り回す(女子)は反則に。
- 選手目がけてシュートを撃つのは反則。正々堂々なプレーとゴールをしっかり狙う技術が求められるのです。
「リストレ」と「スタンド」
- 「リストレ(リストレイニングライン)」と「スタンド」を知ったら、ラクロスがもっと面白くなる。
- リストレは守備陣の位置を測る目安の一つ。盤石な守備か攻撃が押し込んでいるかを見極めよう。
- 女子選手は試合が止まっている時、移動禁止(スタンド)。タイムアウトでクロスを地面に置くのはそこに戻るから。
オフサイド・3秒・フリスペって?
- この3つのルールを覚えて、ラクロス通になろう!
- ゴーリーを除き、男子はハーフコートに6人同士、女子はリストレ以下のエリアに7人同士の選手しか入れません。これ以上の選手がそのエリアに入ってしまった場合のファールが、ラクロスにおける「オフサイド」。
- (女子)マンマークをしない守備選手が、ゴール前の11m扇型内に3秒以上留まっていたら「3秒ルールのファール」
- (女子)シュートチャンスになった後で、守備選手がシュートコースに入ると「フリースペーストゥゴールの侵害」に。