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第32回 関東学生ラクロスリーグ戦・女子| 1部Aブロック 明治大学 vs 成蹊大学
- ■ 大会名:第32回 関東学生ラクロスリーグ戦・女子
- ■ 日程:2019年8月11日(日)
- ■ 場所:富士通スタジアム川崎
【スコア】
チームや大学名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
明治大学 | 1 | 4 | 0 | 2 | 7 |
成蹊大学 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
【レビュー】
風がなく日差しが強い夏晴れの中、明治大学 (以下明治) 対成蹊大学 (以下成蹊) のリーグ戦が行われた。第1クオーター開始とともに、明治は早いパス回しで成蹊の守備を崩そうとするが攻めきれずに成蹊がボールを取り前へ前へとボールを運ぶ。そして成蹊が勢いのある攻めで先制点となるシュートを打つが明治の好セーブにより点を決められない。その後も成蹊は流れを作るが得点出来ずに攻守交代。そして両チーム点が決まらないまま時間が経過していく。そんななか明治#80岡部夏奈子選手がスピードのある1on1で先制点を決めた。そのまま成蹊は得点出来ずに第1クオーターが終了した。1点ビハインドで第2クオーターを迎えた成蹊は丁寧にパスを回して攻める中、明治の積極的な守備でボールを奪い返し、スピードのある連携プレーで明治#62木村恵選手が点を決める。その後も明治の攻めが続く中、成蹊のファールにより明治がフリーシュートを打つが明治#58 池邉美羽選手のセーブにより成蹊は長いパスを繋げて一気に攻めようとするがパスが繋がらず点を決めきれない。成蹊は粘り強い守備で落ちたボールを素早い反応で取り返し、時間をかけて丁寧にパスを回し攻めるが初得点を決めれず前半が終了した。明治が5点リードで迎え、成蹊もこのまま終わるわけにはいかず、始まった第3クォーター。 ドロワー(最初にボールをあげる人)、明治#4佐藤啓選手、成蹊#39稲垣佑奈選手。 あげたボールは、成蹊大学のもとへ。その後、ホイッスルでボールが何度か止められ、ターンオーバーの繰り返し。そして、明治に回ってきた、フリーシュート。明治#2内野彩香選手の弾丸シュートは、成蹊#40榎本翠月選手の足元でセーブされた。攻守変わって、成蹊#39稲垣佑奈選手の鉄壁ディフエンスを破ったシュートは、明治の守り神#1桃井美沙選手にナイスセーブされた。 その際の両チームのオフェンスに対する、ディフエンスのダブル、トリプル(ディフエンスが2枚、3枚寄ること)はゴールを守ろうとする強い意地が見えた。 最後の第4クォーター、混戦グラボ(3対3以上で落ちたボールに寄る事)が多く見られた。また、その際に成蹊のファールが多く見られ、明治のオフェンスのポゼッション(ボールを保持している時間)が長かった。その時間を明治は無駄にする事なく、脅威の1on1で攻めた。2本は枠外とゴーリーセーブだったが、残り2本は確実に決めていった。そして、明治がリードのまま、試合終了し、明治の勝利となった。両チーム共、初戦からウェルカムマッチだった事もあり、応援席と一致団結した熱い試合を見せてくれた。 この試合を通して、新ルールが影響しているのかファールを多く吹かれるシーンが多かった。各チーム、ファールケアはもちろんのこと、ファール後のフリーシュートやボールが止まっている間の会話をもっと密にこだわっていくべきだと感じた。
<審判員>
主審:大塚 紀代子
副審:中本 真由美、後藤 正子
TO:佐藤 弘菜