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 Women's Japan Lacrosse National Squad

世界大会・現地レポート
レポート Vol.10
2005年6月26日(日)
 

  日本は空梅雨で、東京は連日30度超えだと聞いている。ここアナポリスも、今日は今までで一番暑く日差しも強い。
  いよいよスコットランド戦。4年前のワールドカップでは2回対戦し、いずれも1点差でロースコアの接戦だった。予選では日本が勝ったものの、順位決定戦で再び対戦した時には敗北を喫し、日本は7位に終わったのだった。その時の雪辱を果たし、7位を脱出する時がいよいよ来た。ちなみにスコットランドとは、ちょうど2ヶ月前にウェールズ遠征で対戦し、10-14で敗北している。

<Pool B 対スコットランド戦・試合結果>

スコア
チーム
前半
後半
TOTAL
日本
13
6
19
スコットランド
2
4
6

得点
日本 スコットランド
#16 和田亜紀子 (6) #6 Jane Gardiner (1)
#14 上井華奈 (6) #13 Julie Rennie(1)
#12 濱田亜衣子 (3) #9 Amanda McKie (1)
#15 山田幸代 (2) #12 Fiona Reid (1)
#13 塙妙子 (1) #4 Nikki Curry (1)
#9 小林絹枝 (1) #3 Kate Boxer(1)
*( )は得点数

アシスト
日本 スコットランド
#13 塙妙子 (2) #6 Jane Gardiner (1)
#7 澤田彩 (2) #7 Valerie Houston(1)
#11 徳永志帆 (2) #13 Julie Rennie(1)
#8 松井理紗 (1) #16 Charlie Wilson (1)
#10 佐々木梓 (1) -
#16 和田亜紀子 (1) -
*( )はアシスト数

 

スコットランド国歌斉唱 スコットランドの国歌斉唱。バグパイプ奏者の演奏にのせての斉唱で、格式を感じさせる。
日本国歌斉唱 君が代斉唱。
今日はこれまでの3戦と全く違い、ちょっと話しかけられないくらいの気迫をアップの時から漂わせていた日本代表。この試合から、本当の闘いが始まるという気合いがそうさせているのだろう。
オフィシャル席 両国ベンチに挟まれて設置されているオフィシャル席。
前列一番右の男性が、全ての試合の場内アナウンスや実況を担当している、ノリの良いDJだ。後列にはずらりとノートPCが置かれているのが見えるだろうか。スコアラーは試合を見ながらその場でノートPCに数字を入力し、リアルタイムでスコアシートが更新され、結果が即、大会webサイトにアップされるようになっている。各国のコーチも、試合後すぐにデータ化されたサマリーを手に入れることができる。
円陣 皆で手をつないで円陣。
川辺美穂子(アキラ)Cap「今からがチャレンジだ!」、全員「オーー!!」、川辺「1、2、3!」全員「ニッポン!!!」。
日本先制 開始23秒、#16 和田亜紀子(ドン)のアシストで、#14 上井華奈(ウー)のシュートが決まり、日本先制!!
喜び 抱き合って喜ぶ選手達。
 1分30秒、#11 徳永志帆(シホ)がランで攻め上がり、#14 上井華奈(ウー)へパスが通り、上井連続ゴール!
和田2連続ゴール #16 和田亜紀子(ドン)もフリーショットと1対1で2連続ゴール!
上井
濱田
なんと開始5分で4点をリードした日本。対してスコットランドは攻撃の回数もシュートを打った数もまだ1回。スコットランド選手達が、思わずベンチのコーチ陣を不安そうな面持ちで振り返る。スコットランドがタイムアウトを取り、41歳のベテランにしてポイントゲッター、#7 Valerie Houstonをいったん引っ込め、戦法を変える。タイムアウトが開けてすぐ、スコットランド#14 Kate Simpsonのアシストから#6 Jane Gardinerがシュートを打ち込み、4-1。 だが日本もすぐに#12 濱田亜衣子(ルイ)がお返しのフリーショットを決める。「ウォー!」と叫んでガッツポーズを決める濱田。
スパイダーも絶好調。ボールの出所を完璧に読んでスコットランドをパニックに陥れる。スコットランドもこれまでの日本の闘いを見て対策を練って来ており、スパイダーの網の薄い部分からボールを運ぼうとするが、それよりも日本の判断の早さのほうが上だった。

 

Photo & Report by 日本ラクロス協会広報部・橋本薫

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