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【第13回ラクロス全日本大学選手権大会1回戦男子】京都大学vs北海道大学

  • ■ 大会名:第13回ラクロス全日本大学選手権大会1回戦男子
  • ■ 日程:2022年11月12日(土)
  • ■ 場所:宝が池球技場
  • 第13回ラクロス全日本大学選手権大会1回戦男子が宝が池球技場で行われた。

    注目の対戦カードは昨年度全日本大学選手権大会準優勝の関西学院を撃破した京都大学(3大会ぶり5回目)と、関西地区代表へのリベンジを狙う北海道大学(7大会連続9回目)だ。各地区の代表としての意地を見せ準決勝に駒を進めるのはどちらか目が離せない。

  • 京都大学

  • 北海道大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
京都大学 1 2 2 2 7
北海道大学 0 2 0 1 3

【得点者】

京都大学
#14 尼田 知裕 2
#17 酒井 熙 2
#64 多和田 眞毅 2
#5 飯泉 春哉 1
北海道大学
#11 御簾納 隆介 2
#0 宇賀神 岳久 1
- -
- -

【個人賞】

  • 京都大学 #17 酒井熙

【コメント】

1Q:この試合最初のフェイスオフは京都大学(以下京大)が獲得し、京大ポゼッションで試合が始まる。京大は#17酒井のシュートから始まり開始3分までの間に4本ものシュートを打ち、立ち上がりから果敢に攻める姿勢を見せた。しかし北海道大学(以下北大)ゴーリー#3都留が全てセーブし、京大の先制点を許さない。ゴーリーの活躍に勢いづいた北大オフェンス陣は京大ゴールに襲いかかるが、京大ゴーリー#20佐伯も負けじとナイスセーブを連発し、両者ともに得点に繋げることができないまま試合が進んでいく。試合が動いたのは開始11分、ゴール前で#13豊田のパスを受けた#17酒井がシュートを決め、この試合最初の得点を挙げる。追加点が欲しい京大は続けて何度もゴールを狙うも北大ゴーリー#3都留が全て防ぎ、京大が点差を広げることを許さない。京大のシュートチャンスが多かったものの北大ゴーリー#3都留の活躍もあり、スコア1-0の京大1点リードで第1Qを終える。

 

2Q:スコア1-0、1点をリードする京大は試合開始1分、ゴール裏の#5飯泉のパスをゴール前で受けた#14尼田が点を決め、点差を2点に広げる。追いつきたい北大は、その後#11御簾納が京大ディフェンスを見事かわし、点を決め反撃の狼煙を上げる。その後のフェイスオフでボールポゼッションを獲得した北大は、またもや#11御簾納が裏から相手DFをかわし、鋭いシュートを決めて2-2と試合を振り出しに戻す。一方、リードした状態でこのQを終えたい京大はタイムアウトで一呼吸置き、第2Q終了間際にワンチャンスを見出す。狙い通りのオフェンスで京大#51森本がゴール前の#44村尾にパスを出し、ゴーリーの足元にシュートを決めスコアを3-2とし、再び1点リードする。序盤から拮抗した試合運びとなり、第2Qが終了した。

 

3Q:お互いがクロスチェックによるファールを取られたことに加えて、第2Q終盤での北大のファールが引き続き有効であったことから京大ボールで第3Qが開始した。そのため、京大は1人、北大は2人少ない状態での試合再開となった。珍しいケースではあったが、京大が即座に対応し、開始わずか9秒で#17酒井のシュートが決まり4-2となる。その後も京大が攻め続けるが、北大ゴーリー#3都留の活躍もあり膠着した状況が続く。その中で再び試合が動いたのは開始13分、京大#5飯泉が裏から鋭い1on1を仕掛け、待望の追加点を挙げる。そのまま第3Qが終了し、5-2で最終Qを迎えることとなる。

 

4Q:京大3点リードで始まった第4Q。開始数分で#6相田、#5飯泉がシュートを放ち、立て続けにチャンスを見出した京大が試合の流れを掴む。開始4分、京大#13豊田と#64多和田が北大ディフェンスを崩しシュートを決め、6-2とさらにリードを広げる。ここで北大は京大の関西準決勝の試合情報を得ていたのか、ワンチャンスに賭け、クロスチェックを申請する。しかし、失敗に終わってしまい、北大が1人少ない状態のまま試合が再開する。このまま京大に試合の流れが傾くかと思われたが、北大が粘り強くゴールを死守し、オフェンスに繋げる。そのままボールを北大サイドに展開し、#0宇賀神が左上からのシュートを決めて1点返し、スコアを6-3とする。一方、勝利を確実なものにしたい京大も、開始11分に#64多和田がゴール裏から仕掛け、そのままシュートを決めてスコアを7-3とした。そのまま第4Qが終了し、序盤に拮抗した展開を見せていた戦いは、最終的に京大が制した。

 

<統括>

両者ともに粘り続け、序盤は膠着状態だったものの、先に流れを掴んだ京大が着実に点を重ね、7-3で勝利した。点差がなかなか離れない緊迫した試合を魅せた両チームの健闘に観客は沸き、会場は盛り上がりを見せた。京大の次戦の相手は同日別会場で行われた試合で、九州大学(九州1位)を撃破した明治大学(関東2位)である。見事次の準決勝へ駒を進めた京大の更なる活躍を期待したい。

 

Text by 日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会ゲームレポート班

Photo by 日本ラクロス協会広報部、日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会