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第12回ラクロス全日本クラブ選手権大会・準決勝(女子)

  • ■ 大会名:第12回ラクロス全日本クラブ選手権大会・準決勝(女子)
  • ■ 日程:2010年11月13日(土) 11:00試合開始
  • ■ 場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
  • スコア

    チーム
    1Q
    2Q
    TOTAL
    MISTRAL
    6
    8
    14
    Crazy Scorpions
    2
    0
    2

    得点者

    MISTRAL Crazy Scorpions
    #11 和田 亜紀子 (3)
    #30 深本 志保 (1)
    #5 橋本 有香 (2)
    #36 服部 香菜子 (1)
    #12 水野 華奈 (2)
    #15 矢澤 由季 (2)
    #1 中嶋 望 (1)
    #8 和田 さくら (1)
    #16 江川 順子 (1)
    #17 長岡 良江 (1)
    #38 長岡 美陽 (1)

     

【スコア】

【レビュー】

第12回ラクロス全日本クラブ選手権の女子準決勝、MISTRAL対Crazy Scorpions(以下クレスコ)の一戦が、大井ふ頭中央海浜公園第二球技場で行われた。  

 試合開始直後、MISTRALのファールによりクレスコボールスタートとなり、#36服部が両チーム通じてファーストシュートを放つ。しかしながら、MISTRALゴーリー#2内藤にはばまれ得点はならず。それでもルーズボールを取ったクレスコ#36服部がゴール裏からの1対1でゴールネットを揺らし、クレスコが先制点をあげる。1点を追うMISTRALは、次のドローを確実にとり、素早いパス回しでゴール前までつなぎ、#11和田が鋭いシュートを放つも惜しくもバーに当たる。ルーズボールをクレスコが奪うも、クリアーミスにより再びMISTRALボールに。その後も、互いにシュートミスやクリアーミスが出てボールが動く中、ゴール前でファールをもらったMISTRAL#11和田がゴールを決め、同点に追いついた。次のドローもMISTRAL#24両角が取り、ミストラルが得意とする早いパス回しの展開に。ゴール裏#5橋本からのアシストパスを、ゴール前#15矢澤が見事に決め2-1に。その次のドローもMISTRALがキープすると、次第にMISTRALの攻撃時間が長くなっていく。#5橋本が3点目、4点目と連続得点をあげ、4-1。次のドローはクレスコが取るものの、MISTRALのゴール前の堅いDFに阻まれ、シュートまで持っていくことができない。逆にゴールを奪ったMISTRALは、#16江川からのラストパスを#12水野が受けシュートを確実にきめ、5-1。前半ラスト5分は、互いにファールやクリアーミスが目立ち、決定的な場面が作れない。そんな落ち着かない状況を打破したのは、クレスコ。#14西村からのパスを受けた#30深本がシュートを決め、クレスコに待望の2点目をもたらす。これで流れは分からなくなったと思った前半終了間際、MISTRAL#17長岡(良)の絶妙なパスが、#16江川に通る。パスを受け、ゴール前でフリーとなった#16江川が、前半終了のホイッスルと同時にゴールを決める。両チームにとって以後の試合の流れを左右する大きな1点となった。

 MISTRAL4点リードのまま後半開始。最初のドローはMISTRALが取り、#38長岡(美)が1対1からそのままシュートを決め、5点差とリードを広げる。なんとか追いつきたいクレスコだが、MISTRALのライドに阻まれ、ボールが中々センターラインを越えられない。また、オフサイドの繰り返しで、グリーンカードを出されるなど厳しい局面が続く。そんな中、MISTRALはゴール前でのポゼッション時間を保ち、#1中嶋、#11和田、#15矢澤と次々とゴールを奪い、10-2に。クレスコもしぶとくドローを取り、#8多久島がシュートまでもっていくなどチャンスを作るも、得点を奪えない。後半ラスト10分、MISTRAL得意の速攻の形が見える場面が多くなり、更に得点を重ねていく。#12水野、#17長岡(良)がシュートを決め、12-2。クレスコのファールからフリーポジションを得た#8和田(さ)も、1対1でシュートまで持ち込み13-2とする。MISTRALの14点目は、クレスコのクリアーミスから中盤、ゴール前と速攻でつなぎ、#11和田が本日最多得点となる3点目を決める。最期のドローはクレスコが取り、西日本代表の意地をみせるも、そのまま試合終了。

 試合結果は、14-2と得点差がついたものの、両者とも果敢に相手ゴールに攻め続ける見応えのあるゲームであった。