スコアレポート

第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会・決勝戦(男子)

  • ■ 大会名:第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会・決勝戦(男子)
  • ■ 日程:2013年11月30日(土) 13:30試合開始
  • ■ 場所:東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
  • スコア

    チーム
    1Q
    2Q
    3Q
    4Q
    TOTAL
    FALCONS
    6
    5
    5
    7
    23
    ACL
    2
    0
    1
    2
    5

    得点者

    FALCONS ACL
    #91 本下 純 (6) #12 由良 進二 (2)
    #23 丸山 伸也 (4) #51 松永 健太 (2)
    #7 髙橋 涼輔 (3) #50 池田 貴裕 (1)
    #90 関根 幹祐 (3)
    #13 橋本 立輝 (2)
    #4 畠山 昂太 (1)
    #16 吉岡 隆朗 (1)
    #22 夏目 聖矢 (1)
    #43 山口 悠 (1)
    #99 小原 正士 (1)

    審判員

    主審 藤田 薫伸
    副審 外賀 雄太
    中筋 源太
    CBO 赤沼 達彦
    ベンチマネージャー 松崎 遼

【スコア】

【審判】

【レビュー】

2013年11月30日(土)、晴天のもと、大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて、第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会決勝戦、FALCONS(以下、FAL) vs ACLを行った。
今大会のダークホース、結成2年目のACLがクラブ選手権2連覇中の王者FALにどこまで立ち向かえるか注目が集まった。

1Q
注目のフェイスオフ。FAL#22夏目がフェイスオフから一気にゴールへ向かい、シュートを決める。試合開始からわずか6秒での得点に会場が騒然となる。
その後もFALがフェイスオフを獲り、試合の主導権を握る。ACLはゾーンディフェンスを敷き、FALの攻撃を迎え撃つ。その後、エキストラマンオフェンスから#91本下の左シュート、トリックプレーから#43山口のシュートが決まり、3-0となる。連続得点に沸き上がるFAL、ここでACLがタイムアウト。ACLの流れに引き寄せたいところだが、FALディフェンス陣の猛烈なチェックによるボールダウン、ハイプレッシャーのライドによるクリアミスが続き、流れに乗れないACL。すると、FALのシュートをゴーリーが弾き、ゴール前のグラウンドボールになったところをFAL#23丸山が冷静にスクープし、シュート。4点目を決める。
このまま一気に点差は開くのかと思われたが、ACLはエキストラマンオフェンスで#51松永がゴール裏から走り込み、シュート。待望の1点目を決める。さらに、クリアから再び#51松永がスピードに乗ったランニングシュートをゴール隅に決め、2点目。4-2とする。追い上げムードに沸き立つACL。しかし失点後もFALは落ち着いたオフェンスを見せ、#91本下、#23丸山の得点で6-2とし1Qを終える。

2Q
2QでもFAL#22夏目がフェイスオフを獲得し、試合を優位に進める。FAL#23丸山の得意のクリースプレーで2連続得点。8-2とし、再び突き放しにかかる。その後、お互いにミスが続き、ターンオーバーの応酬となる。一進一退の攻防が続くも、両チーム無得点の時間帯が続く。FALのディフェンスの前に攻めあぐねるACL。その後、ACL#12由良のシュートがポストを弾くなど、無得点が続き、焦るACL。一方FALは、#4畠山、#99小原、#91本下の連続得点で、一気にスコアを10点台に乗せ、2Qが終了する。オフェンスチャンスを見逃さず、確実に得点を重ねたFALが主導権を握るクォーターとなった。

3Q
ハーフタイムのスティックチェックで両チームともアンスポーツマンライクコンダクトのファールを受け、5対5の状態で3Qはスタートする。(5対5の状態;両チームとも1人少なくなり、ハーフフィールドの攻防がゴーリーを除き5人同士で対する形となる)
開始直後、ACLがフェイスオフを獲得し、#12由良のシュートが決まる。ACL久々の得点で試合を11-3とする。試合は後半に入り、少しでも点差を縮めたいACLであったが、その後もFALの猛攻を止めることはできない。FALは失点直後のフェイスオフを奪い、#7高橋のスピードに乗った1対1からシュートを決め、12-3。再び点差を広げる。
#91本下、#16吉岡、#7高橋の得点で試合は15-3となり、FALベンチは一気に盛り上がる。ACLは少しでも流れを引き寄せたいところであったが、FALディフェンス前に攻め手を欠き、得点することができない。ACLのゴーリー#0谷崎の体を張った好セーブもあり、試合は膠着状態になる。3Q終了間際に#9継から#7高橋への鮮やかなフィードが決まり、得点。16-3で3Qを終了した。

4Q
3Q終了間際にFALのファールがあり、ACLのボールで4Qはスタートした。ACLはエキストラマンオフェンスで、#50池田のアンダーシュートがゴール右下に突き刺さり、得点。16-4とする。その後のフェイスオフもACLがとり、試合の流れを引き寄せるかと思われたが、FAL#4の畠山、#19水田のパスカットでピンチを防ぐ。
その後も、FALのシュートがことごとくゴールを揺らす。#90関根の得点から6連続得点で22-4とし、一気にACLを突き放す。試合時間残り5分、一矢報いたいACLは、ゴーリーの弾いたボールを#12由良が拾い、シュートを決め、22-5とする。しかし、ACLの反撃もここまで。残り30秒で、#91本下が本日6得点目となる得点で23-5とし、試合は終了。

どのクォーターも圧倒的な強さをみせつけたFALが3年連続の優勝を決めた。FALの持ち味「ディフェンスから素早い切り替えにより展開されるフルフィールドオフェンス」で多くの観客を魅了した。結果的には大敗を喫してしまったACLだが、随所でFALと遜色ないプレーが見られた。全日本選手権では、クラブチームの代表としてさらに熱い試合を展開し、多くの観客を魅了してくれることを期待したい。

【ギャラリー】