スコアレポート

【スコアレポート】第30回ラクロス全日本選手権大会・男子|早稲田大学vs.FALCONS

  • ■ 大会名:第30回ラクロス全日本大学選手権大会・男子
  • ■ 日程: 2019年12月15日(日)
  • ■ 場所:東京都江戸川区江戸川陸上競技場
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    2019年のラクロス日本一を決める全日本選手権大会はFALCONSが個人技術の高さを見せつけ、12連覇という形で終了した。早稲田大学も絶対王者のFALCONSに対して、シュートを多く放ち、3Qでは、2点差まで詰め寄るも、その後は決めきれず、悔しい結果となった。

    会場にもたくさんの観客が詰めかけ、日本のラクロスの高い技術が繰り広げられる度に、歓声が上がり、非常に白熱した試合となった。2020年の日本ラクロス界がどのようになっていくのか、今後も期待させられるような1戦だった。

    Text by 全日本選手権大会 実施本部 広報局ウェブSNS班 大畑陽菜乃

  • 早稲田大学

  • FALCONS

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早稲田大学 1 1 2 0 4
FALCONS 4 1 1 3 9

【得点者】

早稲田大学
#7 青木 俊汰 1
#13 中小路 渉 1
#26 小野 泰輔 1
#33 中山巧 1
FALCONS
#7 金谷 洸希 2
#13 橋本 立輝 1
#44 松下 立 3
#91 本下 純 3

【個人賞】

MVP(最優秀選手) FALCONS#44  松下 立
VP(優秀選手) 早稲田大学#26 小野 泰輔

【審判】

主審:金子剛之、副審:佐々木菜摘、伊藤幸太、CBO:宮地圭、BM:中畑健

【レビュー】

1Q:試合開始のフェイスオフは、早稲田が取る。早稲田のポゼッションが続き、ゴールに迫るが、点が決まらないまま、FALCONSボールに変わる。クリアをあげてから間もなく、FALCONS#44松下が先制点を挙げる。試合再開のフェイスオフもFALCONSが取り、FALCONS#91本下の技術の高さを見せつけるようなシュートが決まり、2-0、FALCONS、2点リード。早稲田がたまらずチームタイムアウトを取る。タイムアウト明け、早稲田のポゼッションになる。FALCONSのファウルにより、早稲田がエキストラマンオフェンスのチャンスを掴み、早稲田#26小野が左上から、ゴールにシュートを突き刺す。1-2、FALCONS、1点リード。早稲田のファウルにより、FALCONSのエキストラマンオフェンスになる。FALCONSの速いパス回しから、FALCONS#7金谷が右上から、鋭いスタンディングシュートを決め、1-3と早稲田を突き放す。その後もFALCONSのポゼッションが続き、#91本下がクリース付近の角度のないところから、シュートを決め、1-4、FALCONSのリードが続く。その後は早稲田のポゼッションとなり、シュートを狙っていくが、決まらず、1-4、FALCONS、3点リードのまま1Q終了。

2Q:2Q開始、早稲田のポゼッションが続く。シュートを打つが、FALCONSの堅い守りに阻まれ、FALCONSのボールとなる。FALCONSが攻撃を仕掛けていく中、FALCONS#44松下が、2得点目を挙げる。その後は、ターンオーバーが続く。早稲田がFALCONSのボールダウンをすくい、早稲田ボールにする。そして、早稲田#0岡田をはじめとして、ゴールに迫っていくが決まらず、FALCONSのボールとなる。FALCONS#0砂川がロングスティックを華麗に操り、観客を魅了する。FALCONSのパスミスから、早稲田ボールになると、早稲田#13中小路が華麗にDFを交わし、シュートを決める。2-5、早稲田が追いかける展開が続く。FALCONSのチームタイムアウト明けのフェイスオフは、FALCONSが勝利。FALCONSのポゼッションが続くが、得点することができず、早稲田ボールに。FALCONSのファウルにより、早稲田のエキストラマンオフェンスとなるが、得点を決めきれず、2-5、FALCONSのリードは変わらないまま、2Q終了。

3Q:ハーフタイム明けは、早稲田のボールが続く。その後、得点は決まらず、FALCONSのボールになるが、早稲田がボールを奪い返し、また、早稲田の攻撃につなげる。ゴールに向かっていくが、FALCONSの守りによって、得点につなげられない。FALCONSのチームタイムアウト明けすぐ、FALCONS#13橋本がシュート。2-6、FALCONS、4点リード。フェイスオフ後、FALCONSのパスミスから、早稲田がボールを奪い、攻撃につなげる。早稲田の応援席も熱が入る。果敢にゴールに向かうが、シュートが決まらない。その後はFALCONSのボールになるが、相手のミスを突き、早稲田がボールを奪う。クリアも華麗につなぎ、早稲田#7青木が待望の追加点。3-6と、FALCONSを追いかける。フェイスオフ明けは、FALCONSの攻撃となるが、早稲田もFALCONSの攻撃を守り切り、早稲田が攻撃につなげていく。Q終了間際、早稲田#33中山が粘りの得点。会場も湧き上がる。そのまま、4-6。FALCONS、2点リードで、3Q終了。

4Q:最終Qのフェイスオフは、FALCONSが取る。早稲田がFALCONSのシュートを守り、攻撃につなげると、何度もゴールに迫っていく。シュートを打つたびに、会場も歓声が湧き上がるが、決められず、FALCONSがチェイスを取る。そのまま、FALCONSがボールを持つ中、FALCONS#44松下がシュート、4-7と早稲田を突き放す。フェイスオフ明けは、早稲田ボールとなり、攻撃を仕掛けていくが、なかなかFALCONSの堅い守りは崩れない。FALCONSがボールを奪い返し、FALCONSの攻撃に。FALCONSオフェンスは、早稲田のDFをものともせず、#7金谷がシュートを決める。4-8、さらにFALCONSがリードを広げる。フェイスオフ後は、FALCONSと早稲田が交互に攻撃を繰り返す展開となる。そんな中、FALCONSオフェンスがしばらく続く。そして、#91本下がクリース付近で得点。さらにリードを広げていく。そのまま、試合は終了。4-9でFALCONSの勝利。

Text by:全日本選手権大会 実施本部 広報局ウェブSNS班 大畑陽菜乃

Photo:日本ラクロス協会公認フォトグラファー 海藤秀満