<To The Members>

 「ご苦労様。それで次は・・・?」「えっ・・・!?」

                (RELAX2 No.2より掲載)

日本ラクロス協会 事務局長 早川靖彦

 4月27日、東京・江戸陸で開催した女子W杯は、日本の連敗と混戦する上位国の
好ゲームで過ぎ、5月4日、アメリカの3連覇で幕を閉じた。ウェールズの大健闘や
延長戦でも決着がつかなかった決勝戦オーストラリア対アメリカに沸き唸る1万人の
スタンド。さらに女子ラクロスの魅力をTVニュースなどを通じて数百万人の大衆に
PRできたという意味では大成功といえる。
 中国、韓国からの視察団も”ヤル気”で帰国され、計画通り2004年には日本で
男女のアジア大会を開催することに違いない(やるつもりだ)。
 しかし今回もそうだったが、果たして約1万5千人の現役国内選手達はそれを望ん
でいるのだろうか?たぶん眼中にないと思う。ギャップがあるのは当然だ。私はもち
ろん一人の力で日本のラクロスをgrooveさせてきたとは思っていない。その時々の学
生スタッフや選手達の同意や協力を結果として得られて何とか発展してきているので
あって、「朝練が大変」、「グランドが取れない」、「お金がかかりすぎる」と挙げ
られれば幾らでもある個々が抱える”ラクロスのマイナス”を無視できる筈もない。
 W杯終了後の5月13日の早朝、会場に残された約30トンの廃棄物回収の最後の
産廃トラックを江戸陸で一人汗まみれで見送り終え、やっと”現状復帰”した会場を
満足気に歩いていて、ふと怖くなった。鳥肌が立った。
 今後の10年、”やるべき事”は分かっている。それらを実行中のスタッフの笑顔、
やり終え成功した後の皆さんの賞賛やステイタスの上がったラクロスの環境に溺れは
じめる選手達・・・。それらのことが予想できるほどの自信はある。しかし、もし”
やるべき事”の見当が外れていたら・・・。それは自分にしか分からないに違いない
だけに、40歳を迎える頃の私が受けるショックに耐えられるという自信はない。だ
から、いつもより”やるべき事”をきめるまで時間をかけようと思う。(イシバシを
1回は叩く)という位のものだが・・・。


Copyright(C)@Japan Lacrosse Association1997.7.14