Go To TOP PAGEJapan Club Lacrosse Championships 2005

 第7回ラクロス全日本クラブ選手権

日時:2005年11月27日(日) 14:30試合開始
場所:大阪・ 鶴見緑地運動場

女子決勝: WISTERIA(東日本チャンピオンリーグ1位) vs CHEL(東日本チャンピオンリーグ2位)

WISTERIA vs CHELWISTERIA vs CHEL

スコア

チーム
前半
後半
TOTAL
WISTERIA
4
4

8

CHEL
2
3
5

WISTERIA vs CHELWISTERIA vs CHEL

得点者

WISTERIA CHEL
#96 菅原与美 (3) #4 岩崎千春 (2)

#8 行田亜希子 (1)

#22 坂元英恵 (1)
#9 川辺美穂子 (1) #27 市川亮子 (1)
#47 須藤美和子 (1) #44 河内未土 (1)
#56 岸上裕子 (1) -
#73 大井香織 (1) -

*()は得点数

ゲームレポート

 11月27日、第7回全日本クラブ選手権決勝戦・WISTERIA対CHELの試合が、大阪・鶴見緑地において行なわれ、8-5でWISTERIAが勝利、全日本クラブ選手権で3年ぶり4度目の優勝を果たした。

【前半】
WISTERIA vs CHEL 前半、1本目のドローを獲ったのは赤色ユニホームのCHEL♯16濱田亜衣子。濱田がそのまま1対1でシュートを撃つが、WISTERIAゴーリー♯77牧美奈子にセーブされ得点にはならなかった。WISTERIAのパスミスからクリアーになると、CHELはゴール裏にボールを集め、アシストを狙う。開始2分、ゴール裏のCHEL♯44河内未土が、11mファン内にカットインした♯4岩崎千春にアシストを出し、岩崎がシュートを決め0-1、去年の全日本選手権王者・WISTERIAから先取点を奪った。2本目ドローもCHELが獲るが、WISTERIAの激しいチェックで攻撃できず、開始4分、Free Shot on Goalを与えられたWISTERIA♯96菅原与美にシャベルシュートを決められ1-1。さらに開始8分にも、WISTERIA♯56岸上裕子にFree Shot on Goalを決められ2-1とリードされた。CHELは得意のゴール裏からのアシストを何度も試すが得点できず苦しんでいた開始10分、♯27市川亮子が1対1でシュート、2-2と追いついた。WISTERIAはすかさず反撃。CHELのパスミスをWISTERIAがクリアー。開始12分、センターを走る♯9川辺美穂子からのパスを、右サイドにいた♯8行田亜希子がキャッチ、行田がそのまま15mラインから1対1で走りこみシュートし3-2とした。その後、CHELはゴール裏のアシストを使った攻撃、WISTERIAは15mラインで左右へのサイドチェンジなど、それぞれ遅攻からゴールを狙うが、いずれも得点に繋がらないまま23分が経過した。開始23分、WISTERIA♯47須藤美和子がFree Shot on Goalを決め、4-2とWISTERIAがリードを広げ、前半が終了した。

【後半】
WISTERIA vs CHEL 後半開始のドローもCHELボールになるかと思われたが、グランドボールの獲り合いで、CHELがプッシング、WISTERIAボールとなった。試合を通してCHELディフェンスのファールが目立っていたが、CHELは今試合において、合計4枚のイエローカードを出した。後半の先取点もCHEL、開始2分に♯22坂元英恵が決め4-3とした。WISTERIAは、リストレラインを利用し攻撃する選手を入れ替え、CHELディフェンスを翻弄させた。♯9川辺や♯56岸上がCHELゴールを狙うなか、開始4分、♯96菅原がゴール裏からの1対1で回り込んで、ゴール逆サイドへ撃ち込むシュートを決め、5-3とした。続いて9分、ゴール裏♯56岸上が出したアシストを♯9川辺がキャッチ、そのままダイナミックなジャンピングシュートを決め6-3とし会場を沸かせた。開始11分、今度はCHEL。♯4岩崎によるゴール裏からのアシストを、カットインしてきた♯44河内が決め6-4。CHEL得意の攻撃が決まった。開始17分にも、ゴール裏♯22坂元が出したアシストを♯4岩崎が決め6-5。この勢いのまま、CHELの逆転もありうるかと思われる中、WISTERIAディフェンスから「ここが勝負だよー」という声が上がる。その声の通り、ゴーリー♯77牧がファインセーブを繰り返し、CHELにWISTERIAゴールを割らせなかった。開始22分、WISTERIAはCHELのパスミスからクリアー、ブレイク状態でゴール前までボールを運び、♯15道越さやかにパスが渡る。♯15道越は15mライン右サイドから、ゴール前にフリーで待っていた♯96菅原にパスを出し、♯96菅原がCHELゴーリーとの1対1でシュートを決め7-5とした。この直後、CHELから♯96菅原のクロスがイリーガルではないかと、審判にクロスチェックの要請が出たが、審判のクロスチェックより正当なものと判断され、得点に変わりはなかった。続いて開始23分、WISTERIA♯73大井香織がゴール裏から回り込んでシュートし、8-5と点差を広げた。残り2分。CHELは♯4岩崎や♯22坂元らが最後の攻撃を繰り返すが、WISTERIAゴーリー牧がそれら全てをセーブし、得点できず時間がすぎ、8-5とWISTERIAが勝利し終わった。

WISTERIA vs CHEL

 今試合において、ドローはCHELが常にゲットしていたし、WISTERIAのミディーでのパスミスなど、CHELが攻撃できる機会が多かったように思われる。しかし、この試合を見る限りでは、CHELディフェンスのメジャーファールが多かった。WISTERIAに対してFree Shot on Goalを多く与えたこと、WISTERIAがそのFree Shot on Goalを6本中3本決めたことでCHELがその有利な状態を活かし切れなかったように思われる。

 

Report:谷川由紀子(KITE LACROSSE所属)
Photo:山本昌宏(日本ラクロス協会事務局)


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