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渡辺パイプpresents 第35回関西学生ラクロスリーグ戦女子開幕戦 関西学院大学vs同志社大学

  • ■ 大会名:渡辺パイプpresents 第35回関西学生ラクロスリーグ戦
  • ■ 日程:7月13日(日)
  • ■ 場所:ヤンマースタジアム長居
  • 誇りをかけた初戦。譲れないプライドが激突する。関西学院大学と同志社大学、関西を代表する2校が火花を散らす。

  • 関西学院大学

  • 同志社大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関西学院大学 2 3 4 3 12
同志社大学 3 3 2 0 8

【得点者】

関西学院大学
#44 福山暖菜 5
#80 井手歩未 3
#17 吉川ニコ 2
#0 大井里桜 1
#34 濱田亜音 1
同志社大学
#14 福岡優 3
#25 白井花梨 2
#8 羽場由莉菜 1
#66 岩口陽色 1
#72 鴨河なずな 1

【個人賞】

POM(プレイヤーオブザマッチ) #44 福山暖菜

【審判】

主審 溝内貴恵
副審 山下理沙
副審 小田祐子
TO 福井美奈子

【レビュー】

1Q 

青空が広がるラクロス日和の中、渡辺パイプ presents 第35回関西学生ラクロスリーグ戦開幕戦、関西学院大学(以下関学)と同志社大学(以下同志社)の戦いが幕を開ける。最初のドローを制したのは同志社。そのままドローブレイクでゴールへと走り込み、同志社MF#25白井がフリーシュートを獲得する。放ったシュートがゴーリーの足元に突き刺さり、0-1と同志社が先制点を挙げる。追いつきたい関学は、果敢に攻め込み、開始4分、関学AT#34濱田がフリーシュートを獲得するが、同志社G#0越水が見事なセーブを見せ、得点に繋がらない。開始7分、関学MF#98堀之内が左裏でフリーとなった関学AT#17吉川にパスを出す。関学AT#17吉田は一瞬の隙を逃さず同点弾を決め、1-1と関学が同点に追いつく。その直後、再び流れを掴んだのは同志社。見事な攻撃で再びフリーシュートのチャンスを得る。同志社MF#14福岡がDFを華麗にかわし、放った一撃はゴール左下へと吸い込まれる。スコアは1-2となり同志社が再びリードを奪う。勢いに乗る同志社は、開始10分、同志社AT#8羽場が左裏から1対1を果敢に仕掛ける。強く振り抜いたシュートは見事ゴール右上に突き刺さり、1-3と点差を2点に広げ、会場の空気を一変させる。一方、追いかける関学も意地を見せる。開始14分、粘り強く攻める関学に好機が訪れる。関学MF#0大井がフリーシュートを獲得し、右下に鋭いシュートを撃つ。これがゴーリーの足元に突き刺さり、2-3となる。両者激しい攻防を見せ、2-3と同志社1点リードで1Qが終了する。

 

2Q

2-3と同志社リードで始まった2Q。勢いが止まらない同志社がさらにリードを広げる。開始2分、同志社MF#25白井が左上からの1対1を仕掛け撃ったシュートがゴーリーの頭上を抜けてゴールネットを揺らす。ここから激しい攻防が続くが、関学がついに点差を動かす。開始7分、関学MF#44福山がゴーリーの足元を突く鋭いシュートを放ち、関学が1点を返し3-4となる。その後も両者一歩も譲らない展開が続くが、同志社が均衡を破る。開始10分、左上からの1対1で同志社MF#14福岡がDFをかわし、ゴーリーの足元へシュートを撃ち、3-5と同志社が再び2点差をつける。これ以上点差を広げられまいと、関学も必死に食らいつく。開始12分、関学MF#44福山が再びゴールを狙い、華麗なシュートを左下へ決める。4-5と関学が1点差に迫る。勢いを掴んだ関学は、開始14分、関学AT#80井手が左上から仕掛け、鋭いシュートをゴール右上に突き刺す。5-5と、ついに関学が同点に追いつく。残り時間が少なくなる中、果敢に攻め続ける同志社がチャンスをものにする。2Q終了直前、同志社MF#14福岡がゴール右下へと放ったシュートがゴールネットを揺らし、5-6となる。同志社の1点リードで白熱の2Qが終了する。

