Go To TOP PAGEInternational Lacrosse Friendship Games 2009

第21回ラクロス国際試合

大会レポート

日時:2009年6月20日(土) 11:00試合開始
場所:愛知・半田運動公園陸上競技場

女子エキシビジョンゲーム: U20東海選抜 vs U20関東選抜

U20東海選抜vsU20関東選抜U20東海選抜vsU20関東選抜

スコア

チーム
前半
後半
TOTAL
U20東海選抜
1
0
1
U20関東選抜
13
9
22

U20東海選抜vsU20関東選抜U20東海選抜vsU20関東選抜

得点者

U20東海選抜 U20関東選抜
#9 古場玲奈(1)
#56 戸花夏緒里 (7)
-
#53 飯島史織 (5)
-
#64 音田有美 (3)
-
#55 竹内美代 (2)
-
#57 銭元呼春 (1)
-
#62 市川真由美 (1)
-
#65 森若菜 (1)
-
#68 板敷美穂 (1)
-
#71 川田佳代 (1)

審判

主審 祖父江仁美
副審 横井佑美
子鹿えりか
小林さやか
BM 西尾聡美

 

ゲームレポート

 第21回ラクロス国際親善試合愛知大会。エキシビションゲームとして位置付けられたこのU20女子東海選抜とU20女子関東選抜の試合は、太陽が雲間から顔を覗かせ、観客席の緊張感が高まる中、幕を開けた。

U20東海選抜vsU20関東選抜 試合開始1本目のドローを制したのは、U20女子関東選抜(以下関東選抜)。華麗なパス捌きでボールをゴール付近へと運べば、負けじとU20女子東海選抜(以下東海選抜)もボールを前へ繋げようと強気な姿勢を見せる。そんな試合が動いたのは前半開始3分。東海選抜のクリアーミスによりゴーリーがもたついた隙を逃さず、関東選抜#64音田が本日1点目を決める。早々に流れを引き寄せた関東選抜は、さらにその1分後、東海選抜のファールによって与えられたフリーシュートを#53勝見が確実に決め、0-2とする。一方、東海選抜も関東選抜のファールによりチャンスが巡ってくるが、関東選抜のゴーリー#72北川のナイスセーブに阻まれ、そのチャンスをものにすることが出来ない。そこからは、両チームの攻め合いが続くが、どれも決定打にはならない。このまま均衡状態が続くかと思われたが、その流れを変えたのはまたしても関東選抜だった。#53勝見が本日2点目を決める。それを皮切りに関東選抜の怒涛の攻撃が続き、#53勝見、#64音田、#62市川らが次々とシュートを決め、前半開始15分の時点で0-7と東海選抜を大きく引き離した。流れを変えたい東海選抜だが、なかなかパスが通らずクリアーが繋がらない。その後も関東選抜の勢いは止まらず、続く#56戸花、#53勝見らが正確なパス繋ぎとチャンスを逃さない確実なシュートを見せ、0-10とさらに点差を広げる。必死に関東選抜の勢いに食らいつく東海選抜が意地を見せたのは、前半開始24分。関東選抜のパスミスからボールを奪った東海選抜が、この試合なかなか繋がらなかったクリアを前へ前へと繋ぎ、最後にゴール前の#9古場が振り向きざまに華麗なシュートを決めた。これが東海選抜の本日貴重な1点目となった。観客席から大きく歓声が上がる中、この傾きかけた流れを自分たちのものにしたい東海選抜だったが、集中を切らさない関東選抜が、前半終了直前に畳みかけるようにさらに3点を追加して前半終了。

 1-13と関東選抜が大きくリードして迎えた後半、1本目のドローを制したのはまたも関東選抜。序盤からボールを支配してゴールを狙い続ける関東選抜は、後半開始3分、中に切りこんできた#56戸花へのフィードが通り、シュートを確実に決めて1-14とし、じわじわと点差を広げていく。だが、ここで東海選抜がゴーリーのナイスセーブをはじめとして粘りのあるディフェンスを見せ、関東選抜の勢いを食い止める。その東海選抜もボールを取り返した後のミスが多く、なかなかチャンスを生かすことが出来ず、しばらくは両チーム我慢の時間が続いた。そんな中、後半開始10分、関東選抜#55竹内が東海選抜のファールにより得たチャンスを確実に決めて、その均衡状態を破れば、その流れに乗る形で、そのまた1分後に#71川田、2分後に#68板敷が次々とゴールを決め1-17。しかし、ここで流れが大きく変わる。後半開始13分、クリアを綺麗に繋ぐ東海選抜に人数有利の決定的なチャンスが訪れるが、シュートは惜しくも枠を外れた。得点には結びつかなかったものの、このシュートをきっかけに流れは東海選抜へと傾きかけ、その後も東海選抜は、#7吉村、#27田中らを中心に果敢にゴールを狙い続けるが、あと一歩のところでなかなかゴールを奪うことが出来ない。なかなか両チーム得点を挙げることが出来ないまま迎えた後半開始20分、関東選抜#65森が1対1を仕掛けそのままシュート。この1点により再び流れを自分たちのものへと引き寄せた関東選抜が、試合残り3分の間に#55竹内、#64音田、#56戸花らでダメ押しの4点をさらに追加し、必死に食らいつこうとする東海選抜に対して20点差以上をつけて引き離し、1-22で試合終了となった。

U20東海選抜vsU20関東選抜U20東海選抜vsU20関東選抜

関東選抜の圧勝で終わったこの試合。試合を行った東海選抜のプレイヤーを始め、会場にいた東海地区のプレーヤー達はこの試合結果をどのように捉えただろうか。東海地区の課題と今後の成長のきっかけを与えてくれたこの試合は、まさに国際親善試合エキシビションゲームにふさわしい一戦となった。

 

Report:日本学生ラクロス連盟東海支部広報委員会・森島敦子(南山大学)
Photo:日本ラクロス協会東海事務局広報部・八木信行、小幡哲資

 

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