試合結果:1999年6月13日(日)/関西大会
女子:Yale University vs U-19日本代表
ゲームレポート
「YALE完勝!しかし、U19もワールドカップに向けて期待大!」
第11回国際親善試合関東大会は、曇り空の下で6月20日(日)江戸川区陸上競技場で行われた。
1999年度NCAA11位にランクされているYALE大学を迎え、対戦するのはワールドカップの期待もかかるU19女子日本代表。
前半は、YALEのプレッシャーが強かったためか、U19のパスキャッチミスが目立ち、そのダウンボールをYALEが制し、セットアップしてからシュートという攻撃が多かった。U19も、ゴール前までボールを運んでも、最後の最後にチェックで落されたり、キャッチミスでターンオーバーになったりと、惜しい場面がたくさんあった。ドローはU19が飛ばしていたものの、長身のYALEに奪われ、そのまま1対1でのシュートにつながった。YALEは正確なパスやシュートで点数を加え、10対0、YALEの大量リードで折り返す。
後半は、U19に疲れが見え始め、ターンオーバーで戻りきれずに1対1でシュートを決められることが多くなった。しかし、アタック陣のパスキャッチ、キープが安定し、ゴール裏からの1対1で、強いプレッシャーの中1点を決めることが出来た。YALEは、常にボールに対する判断、ポジショニングが早く、ダウンボールはほとんど支配していた。U19は、気力で負けていた様子だったため、もう少し自信を持って欲しいと思う。
YALEのフリーを作り、活かすプレーは、感嘆すべきものだった。また、U19のタイトなディフェンスも振り切る、スピードを活かしたセットアッププレーは、日本ではなかなかお目にかかれない。
U19も、アメリカのスピードについていっていた、1対1のディフェンスが素晴らしかった。複数の人がボールに集中しすぎる場面もよく見られたので、一人にもっと任せても良いのではないだろうか。それにしても、1対1のディフェンスには感動した。
今回のU19は、史上最強だと思うので、ワールドカップでは身長や年齢に臆することなく、自信を持って頑張って欲しい!
(Report by Terumi Kobayashi)
(Photo by Takafumi Kojoh)