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【日清食品presents 第16回ラクロス全日本大学選手権大会】準決勝戦男子 | 岡山大学vs早稲田大学

  • ■ 大会名:日清食品presents 第16回ラクロス全日本大学選手権大会準決勝
  • ■ 日程:11月30日(日)
  • ■ 場所:たけびしスタジアム京都
  • 全国の頂点まで、あと2勝。全学準決勝という極限の舞台で、岡山大学と早稲田大学が、それぞれのプライドと歴史を背負って激突する。

  • 岡山大学

  • 早稲田大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
岡山大学 0 1 1 3 5
早稲田大学 2 2 5 2 11

【得点者】

岡山大学
#1 長野将也 1
#2 藤田尚士 1
#4 山下洋輝 1
#24 西連太朗 1
#81 東野太郎 1
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早稲田大学
#22 花井コルトンヘイズ 4
#0 山田伊織 1
#2 中原健太 1
#7 小川隼人 1
#11 吉田宗一郎 1
#13 山口遼真 1
#16 山崎柚貴 1
#34 小林三四郎 1

【個人賞】

pom(プレイヤーオブザマッチ) #22 花井コルトンヘイズ

【審判】

主審 宮地圭
副審1 小池智
副審2 近藤雄亮
CBO 西優佳
BM 伊藤幸太

【レビュー】

1Q

ラクロス日和な晴天の下、日清食品presentsラクロス全日本大学選手権大会準決勝、岡山大学(以下岡山)と早稲田大学(以下早稲田)の戦いが幕を開ける。最初のフェイスオフでポゼッションを獲得した岡山FO#4山下は、その勢いのままゴールへ一直線に走りシュートを撃つ。しかし、早稲田G#8長田の素晴らしいセーブにより防がれる。その後も果敢に攻め続ける岡山は、開始4分、岡山MF#20清水からパスを受けた岡山AT#1長野がシュートを撃つが、惜しくも枠外となる。ディフェンス時間が続いていた早稲田は反撃に出る。開始7分、早稲田MF#24三戸が左上から1対1を仕掛け、シュートを撃つ。しかし、これは岡山G#3嘉住が見事なセーブを見せる。その後開始9分、早稲田MF#16山﨑が裏から左横に駆け上がり、シュートを撃つ。これが、ゴーリーの足元に決まり、0-1と早稲田が先制する。追加点が欲しい早稲田は開始13分、早稲田AT#7小川からのパスをゴール前で受けた早稲田MF#13山口が冷静にゴーリーの頭上にシュートを決め、0-2と差を広げる。差を縮めたい岡山は、1Q終了間際、岡山AT#1長野が左上からシュートを撃つが早稲田G#8長田に阻まれ、得点とはならない。0-2と早稲田2点リードで1Qが終了する。

2Q

0-2と早稲田の2点リードで始まった2Q。最初のフェイスオフから、一進一退の攻防が続く。拮抗した展開が続く中、試合が動いたのは開始4分、岡山が粘り強い攻めでファウルを誘い、エキストラマンオフェンスを獲得する。すると岡山AT#24西がクリース前で待つ岡山MF#2藤田へパスを通す。このチャンスを冷静にゴール左下へ決め切り1-2と岡山が1点に点差を縮める。流れに乗りたい岡山は岡山FO#4山下がフェイスオフからブレイクを作るが惜しくもパスが通らない。そこから1点差の白熱した展開が続く。点差を広げたい早稲田は開始11分、早稲田MF#34小林のパスを受けた早稲田AT#11吉田は左裏からまくりシュートを決め切り、1-3と2点差にリードを広げる。その後も早稲田の猛攻は続く。早稲田MF#32岡地から早稲田AT#22花井へと繋ぎ、右裏からシュートを撃つ。これも決まり、1-4と3点差で早稲田が試合を優位に進める。その後拮抗した展開は続き、得点は動かないまま1-4と早稲田3点リードで2Qが終了し、勝負の後半戦へと突入する。

3Q

1-4と早稲田の3点リードで始まった3Q。早稲田は3Q開始早々に早稲田MF#34小林が左上から1対1を仕掛け、ゴールまで走力でディフェンスを引き離しシュートを決める。1-5となり、一刻も早く点差を詰めたい岡山は執念の守りを見せるが、早稲田MF#16山崎の裏からのフィードに早稲田AT#7小川、さらには早稲田DF#2中原が上手く合わせ、華麗なパスワークから2点を立て続けに決める。1-7と早稲田6点リードとなり、一点が欲しい岡山は岡山DF#10山奥がグラウンドボールを巧みに拾いクリアを上げようと試みるも、早稲田はライドの手を緩めることなく徹底的に岡山がクリアを運ぶのを阻み、早稲田オフェンスの時間が続く。試合が動き出したのは3Q開始9分、早稲田DF#9野澤が激しいディフェンスでボールダウンを誘い、強度の高さを見せつける。さらにその直後にはグラウンドボールを獲り、自らでブレイクを作りだし、早稲田AT#22花井にパスを繋ぎ追加点を重ねる。その後も早稲田は1点を加え1-9となり、岡山大学は後に引けない状況に追い込まれる。1点を早く返したい岡山は残り1分、岡山AT#1長野が中央から1対1を仕掛け、持ち前のアジリティで相手を切り崩す。そのまま自ら放ったシュートがゴールネットを揺らし、2-9と岡山待望の追加点となる。3Qは1クォーターで5得点という圧倒的な得点力を見せつけた早稲田の2-9の7点リードで終了する。

4Q

2-9と早稲田が7点リードで始まった4Q。開始わずか1分、岡山FO#4山下がポゼッション後、ディフェンスを抜き去りシュートを撃つ。これが見事決まり、3-10と点差を縮める。岡山の得点にも動じることなく、早稲田は猛攻を仕掛け、何度もゴールを脅かすが、シュートはいずれも枠外となる。開始6分、激しい主導権争いの末、ボールを保持した早稲田AT#22花井の撃った鋭いシュートがゴールネットを揺らす。3-10となり再び早稲田の7点リードとなる。開始8分、早稲田の見事な連携からシュートまで持ち込むが、岡山G#3嘉住がゴールを許さない。そしてこのセーブで岡山に流れが変わる。開始9分、岡山AT#81東野が右横から駆け上がり、撃ったシュートがゴーリーの左横を通りゴールネットに突き刺さる。4-10と点差を縮める。再びリードを広げたい早稲田は開始10分、早稲田AT#0山田が右横で華麗なロールで岡山ディフェンスを抜き去り、シュートをゴール右上に決め4-11となる。簡単には崩れない岡山は、開始13分、岡山AT#24西の右から駆け上がりまくり撃ったシュートが、ゴール左横に決まる。5-11となり岡山が早稲田に追いつこうとする。その後も岡山のディフェンスによる激しいプレッシャーは続くが、早稲田はポゼッションを奪われることなく試合を運び、5-11で4Qが終了する。決勝への切符を手にしたのは早稲田だった。

総評

早稲田は立ち上がりから高い個人能力と組織力を存分に発揮し、要所で確実に得点を重ねて試合の主導権を握り続けた。岡山も終盤まで粘り強く食らいついたが、ライドとブレイクで流れを完全に掌握した早稲田が5-11で勝利し、決勝進出を決めた。

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