男子U-19ワールドカップ・現地レポート

 <第4報>

6月30日(水)

○午後 練習試合 vs Glenelg Lacrosse Club U-15チーム

 結果は17-5で日本の勝利。格下チームを相手に、加藤ヘッドコーチの試合中の指示にしっかり対応して、試合を計算尽くで進められるかが最大の焦点である。試合始め、チームの悪い癖である立ち上がりの混乱があり、開始1分でタイムアウトを取り、指示事項を再確認した。以降は、落ち着きを取り戻し、当初の意図通り、速攻、ゴ ール正面からのスピードを活かした攻撃が爆発し、次々と得点を重ねていった。また途中、相手#18の「15歳以下」とは思えないテクニックに失点を喫したが、ここでも加藤の指示でディフェンスの立て直しと、グラウンドボールへの意識を高め、高田(#23) を中心に、逆に相手#18にプレッシャーを掛けることができた。  
 イングランド戦、イラコイ戦では、相手は間違いなく格上であり、試合前半に3点、4点のリードを許すことは、そのまま致命傷となる。試合開始10分にいかに集中して日本の流れを作ることができるか、点差が開き始めたときにいかに戦術の修正を的確かつスピーディに行い4Qまで勝負をもつれ込ませることができるかどうかが、勝負の鍵となると 思われる。
Glenelgチームとの記念撮影
 オーストラリアのクラブチームでは、年齢層別にチームが分かれていて、それぞれ大人のコーチが指導している。グラウンドも全面天然の芝生。 こうした国内の指導体制が、オーストラリア代表の強さに凝縮されている。

○宿舎周辺での風景


練習前、加藤ヘッドコーチの話を真剣に聞く選手達。加藤が手にしている分厚い手帳に、 ここまでの苦労の跡が詰まっている。

 

 

 

 


大会期間中、日本チームをサポートしてくれるリエゾンのLuke Oswald君(21歳)。現在、日本語を勉強中。本当にどんな面倒なことでも快く引き受けてくれて、とても助かっている。左は中居ゼネラルマネージャー。

 

 


アミノバイタル+エネルゲンを調合する加藤ヘッドコーチと大野マネージャー。ここま で日本との大きな環境の変化にも係わらず、風邪をひく選手もなく、何とかいい状態で持 ってくることができた。

 

 

 

 

 

ポイントゲッターの大吉(#5)。チーム一、小さい彼がゴール前で見せるスピード(ア ジリティ)と視野の広さが日本チームの切り札。

 

 

 

 

 

スピード感溢れるディフェンスが売りの古谷(#7)と横山(#21)。彼らの、ディフェン スからオフェンスへの切り返しが、「速く早いラクロス」の起点。

 

 

 

地味なプレーながら、日本の中盤を支える飯島健司・康平兄弟

 

 

 

 

(Report by Takashi Nakai/U-19 Japan National Team General Manager)

 

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