 

3Q

5-6と同志社が再びリードした状態で開始した3Q。追いつきたい関学は開始1分で動く。関学AT#80井手からの素早いパスを受けた関学AT#17吉川が、ゴール左下へ鋭いシュートを決め、すぐさま同点へと追いつく。追いつかれた同志社もすぐに反撃。開始3分、同志社AT#66岩口がフリーシュートを獲得する。放ったシュートはゴールの左下へと突き刺さり、6-7と再び同志社が勝ち越す。その後も激しい攻防が続く。関学は果敢にシュートを放つも、同志社の堅い守備に拒まれ、なかなかゴールを奪えない。一進一退の緊張感の中、再び点差が動く。開始9分、同志社MF#72鴨河がフリーシュートを獲得する。放った華麗なシュートは、ゴール左下へと吸い込まれ、6-8と点差を2点差に広げる。開始10分、関学がドローでポゼッションを獲得し、関学AT#80井手からパスを受けた関学AT#34濱田が右下から撃ったシュートが、ゴールネットを揺らす。7-8と関学が差を1点にし、更に点差を縮めたい関学は、関学MF#0大井がフリーシュートの機会を得るも、同志社G#0越水が見事な反応でシュートを阻止する。しかしその後も関学は粘り強い攻めを見せる。開始13分、関学AT#80井手がフリーシュートを獲得し、ゴーリーの足元へ華麗なシュートを撃ちこみ、8-8と再び同点へと追いつく。開始14分、追いついた関学はその勢いのままフリーシュートを獲得。関学AT#34濱田からパスを受けた関学MF#44福山が右上からシュートを撃つ。これがゴーリーの足元を抜けてゴールネットを揺らす。9-8と関学が逆転に成功し、3Qが終了する。

 

4Q

9-8と関学が初めてのリードで迎えた4Q。開始2分、勢いに乗る関学が果敢な攻めを見せる。関学AT#80井手がゴーリーの右上を鋭く射抜き、10-8と点を重ねる関学。リードを2点に広げ、ここで試合の流れを一気に引き寄せる。続くドローでもポゼッションを獲得すると、関学はさらに勢いづく。開始3分、関学MF#44福山がセンターから果敢な1対1を仕掛け、ゴーリーの左上に強烈なシュートを撃つ。これが決まり、11-8と関学が3点差と突き放す。反撃を狙う同志社も、関学に負けじと粘り強い攻めを展開する。しかし、再び関学がポゼッションを獲得し、開始10分、関学AT#43田谷が同志社からファウルを誘い、フリーシュートを獲得する。ゴーリーの足元を狙ったバウンドシュートを撃つが、同志社G#0越水が見事なセーブでこれを阻止。点差を縮めたい同志社は強気な攻めを仕掛け、関学からファウルを奪うと、同志社MF#14福岡がフリーシュートのチャンスを得る。しかし、足元へのバウンドシュートは関学G#30蒲生が完璧な反応でセーブし、得点には至らない。開始12分、関学AT#80井手が果敢な攻めを見せ、フリーシュートを得る。関学AT#80井手から関学MF#44福山へパスが渡ると、そのまま撃った華麗なシュートがゴールネットを揺らし12-8となる。関学は4点差にリードを広げる。その後は両者一歩も譲らず、追加点を許さぬまま試合終了。関学が12-8で勝利し、開幕戦を白星で飾った。

 

【総評】

開幕戦にふさわしい白熱した攻防が繰り広げられた一戦は、関学が後半に怒涛の反撃を見せ逆転勝利。粘り強い攻守と勝負強さが光り、12-8で白星発進を飾った。