2026年1月17日(土)

1月19日は「EAPの日」 ~活動中の心停止に備えた準備を~

安全対策

医科学委員会

EAP(Emergency Action Plan:緊急時対応計画)とは、スポーツ現場で重大な事故や急病が起きた緊急時を想定して、救急処置に必要な情報(誰が・何を・どう動くか)や物品などを事前に整理し、迅速かつ適切な対応を行うためのチームの対応計画です。

突然の心停止や労作性熱射病などの「もしも」に備えて、チームとしてEAPを作成しましょう。また、作成して終わりでなく、チーム全体で共有し、リハーサル(訓練)を行うことが重要です。

EAPにおける役割分担の例

・119番通報をする人
・AEDなど、処置に必要な物品を取りに行く人
・心肺蘇生(胸骨圧迫やAED)を実施する人
・周囲の安全確保・見物人を下げる人
・救急隊を現場まで誘導する人
・傷病者に付き添う人
・その場の状況や時間など、対応内容を記録する人 など

📋 EAP作成例ダウンロード

日本ラクロス協会では、各チームがEAPを作成する際の参考資料として、大学ラクロス部向けと社会人ラクロスチーム向けの作成例を用意しています。ぜひご活用ください。

📄 大学ラクロス部向けEAP作成例
📄 社会人チーム向けEAP作成例

※ これらは作成例です。
各チームの活動場所、組織体制、利用可能な設備に応じてカスタマイズしてご使用ください。

心疾患(突然の心停止)とAED

 ラクロスでは、ボールが胸部に直撃した、相手と激しいコンタクト(接触)があった際などに、突然の心停止が発生することがあります。突然の心停止が発生した場合、除細動までの時間経過に伴い、生存率は大きく低下します。そのため、迅速な一次救命処置(119番通報、心肺蘇生、AEDによる除細動)を行う必要があります。

AEDの設置個所を確認

  • 練習で使用するグラウンド
  • トレーニングルーム
  • 試合会場
  • 遠征先 など

チームで行動するすべての場所で、AEDの設置場所を必ず事前に確認しておきましょう。また、チームで心肺蘇生の講習会を受講することも強く推奨します。

社会人チームの方々へ

 社会人チームの活動では、練習場所が1か所に限られず、複数のグラウンドで実施されることがあります。そのため、各練習場所に対応したEAPを作成しておくことが重要です。あわせて、プレーヤーに緊急事態が生じた際に迅速に連絡できるよう、各選手の家族等の緊急連絡先(保証人)をチームで取りまとめ、適切に管理しましょう。

参考資料・動画

日本AED財団「スポーツ現場におけるEAP作成ガイドライン」
https://aed-zaidan.jp/user/media/aed-zaidan/files/download/EAP_Sports.pdf

日本赤十字社「心肺蘇生とAEDの使い方 ~JRC蘇生ガイドライン2020対応~」
https://youtu.be/NGNaD_UY-A4?si=UF_54UGtINNXJcUt