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【第32回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3準決勝男子】京都大学vs神戸大学

  • ■ 大会名:第32回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3準決勝男子
  • ■ 日程:2022年10月22日(土)
  • ■ 場所:たけびしスタジアム京都
  • 第32回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3準決勝男子がたけびしスタジアム京都で行われた。

    注目の対戦カードは京都大学(2位通過)と神戸大学(3位通過)だ。京都大学は4大会連続、神戸大学は4年ぶりのファイナル3進出となり、両校のプライドをかけて序盤から熱い展開が繰り広げられた。スタンドからはスティックバルーンや声出しでの大きな声援が届けられ、フィールドで戦う選手たちの大きな原動力となった。

  • 京都大学

  • 神戸大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
京都大学 3 3 0 2 8
神戸大学 1 0 2 0 3

【得点者】

京都大学
#14 尼田 知裕 2
#6 相田 春佑 1
#17 酒井 煕 1
#18 長谷川 隼也 1
#44 村尾 慎太郎 1
#51 森本 尚貴 1
#64 多和田 眞毅 1
神戸大学
#1 藤原 僚太郎 1
#4 三浦 和輝 1
#8 山田 誉大 1
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【個人賞】

  • 京都大学 #3 脇坂 駿也

【コメント】

1Q:最初のフェイスオフは京都大学(以下京大)が獲得し、京大ポゼッションから始まる。試合開始1分、早速試合が動く。自陣でグラウンドボールを獲得した神戸大学(以下神大)#4三浦がそのまま京大のゴール前まで走り込み、シュートを決めて先制点を挙げる。その後は、お互い一進一退の攻防を繰り広げ、多くのシュートを打ち合うが、両チームとも得点を上げることはできない。しかし、ここから京大が怒涛の攻撃を見せる。開始6分、京大#5飯泉と#14尼田が見事な連携で神大の守りを崩し、ゴール前で#14尼田がシュートを決め同点に追いつくと、さらに開始10分、自陣でグラウンドボールを獲得した京大#99馬場が#53大西、#14尼田にパスをつなぎ、#14尼田が連続得点を挙げる。開始11分には#44村尾が敵陣でグラウンドボールを獲得し、走りこんでシュートを打ち3得点目を決め、3-1と京大がリードした状態で第1Qが終了した。

 

2Q:京大の2点リードで迎えた第2Q。開始1分、早速京大#5飯泉がシュートを狙うが惜しくも得点にはならない。対する神大も開始2分、#1藤原がゴールを狙うがこれも枠外となる。スコアが動いたのは開始4分。京大#5飯泉から#6相田へのパスが通り、シュートを決め4-1と点差を突き放す。さらに京大は#18長谷川のシュートを始め、幾度となく神大のゴールを脅かすも、神大#2中村の好セーブもあり、中々流れを持ってくることができない。その中で迎えた開始9分、ついに京大#17酒井がシュートを決め5-1とする。さらに京大の猛攻は止まらず、開始12分京大#18長谷川がゴール前で裏からのパスを受け、強烈なシュートを放ち、6-1と大幅にリードする。その後、神大も負けじと反撃を試みるが、なかなかペースを掴めずそのまま第2Q終了。6-1、京大の5点リードで前半を折り返す。

 

3Q:5点を追う神大はここから反撃に出る。開始3分までに3本のシュートを打つが惜しくも全て枠外となってしまう。しかし、確実に流れは引き寄せた神大は開始6分、神大#1藤原がついにゴーリーの足元にシュートを決め6-2となる。その後は膠着状態となり、互いにシュートまで至ることができない場面が続いた。開始14分、センターライン付近でボールを持った神大#8山田が、京大ゴーリーがゴールから離れていた隙を見逃さず50m超えのロングシュートを決め、6-3と京大に3点差まで迫る。その後、縮まった点差を広げたい京大は果敢に責め続けるが、神大のディフェンスが意地の守りを見せ、得点を生み出せず第3Q終了。6-3と京大3点リードで最終Qを迎える。

 

4Q:フェイスオフは、逆転を狙う神大が獲得して第4Qが始まる。このまま逃げ切りたい京大、何としても逆転したい神大の両校は意地と意地のぶつかり合いで、お互いに点を譲らず一進一退の攻防が繰り広げられていた。その中で開始8分、京大#51森本がゴール前でボールを受けとりシュートを打ち込むと、ボールはディフェンスの間をすり抜け得点となり、7-3と追加点を挙げる。神大も#15藤井が果敢にシュートを狙い、京大ゴールに脅威を与え続けるも枠を捉えきれないまま京大にボールを奪われてしまう。開始10分、またもや京大がチャンスを生み出し、#51森本からのパスで#64多和田が丁寧に打ち切り、得点する。この後は両校得点なく試合終了。8−3で京大の勝利となった。

 

〈総括〉

 京大が終始流れを掴んだ優勢状態で試合は進み、試合は8-3で京大の勝利となった。前半は6-1で折り返したが、後半第3Qでは2点を得点し3点差と縮め、このまま巻き返すかと思われたが、その後は得点することが出来ず5点のリードを許す結果となった。両校の一進一退の攻防に会場は盛り上がり、会場は熱気に包まれていた。次の決勝では京大は関西学院大学と対戦する。果たしてどちらが関西を制するのか。熱い戦いに注目だ。

 

Text by 日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会ゲームレポート班

Photo by 日本ラクロス協会広報部、日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会