スコアレポート

【スコアレポート】第12回ラクロス全日本大学選手権大会・男子2地区予選|岡山大学vs東北大学

  • ■ 大会名:第12回ラクロス全日本大学選手権大会・男子2地区予選(広島会場)
  • ■ 日程:2021年10月30日(土)
  • ■ 場所:広島県(福山市)福山通運ローズスタジアム
  • 2021年10月30日(土)、福山通運ローズスタジアムで第12回ラクロス全日本大学選手権大会・男子2地区予選 、岡山大学対東北大学の試合が行われた。コロナ禍から1年ぶりの開催となった本大会。両チームを応援する選手保護者、OBGなどが来場し、試合開始前から選手たちに熱いエールを送った。試合開始、先制点を制したのは岡山大学。開始早々岡山大学が流れを掴み東北大学を引き離す。必死に食らいつく東北大学、3Qで連続得点を決める。白熱する戦いに会場が湧く中、7-5で東北大学が岡山大学に迫る形で3Qを終える。最後は果敢に攻めこむ東北大学に対し、岡山大学が逃げ切る形で悲願の勝利を掴んだ。会場では様々な感染防止対策がされるとともに、初の二地区予選ライブ配信が行われた。午前に行われた女子の試合に続き、コロナ禍の苦難を乗り越え勝ち上がってきた両チームの熱い想いは、会場内だけでなくオンラインでも多くの人たちの心を打ったに違いない。

    素晴らしい戦いをした両チームの健闘を称えたい。

    熱戦を制した岡山大学は、11月7日(日)、第12回ラクロス全日本大学選手大会1回戦(仙台会場)に駒を進める。岡山大学の更なる活躍に期待している。

     

    Text by 日本ラクロス協会中四国地区事務局広報部次長 加藤梨子

  • 岡山大学

  • 東北大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
岡山大学 5 1 1 2 9
東北大学 0 1 4 2 7

【得点者】

岡山大学
#81 前田 裕介 3
#1 佐野 悠太 2
#2 永井 駿 1
#7 堀居 拓 1
#11 西山 哲也 1
#30 門 智哉 1
東北大学
#0 下地 拓 3
#10 片山 拓也 1
#32 後藤 景佑 1
#45 小山 大輔 1
#69 赤崎 弘明 1
- -

【審判】

主審 坂本 猛
副審 鷲北 真誠
副審 駿河 克己
CBO 篠原 将浩
BM 川上 賢太

【レビュー】

1Q 試合開始のフェイスオフは岡山。そのまま左サイドから岡山#2永井が粘り強い1対1を仕掛け、ファーストシュートで早々に先制点を挙げる。流れを掴んだ岡山は、クリアから岡山#81前田がゴール右横でボールを受けると、素早くシュートをねじこみ、2点目をあげる。勢いそのままに、MFの1対1が効果的な岡山はパス展開から岡山#1佐野が裏から持ち上がり、冷静に3点目を奪うと、立て続けに#7堀居のカットインで4点目。岡山#1佐野がトップからの粘り強い1対1でシュートを成功させ、5点目を奪う。東北はオフェンス機会はあるものの、決定機を決められず1Q終了。スコア5-0。

 

2Q 2Q開始のフェイスオフも岡山。序盤は膠着状態だったが、裏からのフィードから岡山#81前田がミドルシュートを突き刺して6点目を挙げる。東北はディフェンス時のファウルによりなかなか流れを掴めないでいたが、東北#0下地の1対1からシュートが成功し、1点を返す。しかし、2Qも流れを引き寄せることが出来ずに終了。スコア6-1。

 

3Q 3Q開始は一進一退の攻防が続いていたが、東北にチャンスが訪れる。数的有利の状態から東北#10片山がトップから持ち込みランニングシュートが成功。2点目を挙げ、4点差とする。徐々に流れが東北となり、岡山のディフェンスの戻りが遅くなってきたところを東北#69赤崎がトップから切り込み、シュートが成功。3点目を奪うと、東北がボールを支配するようになり、右サイドからの東北#0下地の1対1が決まる。4点目を奪い、その差を2点とする。その後もパスワークも冴え、ゴール前東北#32後藤のシュートが成功。たちまち1点差となる。3Q終了間際になると岡山も息を吹き返し、岡山#11西山の鮮やかな1対1が成功。そのまま3Qは終了し、スコア7-5。

 

4Q 4Q開始は岡山がフェイスオフを奪い、数的有利からのパスワークが冴え、ゴール前岡山#30門が難なくゴール上に沈めて8点目。岡山が流れを戻すと、混戦から岡山#81前田がシュートを決めて9点目を奪う。その後は両チームの攻防が続くも決定機を決めきれない。中盤から終盤にかけては東北の怒涛のオフェンスも岡山#3古川を中心に守り抜いた。試合終了間際は東北#45小山がシュートのこぼれ球を押し込み、6点目。東北#0下地も混戦から難しいシュートを成功させ、7点目を奪ったものの、スコア9-7で試合終了となった。東北は後半に勢いを取り戻したたみかけたが、終始安定した力を出し切った岡山が逃げ切った。

Text by 日本ラクロス協会中四国地区事務局普及部次長兼強化部次長補佐 川本達弥

photo:日本ラクロス協会中四国地区事務局広報部 前田葵、酒井花乃

【ギャラリー】

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