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第18回全日本クラブ選手権大会:1回戦(男子・大阪会場)

  • ■ 大会名: 第18回全日本クラブ選手権大会:1回戦(男子・大阪会場)
  • ■ 日程:2016年11月13日(日)
  • ■ 場所:大阪府(堺市)・金岡公園陸上競技場
  • チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
    ACL [関西1位]
    (エーシーエル)
    1 6 4 7 18
    BARBARIAN LIGHTS [中四国1位]
    (バーバリアンライツ)
    1 1 2 2 6

    得点者

    ACL BARBARIAN LIGHTS
    #42 井上 将徳 (5) #32 佐々木 亮太 (3)
    #1 忠平 裕司 (4) #9 坂本 良太 (1)
    #10 大橋 克馬 (2) #24 脇川 太一 (1)
    #11 脇 孝典 (2) #92 川崎 康太 (1)
    #12 春山 貴紀 (2)
    #14 吉田 勲雄 (2)
    #31 伊藤 圭祐 (1)

    審判員

    主審 坂本 猛
    副審 布施 昌也
    塔本 浩平
    CBO 山本 洋輝
    ベンチマネージャー (確認中)
  • ACL(エーシーエル・白)

  • BARBARIAN LIGHTS(バーバリアンライツ・青)

【スコア】

【審判】

【レビュー】

11月13日(日)・金岡公園陸上競技場にて、穏やかな気候の中、第18回ラクロス全日本クラブ選手権大会1回戦を開催した。試合は関西クラブリーグ男子1位ACLと中四国クラブリーグ男子1位BARBARIAN LIGHTS(以下、BL)という対戦カードであり、準決勝への切符を賭けて両者とも絶対に負けられない戦いとなる。

1Q
 フェイスオフは混戦でのグラウンドボールの中、ACLが拾いきるが、その後のシュートをBLゴーリー#31の好セーブに阻まれる。序盤からACL優位の展開が続き、ACLのオフェンス陣がシュートを撃ち続けるが中々コースに決まらない。BLはACLの激しいライドにより中々クリアを上げきることができないでいたが、1Q残り10分でロング(DF)のランクリアからのパスにより、BL#92川崎のシュートが決まる。長いディフェンス時間で苦しい展開の中、最初の混戦を制したのはBLであった。
 ACLは#14吉田(勲)、#17吉田(章)と攻撃的なロング陣がオフェンスエリアまで上がってきて、鋭いシュートが放たれるがそれでもゴールを割ることができない。しかし残り時間2分30秒でACLのAT#1忠平によるシュートが決まり、BLの堅い守備が破られる。その後もACLが怒涛の勢いで攻め続けBLゴーリー#31との1対1でのシュートシーンもあったが、BLゴーリー#31による好セーブによりここでもネットを揺らすことができなかった。そして1Qは1−1の同点で終わる。

2Q
 ここでもフェイスオフを制したのはACL。1QはBLのゴーリー#31の好セーブが際立つ展開であったが、ACLゴーリー#18徳舛も負けていない。BLのゴール裏からサイドへのパスをカットし、BLに攻めの機会を与えず。その後、ACL#42井上のゴール裏からの1対1によりACLは2点目を奪い取る。立て続けにACL#12春山によるシュートが決まり、その後フェイスオフブレイクでACL#42井上のスコアとACLのペースとなる。
 BLはタイムアウトを取りなんとか流れを変えようとするが、その後も一方的なACLの攻めが続く。素早いパス回しの中でゴール右上からACL#31伊藤のシュートがスコアとなる。ACL#10大橋はライドにきた相手MFのマンを逆に弾き飛ばす力強さも見せる。残り時間4分でACL#1忠平がセーブで弾かれたボールをスクープしてスコア。さらに残り時間2分でクリース前のアシストパスをキャッチしたACL#11脇によるスコア。
 しかし、BLは2度目のタイムアウトを取り、その後、残り時間1分でBL#32佐々木がゴール裏からの1対1で相手ディフェンスのオーバーヘッドチェクをかわしてスコア。2QでBLは7−2と1Qから差を広げられたが、前半最後の1得点から何とか流れを持っていきたいところである。

3Q
 3Qが始まり、BLはMF#9坂本を起点に落ち着いた攻めを続けボールをキープする。そして#32佐々木によるゴール裏からの1対1によりスコア。後半も先制点を先取したのはBL。このまま流れを取り戻したい。
 BLは攻め急がず着実にボールをキープするが、ACLのスキのないディフェンスを中々こじあけられず、逆に残り時間9分でランクリアをあげてからの素早いパス回しでACL#1忠平によって得点を奪われてしまう。
 残り時間7分でBLのチームタイムアウト。そろそろ攻めに転じなければ苦しい時間帯となってきた。ACLロング陣の激しいプレッシャーにより、中々攻めの機会を得られずにいたが、残り時間4分20秒にてBL#32佐々木がゴール裏からの1対1によるスコア。しかしACL#10大橋によってすぐに得点を返されてしまう。BLは中々点差を埋められない。さらにACLロング#14吉田(勲)のトップからの力強いシュートが決まり、3Q終了直前にはゴール右上からACL#42井上のシュートが決まる。3Q終了してのスコアは11-4でACLがリードを守る。

4Q
 開始早々にACL#14吉田(勲)がフェイスオフで転げたボールを素早くスクープし、そのままゴール前まで切れこんで放ったシュートがスコアとなる。BLもまだ諦めていない。BLの#24脇川がACLのディフェンスが右サイドに偏っているところの隙を突き、逆サイドでパスをもらってシュートを決めスコア。さらにBLは#9坂本がゴール横の1対1からのシュートを放ちスコア。
 しかしその後ACL#11脇の右上からのシュートがスコアとなり、BL#24脇川がフェイスオフブレイクでシュートを放つもACLゴーリー#18徳舛の好セーブに阻まれる。
 ACL#1忠平が勢い良く中に切れ込みシュートしスコア。その後も激しい攻防が続くが、ACL#42井上がスコア。フェイスオフ後ACL#14吉田(勲)がスクープして中に切れ込み、先程はトップからのシュートで得点を挙げたが今度はパスを選択し、フリーになっていたACL#42井上がシュートでスコア。ゴール左上からACL#10大橋の力強いシュートがスコア。ゴール前のグラウンドボールを素早く拾いACL#12春山がそのままシュートを放ってスコアと関西王者ACLの勢いは止まらない。
 残り時間1分での試合終了間際、BLの#32佐々木に対し、ACLのロング陣は大量にリードをしているにも関わらず、ダブルチームでプレッシャーをかけてボールを落としにかかる。ACLの凄まじい攻めへの意識であるが、BL#32佐々木はこの猛攻をかわしきり、ゴール横でシュートを放つ。しかしゴールを割ることはできなかった。その後、試合終了のホイッスルがなり18-6でACLの勝利となった。

 これにより、ACLは11月19日(土)に、東京都(品川区)・大井ふ頭中央海辺公園第2球技場にて行う第18回ラクロス全日本クラブ選手権大会・準決勝戦へと駒を進め、東日本クラブリーグ戦男子1位のFALCONS(ファルコンズ)と対戦する。

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