2020年9月15日(火)

For all the rookies of 2020.

日本ラクロス協会

ラクロスコミュニティの皆さまと、今年ラクロスを選んでくれた1年生へ

とうとう、一部の地区ではありますが、2020特別大会が始まりました。他の地区においても、開幕に向けた準備が進んでおります。

ここに来るまでに本当に多くの困難がありました。これからもきっとあるでしょう。
それでも”ラクロスの価値”を信じて、乗り越えていきたいと思います。

本日は、この2020年にラクロスを選んでくれた大学1年生(一部、高校1年生を含む)について、2つの方針をお話させて下さい。

①今年度の新人戦は、2021年3月までに実施します
②2020年度に会員登録を行った1年生は、2021年度の会員費を免除します

 

 

①新人戦について
先日、2020年度の新人戦は年内に行う予定ですとお伝えしていましたが、1年生の入部状況や特別大会の準備状況を鑑みて、2021年3月までに行うこととします。
多くのチームが一か所に集まる従来の形式では難しいですが、地区の状況に合わせて実現可能な形を模索していきます。

 

②2021年度会員費の免除について
会員登録費は、団体保険の他に、協会が「スポーツ団体としての活動」を続けるために使われています。
具体的には、事務所の家賃をはじめとする運営費用や、職員の人件費、強化活動や普及活動に関わる経費等です(詳細は、会員総会にてご報告させていただいております)。
そうした「スポーツ団体としての活動」の経費は、主にリーグ戦の運営経費となるリーグ戦参加費とは異なり、試合の有無に関わらず会員の皆様にお支払いいただかなければ、日本のラクロスが存続していくことは困難になってしまいます。特に今年は新型コロナウイルスの影響もあり、協会は財政的に厳しい状況にあります。

しかし、そんな中であっても、今年ラクロスを選んでくれた1年生にはできる限りのサポートを行い、一人でも多くラクロスを続けて欲しいと考えています。

そのために、以下の方針で進めていきたいと思います。
1)1年生については、2020年度の会員登録を今年度新人戦の参加条件とする。
2)2020年度に会員登録を行った1年生に対しては、2021年度の会員登録を無償で行うこととする。

詳細については、また改めて各チームにご連絡させていただきます。

 

最後に。

8月末時点で、全国で1,712人の1年生がラクロス部に入部しております。

 

例年の約4,000人と比べるとまだ半分程度ですが、キャンパスライフが制限され直接の新歓活動がほとんどできていない中で、現時点でこれだけの数の1年生がラクロスを選んでくれたことは本当に素晴らしいことだと思います。学生チームの皆さんの情熱に感謝します。

今年はフレッシュマンズキャンプも、夏の新人戦も、開催することができませんでした。
冬の新人戦も、例年通りには開催できません。

そんな状況にも関わらずこのラクロスというスポーツを選んでくれた彼らと彼女らが、もっと深くラクロスを愛し、日本ラクロスの未来を作っていってくれることを、心から願っています。

 

 

Make the future of lacrosse.

 

 

一般社団法人日本ラクロス協会
佐々木裕介(理事長) 寺本香(事務局長)