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開始のドローを制したのは福岡、そのまま開始1分で1点を先制した。この失点により東海は、攻める姿勢を前面に出し、ゴールに攻め込み、6分の間に2点を返す。その後、福岡は細かくクリアを繋げ、#66富田真世選手のシュートが決まり、2-2の同点に追いつく。東海のチームタイムアウトの後、流れは東海へ。終始東海が福岡陣地に攻め込み、さらに2点を追加するという福岡にとっては大変苦しい時間が続く。東海は依然攻め続けるも、福岡のゴーリーの好セーブにより、それ以上の得点をなかなか追加することが出来ない。しかし、前半終了間際、一瞬の隙を突き、#1長山祐子選手がセンターでアシストを受けて、ようやく点が加算され、5-2で前半終了した。
 
 
後半開始5分、先制点を取ったのはクリアをランで運ぶ事を成功させた福岡である。このまま、福岡が流れを掴み逆転を成功させるのかと思った直後、東海に1点を返される。しかし、福岡はフリーシュートのチャンスを得、ここでパスを受けた#8多久島梨奈選手のシュートが決まる。その後ももう一点押し込み、6-5と1点差まで迫った。ここでチームタイムアウトを取った東海は、再びタイムアウト後に#1長山祐子選手のシュートが決まった。ここから両チームとも、一歩も引かない試合展開が繰り広げられ、お互いにゴールにたどり着くことが出来ない。時間だけが過ぎていく中、福岡は度重なるファールを繰り返し、東海にボールを渡してしまう。それに加えて福岡は、ボールを保持した時の高い位置からの東海によるハイプレッシャーでボールダウンしてしまい、東海のゴールまで持っていくことが許されない。そんな均衡を破ったのは、福岡#21山本望選手のシュートであった。1点を追う福岡のプレッシャーも次第に強くなるが、東海に一歩及ばず7-6で試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
 
 
両者全く引かず、試合終了間際まで試合展開が読めなかったが、関東・四地区共に1位の意地を見せ付けた試合だった。
 
 
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