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【第32回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3準決勝女子】関西学院大学vs立命館大学

  • ■ 大会名:第32回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3準決勝女子
  • ■ 日程:2022年10月22日(土)
  • ■ 場所:たけびしスタジアム京都
  • 第32回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3準決勝女子がたけびしスタジアム京都で行われた。

    注目の対戦カードはファイナル3常連校の関西学院大学と昨年3年ぶりに1部リーグ昇格を果たし、ファイナル3進出を決めた立命館大学だ。本日から声出し応援可能なエリアが設けられたことから、両チームの活気ある応援に会場は大きな盛り上がりを見せ、フィールドで戦う選手たちの大きな原動力となった。

    確固たる強さを誇る関西学院大学と今年勢いに乗っている立命館大学、熱い戦いの末に決勝へと駒を進めるのはどちらか。

  • 関西学院大学

  • 立命館大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関西学院大学 4 3 2 4 13
立命館大学 0 0 2 1 3

【得点者】

関西学院大学
#50 秋川 桜 5
#91 東浦 綾 3
#28 八島 汐帆子 2
#20 濱中 舞 1
#55 島本 菜織 1
#77 平野 結万 1
立命館大学
#55 岸本 光 1
#68 玉山 美友 1
#72 川西 すみれ 1
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【個人賞】

  • 関西学院大学 #50 秋川桜

【コメント】

1Q:この試合最初のドローは立命館大学(以下立命館)が獲得するが、関西学院大学(以下関学)がすぐにボールポゼッションを取り返し関学ボールから始まった。試合が動いたのは開始2分。フリーシュートを得た関学#55島本がリスタートの笛と同時に走り込み、角度の無い場所からゴーリーのニアサイドを打ち抜き、この試合の先制点を挙げる。続けて開始7分、関学#91東浦が相手DFを華麗に躱してゴーリーの足元にシュートを打ち、2得点目を決める。その後、再び立命館は関学にゴールを脅かされるが、立命館#88富士岡のナイスセーブでピンチを切り抜ける。しかし開始12分、関学#55島本が2得点目と同じ形で立命館DFを崩し3得点目を決め、3-0となる。このまま第1Q終了かと思われたが関学の猛攻は止まらず、残り数秒の所で再び関学#91東浦がシュートを決め、4-0と大きく点差を広げ第1Qが終了した。

 

2Q:4点のビハインドを負った立命館は開始3分、立命館#68玉山のパスを受けた#2今道がシュートを打つが惜しくも枠外。それが関学のカウンターとなり、関学#50秋川からのパスを受けた#28八島がシュートを決め、5-0と点差を広げる。その後も関学がボールポゼッションを獲得し続け、何度も立命館ゴールに迫るが、立命館#88富士岡は粘り強くゴールを守り、味方の得点を待ち続ける。しかし、開始9分・12分と立て続けに関学#50秋川が連続で得点を挙げ、7-0と関学の大量リードで前半が終了する。更に点差を付けられた立命館は後半で反撃の糸口が掴めるか。

 

3Q:開始2分、ようやく立命館の得点が生まれる。立命館#90小野のパスを受けた立命館#68玉山が、ゴーリーの意表を突くようなシュートを決める。立命館の初得点となり、7-1と1点を巻き返す。このまま勢いに乗りたい立命館だったが、前半で圧倒的な強さを見せつけた関学が黙っているはずが無く、開始3分の関学#50秋川のフリーシュートにより、8-1と点差を7点に戻す。その後は関学のボールポゼッションが続き、幾度となく関学の得点のチャンスが到来するが、惜しくも得点には繋がらない。なんとか追いつきたい立命館は開始8分、立命館#72川西がフリーシュートを決め、8-2と再度点差を縮める。このまま点差を縮めたい立命館だが、関学の猛攻は留まることを知らない。開始10分、フリーシュートを獲得した関学#91東浦からのパスを受けた#50秋川がシュートを決め、9-2と関学が再び7点差に広げる。その後は一進一退の攻防が続いたが、両チームともに得点は生まれず、第3Qが終了する。果敢に攻め続けた立命館はこのQで初の得点を挙げるも点差は縮まらず、最終Qに移る。

 

4Q: 関学のマンアップから第4Qが始まる。開始2分、フリーシュートを獲得した関学は関学#55島本からのアシストにより関学#50秋川がこの日5得点目となるゴールを挙げ、それに続けて関学#91東浦は本日3得点目を挙げ、スコアは11-2とさらに点差を突き放す。関学の勢いは留まらず、開始5分、関学#7山下のパスから走り込んできた#77平野が勢いよく点を決め12-2。何としてでも点を返したい立命館は開始7分、マンダウンになりながらも奪ったボールをゴールまで繋ぎ、立命館#55岸本が得点を挙げ、12−3と点差を縮める。開始11分、関学#91東浦からゴール前でアシストを受けた#20濱中が華麗に点を決め、このまま13−3で試合終了した。

 

〈総括〉

関学は序盤から圧倒的なOF力を見せ続け、計13得点を挙げて勝利を収めた。一方で立命館は敗れはしたものの、後半に点を奪い返すなど最後まで諦めない姿勢を貫き通した。両校ともスタンドからの熱い声援が送られ会場内は一体となっていた。関学は次の決勝で同志社大学と対戦する。どちらが関西の王者となるか目が離せない。

 

Text by 日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会ゲームレポート班

Photo by 日本ラクロス協会広報部、日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会