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第21回関東学生ラクロスリーグ戦・男子決勝

慶應義塾大学[1部Bブロック1位] vs 東京大学[1部Bブロック2位]

日時:2008年11月24日(祝) 14:00試合開始
場所:東京・駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場

慶應義塾大学vs東京大学慶應義塾大学vs東京大学

スコア

チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
慶應義塾大学
4
4
8
2
18
東京大学
1
0
1
1
3

慶應義塾大学vs東京大学慶應義塾大学vs東京大学

得点者

慶應義塾大学 東京大学
#10 長雅之 (5) #30 織田健太朗 (2)
#40 関根幹祐 (4) #5 中島穣 (1)
#9 本下純 (2) -
#20 長島洋平 (2) -
#7 小原正士 (1) -
#18 山下洋輔 (1) -
#23 山口悠 (1) -
#42 市村賢 (1) -
#89 桑名祐司 (1) -

*()は得点数

慶應義塾大学vs東京大学慶應義塾大学vs東京大学

ゲームレポート

 2008年11月24日(月祝)、身を切るような冷たい雨が降りしきる中、ついに第21回関東学生リーグの覇者を決める試合が、慶應義塾大学(以下慶應)対 東京大学(以下東大)によって行われた。

慶應義塾大学vs東京大学 第1クォーター、試合開始の笛が鳴り響き、まず最初にフェイスオフをとったのは東大だった。しかし、直後に東大のパスミスにより慶應のオフェンスへ。開始1分25秒、東大のファウルにより慶應はエキストラマンオフェンスのチャンスを得るが、東大のディフェンス陣によって点を奪えない。その後は、お互い一歩も譲らず均衡した状態が続いた。しかし、開始5分、試合が動いた。慶應#18MF山下からのゴール裏からのフィードを慶應#10AT長が受けとり右サイドから1対1で最初の得点を挙げた。さらにその2分後、慶應がファーストブレイクから慶應#42市村のパスが#7AT小原へ通り、それを確実に決め2-0とした。その後も慶應が攻め続け、慶應ペースで試合が進んでいく。開始12分、この流れを断ち切らんと、東大#30AT織田が、ストーリングが掛けられている中、ゴール裏からの1対1で相手を抜き去り、右サイドからのジャンプシュートがワンバウンドでゴールに突きささった。これで2-1となったが、慶應ペースの流れは変わらず、東大のゴールからわずか1分30秒後に慶應#11MF澤野がブレイクをつくり、#40AT関根へパスが通り、そのままシュートとなって得点を挙げた。さらに、第1クォーター残り30秒にも#40関根が得点を重ね4-1とした。慶應の3点のリードで、第1クォーターは終了した。

 第2クォーター、東大は点差を縮めることができるのだろうか。開始2分43秒、慶應#40AT関根が1対1で3人をかわし、倒れこみながらもシュートを放ち点をゴールを決めた。東大は、点差を縮めることができず、さらに開始10分、12分に慶應が得点を重ねていった。スコアが7-1となったところで、両チームなかなか点は決まらす、均衡した状態が続いていった。ここで点差を縮めたい東大だが、慶應の堅い守りに阻まれ、シュートを撃つことさえ出来ないでいた。そして、均衡を破ったのは慶應であった。残り8秒、慶應#42MF市村が、東大のクリアをパスカットし、そのままハーフから走りこみ、ランニングシュートでゴールネットをゆらした。スコアが8-1となり第2クォーターは終了した。このクォーター、東大のスコアは沈黙したままであった。

 第3クォーター、奪われた点を取り返したい東大だったが、開始早々ファウルをおかしてしまい、慶應のエキストラマンオフェンスとなった。このチャンスを慶應は逃さなかった。開始、1分46秒、エキストラ中、慶應#40AT関根のシュートをゴーリーが足に当てセーブするも、こぼれ球を#10AT長が押し込み9-1とリードを広げた。その後も、慶應#89MF桑名、#9MF本下、#10AT長が得点を挙げ、11-1と大量に慶應が点差を広げた。その時、東大からのクロスチェックの要請があった。しかし、クロスが合法であったため東大のヘッドコーチがアンスポーツマンライクコンタクトのファウルを受け、東大が3分間マンダウンの状態でディフェンスをしなければならなくなった。開始10分、エキストラで慶應#10AT長が点を決め、さらにその2分後、慶應#42AT関根が東大のクリアミスのボールを拾い、無人のゴールに落ち着いて入れた。開始16分、東大#30AT織田がゴール裏から1対1で相手を抜き去り、右下からの飛び込みながらのシュートをゴールにねじ込み、スコアは14-2となった。しかし、流れは依然慶應に傾いており、さらに慶應は得点を重ね、このクォーターは16-2と大幅にリードを広げた。

慶應義塾大学vs東京大学慶應義塾大学vs東京大学

慶應義塾大学vs東京大学 第4クォーター、このクォーターも最初に得点を挙げたのは慶應であった。開始1分24秒、慶應#9MF本下が1対1でディフェンスを2人抜き去り華麗に得点を挙げ、17-2とした。しかし、その後は両チーム共に得点を挙げれない時間が続いた。このクォーターの流れは、東大に傾いていった。開始10分東大#15MF中島が左裏からの1対1で得点を挙げた。スコアは17-3となった。慶應はこの失点により気を引き締めたのか東大に傾いていた流れを再び引き戻した。残り1分30秒、ロングスティックの慶應#23DF山下が東大のディフェンスの隙を奪って、ブレイクにより点を決め、試合は終わった。終わってみれば18-3と大差で慶應が勝利を収め、試合終了の笛が鳴り響いた瞬間、慶應義塾大学の選手、ベンチ、応援席から大きな歓声の声が上がった。

 この勢いのまま全日本選手権でも関東の力を見せ、大いなる活躍を期待したい。

 

Report:赤沼達彦(国士舘大学)/大田聖也(国士舘大学)
Photo: 日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満

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