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第21回関東学生ラクロスリーグ戦・男子準決勝第2試合

慶應義塾大学[1部Bブロック1位] vs 早稲田大学[1部Aブロック2位]

日時:2008年11月3日(祝) 17:30試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場

慶應義塾大学vs早稲田大学慶應義塾大学vs早稲田大学

スコア

チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
慶應義塾大学
3
1
1
2
7
早稲田大学
1
0
4
1
6

慶應義塾大学vs早稲田大学慶應義塾大学vs早稲田大学

ゲームレポート

 オレンジ色のカクテルライトが、白と臙脂色のユニフォームを照らす中、17時50分始まりの笛が鳴り響いた。スタジアムは期待と興奮に包まれた。

慶應義塾大学vs早稲田大学慶應義塾大学vs早稲田大学

 まず、ボールを制したのは慶應義塾。たて続けに3本のショットを放つも枠外。その後互いに一歩も譲らない攻防が続いたが、開始6分、ついに均衡が破られた。決めたのは慶應義塾#40関根幹祐選手。関根選手はストーリングが掛けられている中、左サイドからの1対1で右隅のネットを揺らした。さらにその2分後、慶應義塾#42市村賢選手のカウンター攻撃から、#18山下洋輔選手へのパスが通りそのままシュート。激しい競り合いが続く中、さらに慶應が得点を挙げ、このまま第1Qが終わるかと思われた残り40秒、反撃の狼煙を上げるが如く早稲田#28加藤啓介選手が慶應のゴールネットを揺らした。こうして第1クォーターは3対1で終了した。

 第2クォーターも両チーム激しい攻撃を展開するも中々点が決めきれない。開始7分この均衡を破ったのは、慶應義塾#40関根幹祐選手だった左サイドからの1対1を仕掛け、そのまま自分で右サイドネットにシュートを突き刺した。しかし、その後は両チームとも得点の機会を生かせず、このクォーターが終了した。

 第3クォーターが始まろうかとする前、審判からイエローフラッグが投げられた。ランダムスティックチェックによって早稲田のクロスが違法と判断されたのだ。早稲田は3分間のマンダウンを余儀なくされた。これを好機にと開始20秒、慶應義塾#9木下純選手が得点を決めた。早稲田のゴーリー#88亀松昌平選手も体を張ってボールを当てるも、止め切れなかった。早稲田は何とかこのマンダウンを1点に抑えると、開始6分クリアからのボールを早稲田#26宮田雄介選手が慶應のゴールに突き刺した。このゴールで早稲田に流れが一気に変わった。早稲田は波に乗って、その後続けて3点を奪い、ついに慶應に追いついた。そして第3クォーター終了の笛が鳴る。第3クォーター終わって5対5。会場の盛り上がりは、両チームのプレーに酔いしれ、最高潮へと達していった。

慶應義塾大学vs早稲田大学慶應義塾大学vs早稲田大学

 そして、運命の第4クォーター開始の笛。ここでボールを制したのは慶應義塾。早稲田ゴールを脅かすシュートを撃つも入らない。しかし、まだ攻撃は続く。開始2分ついに#11澤野友亮選手が早稲田ゴールを突き破った。しかし、その2分後慶應はディフェンス中に痛恨のスラッシング。この機を早稲田は逃さなかった。#19山下晋之選手が同点のゴールを決める。両チームのダウンボールにより、攻守の入れ替えはより一層激しさを増していった。開始14分そして、その均衡を破ったのはやはりこの人、慶應義塾#40関根幹祐選手であった。#18山下洋輔選手からのクリアボールを左サイドでもらい、そのまま早稲田ゴールへ突き刺した。結局、これが決勝点となり、慶應義塾は苦しみながらも決勝に駒を進めることが出来た。

慶應義塾大学vs早稲田大学慶應義塾大学vs早稲田大学

 

Report:赤沼達彦(国士舘大学)
Photo: 日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満

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