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【渡辺パイプpresents第36回関東学生ラクロスリーグ戦】決勝戦:明治学院大学 vs 慶應義塾大学

  • ■ 大会名:渡辺パイプpresents第36回関東学生リーグ戦
  • ■ 日程:2024年11月3日(日)
  • ■ 場所:駒沢オリンピック公園第二球技場

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
明治学院大学 1 1 2 1 5
慶應義塾大学 0 6 1 3 10

【得点者】

明治学院大学
#51 小峰拓真 2
#24 赤毛丈真 1
#17 上田大貴 1
#3 奥山廉汰郎 1
- -
- -
慶應義塾大学
#3 藤岡凛大 3
#11 大類慈英 2
#90 池田朋史 2
#7 田代豪 1
#9 落合優梛 1
#22 小川健 1

【レビュー】

1Q

決勝戦に相応しい晴天の中始まったこの試合、両者譲らず攻防が続く。試合開始5分、慶應義塾大学(以下慶應)#3藤岡凛大の裏まくりからの混戦の中、明治学院大学(以下明学)のファウルにより慶應はエキストラマンオフェンスの機会を得るも、シュートは明学#1岸洸輝のセーブにより阻まれる。試合が動いたのは開始11分30秒。裏でパスをもらった明学#51小峰拓真が右側から上がるところを明学#14城戸口桜輝のピックにより相手DFを剥がし、そのままの勢いで放たれた#51小峰拓真のシュートがネットを揺らす。その後は慶應がボールを握るも、明学#1岸洸輝のセーブもあり明学が1-0のリードで1Qを終える。

2Q

フェイスオフでファウルが起こり慶應ボールで試合が始まる。慶應#3藤岡凛大が明学DFを体で押し込み打ったシュートにより開始早々1-1に追いつく。その後も慶應の攻撃が続き、慶應#3藤岡凛大からボールを受けた慶應#90池田朋史は、裏まくりからシュートを放ち開始3分で2-1と勝ち越しに成功する。慶應は手を緩めることなく攻撃を続け、開始7分、慶應#9落合優椰のシュートが明学DFに当たり軌道が変わったボールがゴールに吸い込まれ3-1となる。その後のフェイスオフから始まった慶應OFでは、#11大類慈英のランニングシュートがネットを揺らし4-1にリードを広げる。開始11分には、慶應#90池田朋史がゴール裏から駆け上がりシュートを決め5-1とさらに突き放す。2Q終了間際、明学#29冨永勇輝のバックチェックによるボールダウンから#81岡野敢大がボールを拾い、#51小峰拓真にパスを繋げ一点を返すも、慶應もブレイクから慶應#22小川健が点を決め6-2で2Qを終える。

3Q

ハーフタイム明けのフェイスオフでDF#81岡野敢大を投入するも慶應に攻め込まれてしまった明学は、後半開始から間もなくゴール裏の慶應#3藤岡凛大のパスを受けた#7のスタンディングシュートを浴び早速の失点を喫した。その後しばらく両陣営DFの好プレーやOFのミスによりトランジションを重ね、3Q開始から8分、明学#24赤毛丈真がゴール左上より内に抜きつつ強烈なランニングシュートを叩きつけ、形勢逆転への橋頭堡を築いた。得点後のフェイスオフは明学が制するも、またも両陣営キャッチミスや好セーブでトランジションを重ね、3Q終了間近となったその時、ゴール左上から縦に走る明学#17上田大貴が慶應DFを背負ってロールダッジを切り、振り向きざまのショットを見事決めきりスコアを4-7とした。

4Q

クォーター開始時のフェイスオフで明学にボールを奪われるも、慶應DF#22が見事なチェックとグラウンドボールでOF陣にボールを繋げた。慶應のチームタイムアウト明け、明学DFの間隙をつきゴール裏の#90池田朋史がゴール右上至近の#3藤岡凛大にパスを出し、明学はなすすべなく失点、スコア4-8と突き放されてしまう。その後明学は一度慶應にボールを奪われるも、#8松田一輝がボールを落としたボールを#3奥山廉汰郎が拾い、自らダッシュでクリア、フィールドを縦断した勢いを載せて放たれたシュートは一度地に爆ぜてからクロスバー間際のネットを揺らした。明学はこの勢いを止めたくなかったが、得点後のフェイスオフで敗北を喫してしまう。続く慶應のOF、#7田代豪のクリース前へのパスは明学DFに阻まれるも、グラウンドボール争奪の混戦の中#11大類慈英がこぼれ球をゴールに押し込み得点、スコアを5-9とし、明学の反撃の勢いを削いだ。後がない明学は慶應のファウルや味方の好セーブ、パスカットによりOF機会に恵まれるもチャンスを活かしきることが出来ず、残り4分、慶應のチームタイムアウト明けから、ゴーリーもクリースを出て敵OFをシャットし果敢にボールを奪いにかかる。一度はボールを奪ったもののクリアに失敗してしまった明学は、引き続きゴーリーも敵OFをシャットし、パスの出しどころがないゴール裏の慶應#3藤岡凛大にロング二人がかりでプレッシャーをかけるが、慶應#3藤岡凛大の俊足について行くこと叶わず無人のゴールへボールを流し込まれてしまう。その後のフェイスオフ直後にゲーム終了を告げるホイッスルが吹かれ、2024関東学生リーグの優勝校は慶應義塾大学、準優勝は明治学院大学と決した。

執筆:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会 

赤坂晃太朗、島倉正弥

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