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第20回ラクロス全日本選手権 準決勝 男子

  • ■ 大会名:第20回ラクロス全日本選手権 準決勝 
  • ■ 日程:2009年12月13日(日)
  • ■ 場所:鶴見緑地球技場
  • スコア

    チーム
    1Q
    2Q
    3Q
    4Q
    TOTAL
    関西学院大学
    2
    2
    0
    1
    5
    VALENTIA
    3
    2
    5
    3
    13

    得点者

    関西学院大学 VALENTIA
    #10 金田晃 (3) #10 村松哲周 (3)
    #58 廣田啓次郎 (2) #6 小林潤 (2)
    #7 須藤耕太郎 (2)
    #44 島袋秀隆 (2)
    #2 野口洋平 (1)
    #12 末木信丈 (1)
    #36 長江秀 (1)
    #89 平野洋三 (1)

【スコア】

【審判】

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主審 布施昌也 副審 久保田菜穂 志水研太郎 CBO 稲垣和彦 BM 野村陵

【レビュー】

寒々とした曇り空の下、第20回ラクロス全日本選手権大会準決勝、VALENTIA(以下、VAL)対関西学院大学(以下、関学)が鶴見緑地球技場にて行われた。クラブチーム1位対学生2位の試合。日本代表選手を多く有するVALが社会人王者の意地を見せるか、学生選手権で熾烈な接戦を繰り広げた関学がこのまま勢いを見せるか、日本中の注目が集まる中、試合が始まる。

 第1クォーター、最初にシュートを打ったのはVAL。関学も攻撃を仕掛けるも試合は動かない。VALは、裏からのパスを受けて#12末木がシュートを決め先制点を挙げると、それに負けじと関学#58廣田のダイナミックなランニングシュートで関学が同点。その後、両チーム得点のないまま試合は進むが、関学#10金田がクイックシュートを決め逆転。しかしVALも、エキストラマンオフェンスで#44島袋が冷静に決め、再び同点とし、#36長江が得点したことでVALの1点リード。関学のエキストラマンオフェンスとなったところでクォーター終了となる。

 第2クォーター、関学はエキストラマンオフェンスを、関西決勝でも見せたトリックプレーでゴールを狙い、VAL翻弄させ、最後はゴール前にパスをつなぎ#10金田が得点。それに対しVALは、#6小林のクイックシュートや#44島袋の強引なシュートで関学を引き離しにかかる。クォーター終了間近、ツーマンダウンのチャンスを関学が得るも、VAL#13篠原のナイスセーブに二度も阻まれる。しかし、最後はグラウンドボールを気合で押し込み、前半を5-4で終える。

 第3クォーター、1点差で前半を終え両チーム差を広げたい中で、VALが流れを引き寄せる大きな1点を決める。その後VALペースでも、関学はブレイクを作ったり、ゴール前にパスを通すなどチャンスを作るが、生かすことができない。一方、VALはキレのある1対1から#10村松、#7須藤が続けて得点し、関学との差を広げていく。関学も流れを変えようと、ゴーリーも参加した攻めのディフェンスを展開しようとするが、VAL#6小林がゴーリーのいないゴールを狙ってシュートを決める。その後、VAL#10村松が追加点を挙げて、クォーター終了となる。

 第4クォーター、後がない関学は積極的にVALのゴールを襲いにかかる。ツーマンダウンのチャンスを得た関学は、#58廣田の豪快なミドルシュートを叩き込む。しかし、VALの勢いは止まらず、#89平野のミドルシュートやDF#2野口のサイドシュートにより関学を引き離す。その後、両チーム互いに熾烈な攻防を見せ、観客を魅了し続けた。結果として怒涛の攻撃を見せ、関学の攻守を打ち破ったVALが、13-5で勝利した。

 

 結果として13-5というスコアで終わったものの、中盤まではお互い熾烈な攻防で接戦を繰り広げた。関学はクリース前へのフィードや、ミドルシュートで積極的にゴールを狙ったものの、VALの攻守に阻まれ準決勝で姿を消すことになった。怒涛の攻撃により勝利したVALは、12月20日にある決勝戦に出場する。是非日本一を目指し頑張ってもらいたい。

 

【ギャラリー】