スコアレポート

【スコアレポート】第11回ラクロス全日本大学選手権大会・準決勝|立教大学vs.南山大学

  • ■ 大会名:第11回ラクロス全日本大学選手権大会・女子準決勝(佐賀会場)
  • ■ 日程: 2019年11月24日(日)
  • ■ 場所:佐賀県(佐賀市)SAGAサンライズパーク球技場
  • 2019年11月24日(日)、佐賀会場のSAGAサンライズパーク球技場にて第11回ラクロス全日本大学選手権大会・準決勝戦女子の立教大学(関東学生1位)対、南山大学(東海学生1位)の試合が行われた。
    朝から天候が悪かったが、両大学とも雨を感じさせないほどの活気で盛り上がりを見せた。
    約1時間遅れて開始された試合では、南山大学の先制点から始まった。しかし関東を勝ち上がってきた立教大学が強い1on1で立教のラクロスを見せつけ5-1で1Qを終えた。2Q以降、南山大学も#2や#6の得点や#29のナイスセーブにより流れを引き寄せて逆転を狙うが終始、立教大学がその強さを見せる形となった。
    準決勝戦の後には中国・四国と九州の18’ユースの交流戦が行われた。地区特有のプレーや指導者の熱い声援が飛び交う中、4-2で九州ユースが勝利を納めた。試合後は地区同士で仲良く話す姿なども見られ、これからの学生リーグを担う選手たちにとてもいい機会となった。

    Text by 全学準決勝佐賀会場 広報班班長・橋本佳奈

  • 立教大学

  • 南山大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
立教大学 5 2 2 2 11
南山大学 1 1 1 1 4

【得点者】

立教大学
#2 櫻井 美帆 4
#1 大川 祐季 2
#3 前田 莉奈 2
#5 稲木 柚香 1
#14 安田 悠乃 1
#90 ジョーンズ 萌仁香 1
南山大学
#6 神田 真央 2
#7 眞野 桃子 2
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【審判】

主審:水野 史恵、副審:大久保 祐子、草刈 かなこ、TO:山田 恵子

【レビュー】

1Q:ドロー1本目、南山#2と立教#10のドローからゲームスタート。そのままクリアをつなぎ南山#6が中で粘り南山が1点目を先制。ドロー2本目、立教のファールにより南山#6のボールでスタートするもミスが続き立教ボールに。立教はG裏から中に顔出しした#3にパスが通り得点。立教1点目。ドロー3本目、ドロワー変わって南山#2対立教#2。ドロー立教がとって#2の1on1で得点。立教2点目。ドロー4本目、ドロワー変わらず立教#13がかき出されたGBをゲット。#5が裏の1on1で得点。立教3点目。ドロワー変わって#2対#10。GB南山が取って南山#2が1on1を仕掛けてショットまで持っていくが立教#0のナイスセーブより得点出来ず、続いて立教#2が強気な1on1を見せ得点。立教4点目。
ドロー6本目。ドロワー変わらず立教がGBゲット。良い形でブレイクを仕掛けるが南山#29のナイスセーブ。その後も南山のDFに攻めあぐねるが#3の1on1で得点。立教6点目。
ドロー7本目。立教ファールにより南山ボールで始まるがここで1Q終了。5-1で立教リード。

2Q:ドロー1本目、立教#10対南山#2。勢いよく飛んだドローはラインアウトにより立教ボールでスタート。立教#5のデンジャラスフォロースルーにイエローカードが出て立教マンダウン。このチャンスに南山が攻め立て、#7の1on1により南山2得点目。ドロー2本目、ドロワー変わって南山#2対立教#2。南山#2が自取りするもキープミスにより立教ボール。下の2on2など良い攻めを見せるが上から下へのパスを南山G#29のナイスインターにより南山ボール。南山もフリシューなど多くのチャンスを作るが決めきれずダウンボールを取られ立教ボール。#1の1on1で立教得点。立教6得点目。
ドロー3本目。南山#2対立教#10。ドロー上がってドロー周り南山#99がゲット。南山がファールを取られ、立教#1のフリシュー。これをしっかり決め立教7得点目。
ドロー4本目、ドロワー変わらずドロー上がって立教#8がゲット。その後もブレイクするもここは南山#29のナイスセーブ。ここで2Q終了。7-2で立教5点リード。

3Q:ドロー1本目。南山#2対立教#10。南山#2が自取りするもクリアを繋げきれず立教ボール。右下から立教#2のカットにパスが出てこれが決まり立教8得点目。ドロー変わらず、両チームのトゥーアーリーによりスローからスタート。これを立教#10がゲットするがパスキャミスによるダウンボールを南山#6がゲット。そのままボールを運び南山#6が1on1からショットを打つがゴーリーセーブで立教ボール。立教もFSでチャンスを作るが南山#29がナイスセーブを見せる。南山#2のナイス1on1で相手DFをくずし最後は#6がショットを決め南山得点。南山3得点目。ドロー3本目、ドロワー変わらず立教#8がゲット。立教は高い位置でボールを持ちゆっくりとゴールを狙う。南山もこれに対応し互いにクリアライドが続く。しかし立教がゴール裏から中#90にパスを通して得点。立教9点目。ドロー4本目。ドロワー変わらず立教#10が自取り。ボールを持ち無理することなくゴールを狙うが南山#29のナイスセーブにより南山ボール。南山は勢いよくゴールを狙うがここで3Q終了。9-3で立教6点リード。

4Q:立教のドロワー#10が上がったボールをそのままゲットし、立教ボールから第4Qが始まった。立教がボールを支配し、時間をかけて攻撃へと展開していく。#7のランクリからセットへ持ち込み、早いパス展開の中ゴールを狙うが、南山のDFがそれを許さない。長い攻撃を凌ぎ、#1のショットを南山のゴーリー#29がセーブ。#38にボールが渡り一気に駆け上がって自陣にボールを持ちこむ。南山も果敢にゴールに向かうがショットは決まらず。その後もターンオーバーが続き、双方ショットが決まらない展開となった。試合開始から8分、均衡を破ったのは立教だった。#2がゴール裏から1on1で攻め込み、ショットを決めて10-3と南山を突き放す。ドロー2本目。南山はドロワーを#6に変え、ドロー周りの#38がゲットし、繋いで#7が攻め込むが、ショットは決まらず。その後、南山#7のチャージングで、立教#9からリスタート。ゴール裏から中の#2に繋いでショットに持ち込むが、#29のナイスセーブで阻まれる。南山の攻撃も立教のゴーリー#0のインターで阻まれ、双方ゴーリーの活躍が光る。その後ターンオーバーが続き、立教優勢でゴールに向かうが、またも#29のセーブに阻まれる。しかし、クリアから流れを作った立教は#14がショットを決め、11-3と更にリードを広げた。ドロー3本目、立教がゲットし、#10のランクリから縦の#7、ゴール前の#6へと展開するが、ゴール前のパスを#29のインターされ、阻まれる。南山は#17、縦の#7とクリアを繋ぎ、攻め込む。ダウンボールになっても奪い返し、ゴールを狙う。ゴールサークル付近の#81から#7へパスが渡り、そのまま勢いのある1on1からショットを押し込んだ。11-4として、ドロー4本目が上がったが、立教がゲットしクリアを繋いだところで試合終了。立教が決勝へ駒を進めた。

Text by 全学準決勝佐賀会場 広報班班長・橋本佳奈

Photo:日本ラクロス協会九州地区広報委員・高木しおん、福岡大学・森田麻鈴