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 Women's Japan Lacrosse National Squad

PickUp Interview
  ワールドカップ本番まで、あとわずか!!世界4位に掛ける日本代表選手/スタッフが、チームと大会への想いを語ります!!
 
第1回:ゼネラルマネージャー・藤井あけみ
藤井あけみGM
Q1.女子日本代表のゼネラルマネージャー(GM)とはどんなことをするのですか?
 簡単に言うと、チームの総責任者です。具体的に言うと、チーム内ではコーチ、トレーナー、マネージャーをまとめて皆が仕事をしやすい環境を作っていける様にしています。又、チーム外においては国内ではラクロス協会側、各部署と連絡・連携を取ったり、国外では各国チームや世界大会開催国とも連絡を取りますね。また2005年の世界大会の運営側との打ちあわせも重要な仕事です。また、代表が遠征に行く際には、飛行機、ホテルの手配、練習試合の相手を探すなどといった遠征のコーディネートをするのもGMの仕事です。
 
Q2. どのようなきっかけでGMをやる事になったのですか?
 代表関係のスタッフとしては、1995年にアメリカで行われたU-19世界大会のBチームの通訳として参加しました。その後、2001年にイングランドで行われた女子代表の世界大会と、2003年のU-19世界大会の時に女子チーム通訳として参加していました。それで今回、それまでの経験を生かしてということで、ラクロス協会からお話をもらいました。
  私がGMを引き受けたいと思ったのは、日本ラクロス協会に対して恩返しができると思ったからです。私は1989年ラクロスが日本に入ってきてまだ間もない頃にプレイを始めました。当時、手探り状態でラクロスを日本に根付かせようと努力した多くの人達がいます。その人達のおかげで、私は1993年にラクロス特別留学生としてアメリカのジョンズホプキンズ大学に留学することができました。その留学を通して得た貴重な経験全てを、その人達が私にしてくれたように、何かの形で日本ラクロス発展の貢献につなげたいと思っていたので、GMというお話をいただいた時すぐに引き受けました。
 
Q3. GMをやっている上で一番大変な事、大事な事を教えて下さい。

 大変な事は時間を作る事です。普段は他の仕事(会社)をしていて、その仕事は朝の7時位〜夜10時位までの勤務なので何よりも時間を作る事がまず大変ですね。
 大事な事というか、気をつけている事は「コミュニケーション」です。それはコーチと選手間だったり、選手同士、スタッフ同士だったり、色々な関係の中で、一方通行じゃなくて相互にコミュニケーションを取るという事が一番大事な事だと思います。これが出来ないと、良いチームは絶対に作れないんですよね。代表チーム内でも大切ですが、チームと外とのコミュニケーションである広報活動なども同じ様に大切だと感じています。
 代表とは「代わりに表す」ことだから。日本でラクロスに携わるすべての人の代わりに世界大会で勝つんだから、自分達の活動を身近に感じてもらうのはとても大切なことですね。それらの「コミュニケーション」が選手の最高のパフォーマンスを生むものだと思っています。

 
Q4.GMの藤井さんから見る、現日本代表選手の魅力はどんな所ですか?

 感謝できるところ。日本代表って、いろいろな人達の多くの助けを借りて活動してるんですね。グランドの手配、審判の派遣、協賛社、広報のPR,練習試合の相手チーム、合宿所の方々、挙げたらキリがありません。そういった多くの協力のもとに代表があるという意識を、選手はしっかり持っているようです。そして、「ありがとうございます」って言葉だけでなく、自分達が代表として勝ちにこだわり、妥協しないっていうことで感謝を表すってことも。だから意識も高いですね。

 
Q5.ラクロスというスポーツの魅力はどこにあると思いますか?

 私はあんまり他のスポーツの事を知らないので言えませんが・・・。ラクロスは、女の子が大きなフィールドで走りまわって、ぶつかって思い切りプレイできる数少ないチームスポーツなのではないかな、と思います。また、他のスポーツに比べて歴史の浅いラクロスは、確立した基本形や練習方法などもないから、自分で全て作り上げていく辛さと楽しさがあって、そして国境を越えてラクロスプレイヤーが助け合っています。そこが私は好きなところです。

 
Q6.将来日本代表を目指しているラクロスプレイヤーに一言お願いします。
  あきらめない!!
  何事も最後まで絶対あきらめないっていうことは、ラクロスでもそれ以外のことでも大事な事だと思います。がんばって下さい。

 

Interview by 日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・力石優子
Photo by 女子日本代表サポートマネージャー・頃安悠子

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