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第4回全日本ラクロス大学選手権大会・決勝戦(女子)

  • ■ 大会名:第4回全日本ラクロス大学選手権大会・決勝戦(女子)
  • ■ 日程:2012年11月25日(日) 14:30試合開始
  • ■ 場所:東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場
  • 慶應義塾大学(白) vs 金城学院大学(緑)

  • 慶應義塾大学

  • 金城学院大学

【スコア】

チームや大学名 前半 後半 合計
慶應義塾大学 7 7 14
金城学院大学 4 4 8

【得点者】

慶應義塾大学
#99 出原由佳子 5
#3 小川絵里子 3
#33 廣野マキ 2
#87 佐野由佳 2
#0 谷山なつき 1
#88 川村真央 1
金城学院大学
#11 部田恵理華 2
#49 中島ゆめの 2
#14 澤木志歩 1
#29 菅田朱音 1
#37 近藤みな 1
#88 加藤ふたば 1

【個人賞】

最優秀選手賞 #3 小川 絵里子(慶應義塾大学)
優秀選手賞 #49 中島 ゆめの(金城学院大学)

【審判】

主審 平野 倫子
副審 宮崎 彩
副審 森山 さやか
副審 喜嶋 志穂子

【レビュー】

2012年11月25日(日)、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場にて、第4回全日本ラクロス大学選手権大会の決勝戦を行った。女子の決勝戦は関東学生リーグ戦1位の慶應義塾大学(以下、慶應) VS 東海学生リーグ戦1位の金城学院大学(以下、金城)が試合を行った。決勝戦にふさわしい天気の良さと冬が近づく寒さの中、女子の日本一をかけた戦いが始まった。

両大学の選手紹介後、大声援が響く中、14時30分にドローで試合開始。
試合開始直後チャンスは慶應にやってくる。ドローを獲った慶應はパスを繋げ金城ゴールへとボールを運ぶが、それを阻止したい金城がブロッキングのファールを犯してしまい、慶應#22飯豊がボールを持つ。#22飯豊がボールを運び、ゴール裏にいた#99出原にパスが渡ると、ゴール裏から1対1を仕掛けシュート、慶應が先制点を奪う。
奪われた点は奪い返すと金城。グラウンドボールを制しパスを繋ぎ攻めに行く。慶應は金城にボールを運ばせないようにディフェンスをするが、3秒ルールのファールを犯してしまう。フリーシュートのチャンスを得た金城#11部田がシュートを決め、1-1で同点となる。
その後、フリーシュートなどシュートチャンスを得る慶應であるが、金城のディフェンスやゴーリーに阻まれ、なかなか得点とは結びつかない。両大学、なかなか攻めきれない中、グラウンドボールを拾った慶應#0谷山から、#37後藤、#38細田、#87後藤へとパスが繋がり、ゴール正面からシュートを撃ち2-1となる。流れに乗って得点を決めたい慶應だが、そう簡単には得点にはならず、逆に慶應が出したパスを金城がインターセプトし、金城ボールとなる。ボールを運び、シュートに繋げようと、ゴール正面から右、ゴール裏へとパスを回す。そこで、ディフェンスが付かずフリーとなった#37近藤がゴール左上からシュートを撃ち、2-2となり、またしても同点に追いつく。
慶應#33廣野から、#3小川にパスが渡りシュートし3-2、金城#49中島から#11部田へのパスでシュートし3-3と、お互い譲らない戦いが続く中、デンジャラスチェックにより慶應#99出原にイエローカードが出てしまう。金城#11部田からゴール前へのパスにより#29菅田がシュート、3-4と金城が逆転する。
その後、両大学ともシュートチャンスを得るが得点にはならず。しかし、慶應がタイムアウトをとった後、流れは慶應へと傾いた。タイムアウト後#99出原がゴール裏からの1対1を仕掛けシュート、4-4に追い付く。金城も負けじとボールを運ぶがシュートチャンスは得られず、逆に慶應は#20小嶋からのロングパスでボールを#0谷山に繋げ、#3小川がシュートし5-4と勝ち越し。#3小川は本日2得点目。まだまだ得点を奪いに行く慶應は#99出原がゴール裏からの1対1でシュートを決め6-4とする。#99出原も本日2得点目。負けていられない金城も必死にディフェンスをするがファールを犯してしまい、再び慶應ボールに。#33廣野がゴール裏から#3小川にパスしシュートを決めるが、ここで金城がスティックチェックの申請をする。しかしスティックは合法と判定。ゴールが認められ7-4となる。#3小川は本日3得点目。その後、慶應はまだ攻撃を仕掛けに行くが、そこで前半戦終了となる。

慶應義塾大学vs金城学院大学慶應義塾大学vs金城学院大学

後半開始直後、金城のフリースペース・トゥ・ゴールの侵害により#33廣野がフリーシュートを得る。ここでシュートはせずゴール裏にパスを出し、そこから仕掛けた#0谷山がシュートし8-4となる。慶應の得点を阻止したい金城だがグリーンカードが出てしまう。そして、この後またフリーシュートを得た慶應#33廣野が、今度は自らシュートを撃ち、9-4と金城との点差をつけていく。
ここで金城はタイムアウトを取り、流れを引き戻そうとするが、またしても得点したのは慶應。ゴール裏から右上、中へとパスを回し#87後藤がシュートを決め10-4になる。金城も#21小川がシュートをするが、惜しくも得点にはならず。その後、慶應#88川村がシュートを決め11-4と金城を引き離していく。
流れに乗っている慶應だが、#88川村のシュートはゴーリーにセーブされ阻まれてしまう。反撃を開始する金城、パスを回しながらボールを慶應ゴールへと運んでいく。#11部田から#14澤木への中へのパスから点を決め、11-5とし、慶應を追いかける。これで流れを引き戻したい金城だが、#53河合にドローでの警告が出てしまい、慶應#41鈴木からのプレー再開となる。この後、慶應#99出原がフリーシュートを確実に決め12-5とし、金城を寄せ付けない。
得点後のドローから試合が再開されるが、ここでボールを獲ろう選手が接触し倒れてしまい、慶應は#22飯豊と#83鈴木が交代する。その後、金城#4松本にグリーンイエローカードが出てしまうが、慶應はインザクリースのファールを犯し、ボールはゴーリーからとなり金城の攻撃に変わる。このチャンスを逃さない金城、#88加藤がシュートを決め12-6となる。
しかし、慶應はタイムアウト後、#50福井が金城のディフェンスにも負けないキープ力を見せる。そしてまたしても慶應#33廣野がフリーシュートのチャンスを得ると、これを決めて13-6となる。さらに金城を引き離そうとする慶應は、#99出原がフリーシュートを決め14-6と点差を広げていく。
金城のタイムアウト後、金城が流れを引き戻す。シュートを決めたい金城は、#49中島がゴール裏からクリース際を回って倒れながらも執念のシュートを決めると、会場には歓声が沸き、14-7となる。これだけでは終わらない金城は、#49中島が1対1で慶應のディフェンスをどんどん抜いていきシュートを決め14-8。点差を縮めるが惜しくもここで試合終了となる。

14-8で慶應義塾大学が決勝戦を制し、初優勝を飾った。
午前に行った男子決勝戦と、この女子決勝戦で、慶應義塾大学が男女共に優勝を決めた。

慶應義塾大学vs金城学院大学慶應義塾大学vs金城学院大学
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