決算報告等

2020年事業報告

新型コロナウィルス感染症(以下、コロナ)の影響は、大きなインパクトを協会運営にもたらしました。
2月27日に、JLA 主催活動・会員活動を「一旦全てを止める」という危機時の判断を行い、今まで経験したことのない厳しい1年が始まりました。世界大会等の国際事業が軒並み延期になり、日本代表活動、国際交流・ジュニア普及活動は全面的に停止しました。新勧対応のクラウドファンディングを実施し、SNS 広告・オンライン新勧説明会を全国展開し、約2000名もの新入生(例年約4000 名)を迎え入れることができました。
通常事業が停止になる中で、専門分野や新機軸をコアとした以下の重点事業を展開しました。

大会運営

「Bravely Forward」をVISION として、コロナ対策を踏まえた特別大会を展開し、全国で約440試合を実施しました。

マーケティング

①日本代表ブランドパートナーシップの締結、②Lacrosse As a Life 新コンセプトのスタート、③加盟チームのユニホームスポンサリングの解禁、④JLA成長戦略発表会ウェビナー開催をしJLAブランド向上に貢献しました。

広報

公式WEB・SNS 情報発信の強化、特別大会のYouTube/SNS オンライン配信を拡充し、ラクロスの認知度向上・情報公開に貢献しました。

安全対策

医科学セミナーを開催し、コロナ禍の活動についての啓蒙活動を実施しました。

ガバナンス

EY( 新日本監査法人) と専門家の助言をベースに公益法人化の主たる論点の検討を継続しました。

2020年決算概況

 事業活動の中断により予算対比で収入支出とも大幅に縮小し、最終損益は赤字(予算対比プラス)となりました。
 収入は前年実績比▲53%の2億3400万円(予算比▲41%)、内、会費収入は同▲32%の1億4200万円 (同▲24%)、その他収入は同▲68%の9200万円 ( 同▲56%)と大変厳しい結果となりました。大学新人会費免除、フレキャン・集客試合の中止が主因ですが、審判試験や指導者講習会はオンライン化により収入に継続寄与しました。一方、経費は、前年実績比▲48%の 2 億 6900万円(予算比▲38%)と大幅なコストカットを行いました。オンライン化で、旅費交通費は前年実績比▲64%の 5500万円(予算比▲60%)、施設使用料、製作費等の削減効果も寄与しました。
 構造改革の会員証オンライン化効果では、登録費が前年実績比▲97%の100万円に減少しました。そして協会運営をフルリモートに転換し人形町東京オフィスを昨年末に退去したことで、21年は家賃経費が大幅に減少します。結果、最終損益は▲2700万円(予算比+1200万円) となり、純資産は8500万円となりました。法人化3年目の試練の年となりましたが、構造改革を着実に進め、固定費を圧縮して、足許は収支均衡の筋肉質の財務体質になりつつあります。危機的な状況下、「なぜ私たちはラクロスをするのか」という哲学的な自問を一人ひとりが考えながら、「ゼロリセット」新時代への反転を静かに伺う基盤を固めた年となりました。

損益計算書(正味財産増減計算書)と賃借対照表