2021年3月10日(水)

【レポート】関東地区強化部 女子 北関東エリア 活動レポート

強化部

関東地区

関東地区強化部(女子)次長の大倉です。

関東地区では所属する大学数と選手数の多さもあり,2008年度から地区内を複数のエリア ※に分けて活動しております。2013年度からは4つのエリアに分け,強化/育成活動を行っています。
例年,20回程度のグラウンドを使った練習会を実施しておりましたが,2020年度は新型コロナウイルス感染症により,グラウンドでの活動を制限せざるを得ませんでした。
そのような例年とは異なる状況下ではありましたが,4エリアのうちの1つ,「北関東エリア」では,積極的なオンラインでの強化活動をおこないました。
日本ラクロス協会の行動規範である,「#1 自分から動く。それが楽しい。」「#4 LACROSSE MAKES FRIENDS」にも通ずる,北関東エリアの活動を紹介いたします。

 

2020年度北エリアHCをしています鈴木伸吾です。
私が担当している北エリアには19年、20年(特別大会)と2年連続で優勝した立教大学をはじめとして,関東学生リーグに所属する1部から4部までの13大学が該当しており、例年150名前後の1年生がいます。しかし、今年はコロナの影響により1年生の入部数が減ってしまったため,110名ほどになっています。

2020年度の1年生はフレッシュマンキャンプや新人戦サマーステージ等のイベントが中止になってしまった為、例年よりも互いに刺激を与え合う場が少ないことが懸念されます。そのような中、少しでも1年生に例年と同等な刺激を感じてもらいたいと思い,本活動をしています。
毎回,1年生の刺激となる内容を提供できるよう,試行錯誤しながら実施しています。中には面倒だなと思う1年生もいるかも知れません。しかし、グラウンドで他大学と交流できるようになった時に, 「あの時の活動で話した〇〇ちゃんだよね!」 といった会話のきっかけになれば、この活動が意味を成したと思っています。また,大学間の交流にとどまらず,ビデオ提出を実施したクロスワーク課題を通じて,参加者個々人の技術レベルを確認することができています。短期間で見違えるくらい上手くなる1年生が多く,北エリアのレベルアップにも確実に繋がっていると考えます。
実施していることはちっぽけな内容に過ぎませんが、この活動を通じて1年生のラクロスライフが充実していくことを願います。
まだ活動途中ではありますが、全国の1年生や指導者の方にどのような内容を実施してきたかを報告させていただき、少しでも皆さまのお役に立てれば光栄です。

 

北エリア フレッシュマンクリニック活動報告

■目的
①他大学との交流を通じて友達作り、大学の域を越えたライバル作りを行う。
②各大学の情報の差をなくし、北エリアのレベルアップを目指す。

■活動概要
月1回を目安に1年生向けにオンライン活動を行い、グループディスカッションやラクロスについての講義を実施している。11月からはクロスワーク課題を出し,その進捗状況をLINEグループ(1年生を班分けし,班ごとに作成)で共有することによって他大学と交流をする機会を増やしている。
また各大学の育成担当者とも定期的にMTGを行い、各大学の状況や育成の取り組みを共有する場を設けている。(※育成担当者向けに実施した活動内容は省略。)

■スタッフ
北エリアHC 鈴木 伸吾(学習院大学女子HC)
北エリアAC 橋本 南美(武蔵大学女子HC)
北エリアMG 国木田 乃々子(立教大学3年)
北エリアMG 中山 宇蘭(東京学芸大学4年)

■活動期間
2020年8月~2021年3月(予定)

■該当大学(北エリア所属大学)
立教、学習院、東洋、大東文化、茨城、筑波、東京家政、武蔵、獨協、文教、埼玉、西武文理、高崎経済

■活動内容
第1回(8月9日実施)
①スタッフ紹介/フレッシュマンクリニックの位置づけ
②グループディスカッション
テーマ1:「ラクロスが上手くなる人の要素3つとは?」
テーマ2:「出身競技別、ラクロスに生きる長所とは?」

第2回(9月20日実施)
①ラクロスIQについてグループディスカッション
テーマ:「4on4でOFはいかにDFを崩して点を奪うか?」

第3回(10月18日実施)
①ラクロスIQについてグループディスカッション
テーマ:「プレー中ボールを持っていない人のできることとは?」

第4回(11月29日実施)
①クロスワーク課題の説明
②ゲスト選手から「1年生の時からやっておいた方がいいこと」について講義
ゲスト:NeO所属 廣瀬 藍さん、東京大学4年 坂本 鈴音さん

第5回(12月19日実施)
①スナッチ課題のフィードバック
②1on1のポイントについて解説

第6回(1月17日実施)
①グループワーク(クロスワーク課題の内容が使われている試合場面の抽出)
②2021年関東ユースHC敷浪さんによる「ユース選手に求められるもの」の講義

第7回(2月27日実施)
①クロスワーク課題のフィードバック
② 3月開催の新人戦に向けて各個人の目標設定およびグループ内発表

第8回(3月実施予定)