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第23回ラクロス全日本選手権大会・男子準決勝(東京会場)

  • ■ 大会名:第23回ラクロス全日本選手権大会・男子準決勝(東京会場)
  • ■ 日程:2012年12月9日(日) 11:00試合開始
  • ■ 場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場
  • 慶應義塾大学(白)

  • Stealers(黒)

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
Stealers(黒) 1 1 4 2 8
慶應義塾大学(白) 4 3 3 2 12

【審判】

主審 鷲北 真誠 副審 金子 剛之 宮田 輝星 CBO 浅村 憲郎 ベンチマネージャー 小林 和仁

【レビュー】

2012年12月9日、寒空の下、第23回ラクロス全日本選手権大会準決勝戦を大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて行った。顔を合わせたのは、全日本クラブ選手権を2位で突破し初の全日本選手権に出場したStealers(以下、Stea)と、全日本大学選手権を勝ち抜き学生日本一を勝ち取った慶應義塾大学(以下、慶應)。決勝戦進出をかけた一戦が大井ふ頭中央海浜公園第二球技場で幕を開けた。

第1Q、試合開始のフェイスオフを制したのはSteaであったが慶應ディフェンスの強いプレッシャーによりボールを奪われてしまう。その直後の2分、慶應#32前田のスタンディングシュートがゴールポストに当たりそのこぼれ球を#22藤澤が決め先制する。だがその直後慶應のオフサイドによりSteaはエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。だが慶應ゴーリー小畑のファインセーブに阻まれ、なかなかゴールネットを揺らすことができない。すると8分に混戦のグラウンドボールから慶應#27粟田が一人で持ち込みランニングシュートを決める。
ここから慶應は試合の主導権を握る。11分には、#22藤澤が本日2得点目となるミドルシュートを決める。さらにその1分後#33陣野から#9田中へのパスが通りそのままシュートを決め4-0と一気に差を広げる。しかしSteaも簡単には引き下がらない。ゴール前でボールを受けた#99渡邊が決め、4-1で第1Qを終える。

第2Q、先に点を取ったのは慶應であった。#9田中がゴール前でパスを受け本日2得点目となるシュートを決めた。その直後に#9田中が本日3得点目となるゴール前でのシュートを決める。その後両者ともに猛攻をしかけるもなかなか得点につながらない。だが15分、Steaのパスミスから慶應にチャンスが生まれ#15岡本がゴール前でシュートを決める。これで3Qも終了かと思われたが、残り時間僅かなところでStea#22高橋が執念のダイビングシュートを決め、7-2の慶應リードで2Qが終了する。第3Q、ハーフタイム中のスティックチェックで慶應#33がアンスポーツマンライクコンダクトのファウルを犯し、Steaのエキストラマンオフェンスから始まる。ここからSteaが怒涛の追い上げを見せる。3Q開始2分、#44松下の得点を皮切りに、#44松下のミドルシュート、#10籾山のクリースでのシュートで3連続得点し、7-5と一気に差を縮める。このままSteaが試合の主導権を握るかに思われた。
10分にStea#13池田のスラッシングと慶應#9田中のアンスポーツマンライクコンダクトにより、両チーム1人少ない9人の状態になる。その直後Stea#40泉のスラッシングにより、Steaがさらに1人少ない8人の状態になる。このチャンスを活かし、慶應は#3脇阪の豪快なミドルシュートが決まり流れを引き寄せる。その後慶應#3脇阪の連続得点となるゴール前でのシュートが決まり9-5とまた引き離す。しかし離されたくないSteaは16分に#15清家が遠目から豪快なミドルシュートを決め必死に追いかける。だが残り時間が僅かになったところで慶應#9田中が本日4得点目となるシュートを決め10-6で第3Qが終わった。

第4Q、何としても追い着きたいSteaは猛攻を仕掛けるも、このクウォーターから入った慶應#1安藤のファインセーブに阻まれる。4Q開始3分、慶應#8斉木のランニングシュート、8分#22藤澤のゴール前でのシュートが決まり、Steaは12-6と離されてしまう。
意地を見せたいSteaは12分#13池田がミドルシュートを決める。その後一進一退の攻防が続いた。その後Stea#99渡邊が鮮やかにシュートを決め追い上げを見せるも12-8で試合終了、慶應が決勝戦への切符を手にした。

決勝では、慶應は、全日本選手権5連覇を狙うFALCONSとの対戦になる。慶應の16年ぶりの王座奪還に是非とも期待したい。
(慶應義塾大学が出場するラクロス全日本選手権大会・決勝戦は、12月16日(日)に、東京・江戸川区陸上競技場で行われます)

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