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第5回全日本ラクロス大学選手権大会・決勝戦(男子)

  • ■ 大会名:第5回全日本ラクロス大学選手権大会・決勝戦(男子)
  • ■ 日程:2013年12月1日(日) 11:30試合開始
  • ■ 場所:東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場
  • 早稲田大学(白) vs 神戸大学(黒)

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  • 神戸大学

  • 早稲田大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早稲田大学 3 2 2 2 9
神戸大学 1 1 3 1 6

【得点者】

早稲田大学
#1 忠平裕司 3
#69 大場卓次 2
#7 柳田諒 1
#28 倉田將史 1
#36 須賀航平 1
#94 岸本僚介 1
神戸大学
#7 辻純一郎 2
#19 沖田涼 2
#1 井上将徳 1
#10 亀田孝裕 1
- -
- -

【個人賞】

最優秀選手賞 #1 忠平 裕司 (早稲田大学) MF
優秀選手賞 #2 渡里 隆志 (神戸大学) G

【審判】

主審 藤田 薫伸
副審 小池 智
副審 鷲北 真誠
CBO 中筋 源太
ベンチマネージャー 海掘 義博

【レビュー】

2013年12月1日(日)に、東京都(世田谷区)駒沢オリンピック公園陸上競技場にて、第5回全日本ラクロス大学選手権の決勝戦を行った。
全国から多くのラクロスをしている人が集まり、晴天の下とても雰囲気がいい中で試合が行われた。

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1Q  
フェイスオフ時の神戸大学(以下、神戸)のルーズボールホールディングにより、早稲田大学(以下、早稲田)のボールから試合スタート。早稲田のオフェンスが始まり、#7柳田諒、#2堤光一がシュートを撃つも、得点には繋がらず、ボールダウンから神戸へボールが渡るも、早稲田が取り返し、再びシュートに繋げるも得点にはならず。その後も早稲田は#31有村祐次郎、#8伊藤大貴、#6池田尚太郎などがシュートを撃つも決めきれない。神戸のオフェンスでは早稲田のホールディングによるエキストラマンオフェンスもあり、#11阪口誠人、#14中村直哉らがシュートまで攻めるが得点にはならず。
その後両チームの攻防が続く中、試合開始12分頃、神戸#19沖田涼選手が放ったシュートにより神戸が先制点をとる。流れに乗りたい神戸大学だが、14分ごろ、早稲田ディフェンスによりボールを奪われそのままの流れで#69大場卓次にシュートを決められ1-1の同点に。その後の16分ごろにはまたしても早稲田#69大場卓次選手がシュートを決め1点の差がつく。それからは早稲田のオフェンスが続き、19分ごろの#1忠平裕司のシュートにより3点目が決まり、早稲田が2点差をつけ第1クォーターが終了。

2Q  
開始早々早稲田#28倉田將史が4点目となるシュートを決める。その後も早稲田の猛攻が続く。神戸も攻めるも早稲田が優勢のまま7分が経過し、オフィシャル・タイムアウトが取られる。タイムアウト終了後すぐに早稲田の#1忠平裕司がシュートを決め5点得目。神戸との差を4点と引き離す。さらに得点を引き離したいところだが、両チーム得点には繋がらず、一進一退の攻防が続く。しかし、19 分ごろ、早稲田のシュートを神戸ゴーリーの#2渡里隆志がセーブし、クリアを成功させ、#19沖田涼がシュートを決め2点目をとる。早稲田5点、神戸2点で第2クォーター終了。

早稲田大学応援席神戸大学応援席

3Q
神戸大学がフェイスオフを制す。その勢いのまま開始2分にクリアをうまくつないで#1井上将徳が得点を決める。このまま神戸の流れになると思えたが、早稲田がグラウンドボールの奪い合いを制し、それをつないで#7柳田諒が冷静に得点をきめる。これで試合の流れは早稲田になる。5分には、#36須賀航平がブレイクから得点を決め、その5分後、もう一度#36須賀航平が一人かわしてランニングシュートを決める。しかし、神戸のスティクチェックの要請により、早稲田#36須賀航平のスティックが規定に反するものとみなされこの得点は無効となり、さらに早稲田は3分間一人少ない状態で戦わなければならなくなった。
このチャンスを生かしたい神戸は#10亀田孝裕がシュートを決める。第3Q終了間際にも神戸#7辻潤一郎が二人抜いてシュートを決め、怒涛の追い上げをみせる。ここで第3Qが終了し、スコアは7-5で早稲田が2点リードで第4Q を迎える。

4Q
早稲田がフェイスオフを制す。開始2分、神戸#7辻潤一郎のスラッシングのファールにより早稲田のエキストラマンオフェンスとなる。早稲田#8伊藤大貴、#7柳田諒がシュートを放つも得点することができずにエキストラマンオフェンスを終えてしまう。このピンチを乗り切った神戸は#7辻潤一郎がバウンドシュートを決めて早稲田との差を1点差に縮める。
なんとしても追いつきたい神戸だが、早稲田#7柳田諒、#94岸本僚介に連続で決められて点差を3点に広げられてしまう。そこからは両チーム、疲れからかミスが増えてなかなか得点を奪えずに時間が過ぎていく。試合終了間際、最後まで諦めない神戸は、#7辻潤一郎にボールを集めるが早稲田の堅い守りから得点することができない。ここで、試合終了のホイッスルがグラウンドに鳴り響いた。それと同時に両チームの選手たちには惜しみない拍手が送られ、歓声の沸き上がる中、早稲田大学が9-6で大学日本一という栄光を手に入れた。

そして最優秀選手賞は、早稲田大学#1・MF・忠平裕司選手、優秀選手には、神戸大学#2・G・渡里隆志選手が選ばれた。この大会では過去に関東勢が圧倒的な強さを見せてきたことが多かったが、それは徐々に縮まっていると思える。来年はどこの大学がこの舞台でどのような試合を見せてくれるか楽しみである。

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【ギャラリー】