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第25回ラクロス全日本選手権大会:決勝戦(男子)

  • ■ 大会名:第25回ラクロス全日本選手権大会:決勝戦(男子)
  • ■ 日程:2014年12月21日(日) 11:00試合開始
  • ■ 場所:東京・江戸川区陸上競技場
  • スコア

    チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
    慶應義塾大学(大学選手権1位) 1 1 3 3 8
    FALCONS(クラブ選手権1位) 5 4 8 7 24

    得点者

    慶應義塾大学 FALCONS
    #8 木島 薫 (2) #7 高橋 涼輔 (5)
    #3 脇坂 俊輝 (1) #90 関根 幹祐 (5)
    #4 田浦 貴大 (1) #1 大庭 茂浩 (2)
    #9 林 貴人 (1) #13 橋本 立輝 (2)
    #30 居塚 大岳 (1) #18 佐保田 裕介 (2)
    #39 高橋 純 (1) #45 金井 健太郎 (2)
    #89 大西 博也 (1) #4 畠山 昂太 (1)
    #5 石黒 哲雄 (1)
    #22 夏目 聖矢 (1)
    #51 林田 健太 (1)
    #97 齋藤 胤太 (1)
    #99 小原 正士 (1)

    審判員

    主審 宮地 圭
    副審 坂本 猛
    藤田 薫伸
    CBO 中筋 源太
    ベンチマネージャー 赤沼 達彦

【スコア】

【個人賞】

  • 最優秀選手賞 #90 関根 幹祐(FALCONS)

  • 優秀選手賞 #8 木島 薫(慶應義塾大学)

最優秀選手賞 関根 幹祐(FALCONS)
優秀選手賞 木島 薫(慶應義塾大学)

【審判】

【レビュー】

慶應義塾大学(以下、慶應)、FALCONS(以下、ファルコンズ)の試合が始まった。

1Q
 開始早々、ファルコンズ#4畠山のスラッシングにより1分間のエキストラマンオフェンスとなった慶應は#7井上のシュートを中心にファルコンズのゴールを攻めたてる。すると開始2分が経とうとする時、ゴール左上から慶應#30居塚が1対1を仕掛け、中に抜きランニングシュートが決まる。1-0。慶應の先制点で試合が動いた。その後は両者一進一退の攻防が続く。
 5分、ファルコンズ#2小畑のゴーリーセーブによりポゼッションが替わると、素早く前につなぎゴール左上の#90関根へ渡り1対1、対面の慶應DFを抜き去りシュートを決める。

 同点に追いついたファルコンズは徐々にペースをつかみ、丁寧なパス回しでチャンスを伺う。そしてファルコンズは、8分に#99小原が、10分に#7高橋が連続で決め、スコア1-3と点差を広げる。
 慶應は#2安藤のゴーリーセーブなどでこらえるも、14分に左上から#90関根に、18分に#18佐保田の技ありシュートを決められ苦しい展開となる。スコア1-5。
 終了間際に、慶應はスラッシングを犯し、悪い流れを断ち切れぬまま第1Qを終了した。

2Q
 2Qに入るも、エキストラマンオフェンスで始まったファルコンズが主導権を握る。#90関根、#22夏目、#9継などがゴールを狙うも慶應・#2安藤のナイスセーブに阻まれる。3分、慶應・#17河村がグラウンドボールをすくいターンオーバー、慶應に流れを呼び込む。続く展開で#89大西がゴール裏から1対1をかけて左下パイプラインからクリースへパス。クリースで構えていた#3脇坂が難なく決めた。スコアは2-5。
 しかし、ファルコンズのペースは変わらなかった。9分、ファルコンズのゴール裏で発生したグラウンドボールを早い展開で前へ運び、ハーフライン近くでボールを受けた#4畠山がそのままかけあがりクリース前でシュートを決める。その後ファルコンズは11分、13分、15分にも得点を決め、第2Q終了スコアは2-9。終始ゲームを支配していたファルコンズがリードを広げて前半を終えた。

3Q
 2Qが終わる前にファルコンズがオフサイドの反則を犯したため、慶應のエキストラマンオフェンスから3Qがスタートした。しかし、ファルコンズの堅いディフェンス陣に抑えられシュートまで行けない。チャンスを作ろうとパスを回すが、ゴール右横でキャッチミスをしてしまいファルコンズのターンオーバーとなる。
 4分、ファルコンズはゴール左裏の#5石黒から左上の#22夏目、右上の#1大庭とパスを繋ぎ、#1大庭が1対1をかけランニングシュートが決まる。スコアは2-10。慶應は7分にエキストラマンオフェンスで、#9林のスタンディングシュートで1点返すも、8分、9分、10分、12分、14分、16分、17分と7連続失点を許してしまい苦しい展開となった。終了間際に慶應#8木島が2点返し、スコア5-17でクォーターを終えるも、ファルコンズはこのクオーター10本のシュートで8点を加え、決定力の高さを見せつけた。

4Q
 試合も残すところあと20分となり、一進一退の攻防が続く。両チームチャンスを作るも慶應ゴーリー・#2安藤、ファルコンズゴーリー・#2小畑が奮闘する。
 2分が過ぎたところで、ファルコンズ#22夏目がブレイクから点を取り差を広げる。しかし慶應もあきらめず点を取りに行く。5分、慶應のエキストラマンオフェンスでゴール右上から#4田浦のスタンディングシュートが決まる。その後のフェイスオフで#33陳野が勝ちブレイクを作る。#9林、#17河村、#3脇坂、#89大西とつなぎクリース前からシュート。2連続得点で慶應が息を吹き返す。

 その後は6分、8分にファルコンズが、10分に慶應、12分、13分、14分、15分、16分にファルコンズとラクロスらしい点の取り合う試合展開が繰り広げられ観客を魅力した。
 最終スコアは8-24。慶應も最後まで粘ったが、流れをものにし、点を決めきるところを確実に決めきったファルコンズが勝利した。

 

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