スコアレポート

2015女子19歳以下世界選手権:第4戦・スコットランド戦

  • ■ 大会名:19歳以下スコットランド代表戦
  • ■ 日程:2015年7月26日(日)/試合開始・17:00(日本時間・25:00)
  • 第4戦1

    ゴール前に攻め込む#4・橋爪

  • 第4戦2

【スコア】

チームや大学名 前半 後半 合計
日本 8 8 16
スコットランド 2 0 2

【得点者】

19歳以下日本代表
#17 桑島 響子 3
#3 平野 薫 2
#4 橋爪 さくら 2
#10 野尾 明日佳 2
#13 抜井 愛海 2
#16 関口 紗生 2
#12 大橋 知佳 1
#18 池田 玲衣 1
# オウンゴール 1
スコットランド
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【個人賞】

  • 第4戦3

Player of the Match #4 橋爪 さくら (日本)

【ゲームレポート】

前半戦の山場、スコットランドとの戦いを迎える。スコットランドはこの時点で全勝中であったが、初戦のニュージーランドほどの力強さは感じてはいなかった。
この試合、我々が着目したのは、スコットランドのライドの緩さとスタミナの無さ。そして、攻撃の破壊力はあるが、守備の組織力が低くファールが多いという点。十分な対策を練って試合に挑んだ。

 

第4戦4 第4戦5

[左:ファストブレイクで駆け上がる#14・巻田/右:守備で積極的にダブルチームを仕掛ける日本]

 

試合の序盤から、ドローを支配することで、ペースを握る。2日前のイングランド戦で得た教訓から、ドローでの修正を行ったことの効果が出た。
ボールを支配できると、セット時の攻撃では確実に点が取れる今チームの特徴を活かせる。また、ニュージーランド戦でうまくいった前線からのライドをこの日も実行し、スコットランドに攻撃の機会すら与えない。選手たちのパフォーマンスの高さのおかげで、予想以上に点差が開いていった。

完全にゲームを支配し、後半を迎える。通常なら、ここから体力の温存のために、ペースを落とすところであるが、実は現地の気温は試合開始とともにみるみる下がってきており、凍えるほどの寒さとなっていた。我々は、足を止めることの方が体調の低下につながると判断し、ペースを落としてポゼッション時間を長めにとりつつ、攻撃する手を休めることはしなかった。
ゲームの終盤は、調子の上がらない選手のコンディションを上げるために、集中的にボールを持たせ良いリズムを与えることもできた。

16-2。接戦を想定していた我々にとっては思いがけない大勝である。
しかし、欧米国は次回対戦すると別物のチームに生まれ変わる可能性が高い。
決勝トーナメント(Bracket Play)以降、スコットランドとは順位決定戦で再戦する可能性もあるので、気を緩めることなく、我々自身も更に「別物」のチームになれるよう、チームの強化を進めていかなければならないと感じている。

次戦は、オフ日(27日)を挟み、イスラエル戦です。
今大会は、大会公式ホームページにゲームスコアが公開されています。そちらも参照されながら観ていただくと、より深く面白い見えかたができるのではないかと思います。
引き続き応援よろしくお願いします。

■大会公式ホームページはこちら (外部サイトが開きます)
・「Schedule & Results」にカーソルを合わせると、日付別の選択ウィンドウが表示されます。

 

【7月28日(火)の予定】
12:00(日本時間・20:00) 第5戦・PoolC・イスラエル戦
・インターネット中継については、こちらのページをご覧ください
・7月27日(月)は、試合はありません。

【得点経過】

*時間:中継映像からの大よその時間であり、公式時間ではありません。

前後半 時間 (*) 日本 スコットランド スコア
前半 1分頃 #3 平野 薫 1-0
3分頃 #4 橋爪 さくら 2-0
6分頃 #10 野尾 明日佳 3-0
9分頃 #18 Francesca Gray 3-1
18分頃 #13 抜井 愛海 4-1
19分頃 #13 抜井 愛海 5-1
20分頃 #3 平野 薫 6-1
22分頃 #6 Benedicte Sampson 6-2
28分頃 #16 関口 紗生 7-2
29分頃 #12 大橋 知佳 8-2
後半 1分頃 #4 橋爪 さくら 9-2
2分頃 #16 関口 紗生 10-2
8分頃 オウンゴール 11-2
14分頃 #10 野尾 明日佳 12-2
15分頃 #18 池田 玲衣 13-2
22分頃 #17 桑島 響子 14-2
29分頃 #17 桑島 響子 15-2
29分頃 #17 桑島 響子 16-2
30分頃 引き続き、日本の攻撃が続く中で試合終了 16-2

 

■日本ラクロス協会 twitter公式アカウントはこちらから (Twitterのページが開きます)
※世界選手権大会中は、試合結果を日本ラクロス協会HP『.Relax(ドット・リラックス)』で更新すると共に、Twitter協会公式アカウントでも試合速報をお伝えする予定です。
・ハッシュタグは、「#laxjpnfan」です。

Text by:2015年度19歳以下女子日本代表アシスタントコーチ・敷浪一哉
Photo by:2015年度19歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・関田都、同マネージャー・渡辺優

【ギャラリー】

第4戦6

午前中の練習

第4戦7

練習で選手たちに指示を出す敷浪AC

第4戦8

力強いシュートで2得点をあげた#13・拔井

第4戦9

グラウンドボールに素早い寄りを見せる日本

第4戦10

速いクリアでオフェンスコートにボールを運ぶ#11・小野寺

第4戦11

守備につく#18・池田

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イングランド戦での接触の影響なくプレーする#10・野尾

第4戦13

得点を決めて喜ぶ選手たち

第4戦14

中盤でボールを奪う#9・玉置

第4戦15

鋭い1対1で3連続得点を決めた#17・桑島

第4戦16

スコットランドは女子ラクロスの発祥の地。観戦エリアにはたくさんの観戦者が詰めかけていた

第4戦17

スコットランドは女子ラクロスの発祥の地。観戦エリアにはたくさんの観戦者が詰めかけていた