木々が思い思いに色づく大阪・鶴見緑地にて今年のクラブチーム王者を決める決戦が行われた。「デサがくる。鈴村が、大吉が、吉留がくる。」対戦カードはデサフィーオ(以下デサ)対東日本ラクロスクラブ(以下ラガ)。この試合を楽しみにしていた関西のラクロスプレイヤーやファンは大勢いたはずだ。今年はグランドの関係でスタジアムでの開催ができなかったが、観客は砂被りの席で迫力あるプレイを同じ目線で体感することができた。
ゲームは、ラガ#15堀川の1対1で幕を開けるも、デサはエキストラマンオフェンスで確実に得点を重ねる。3マンダウンを含めた3回の反則による失点がラガに重くののしかかることとなる。
1Qは、デサ#10鈴村、#4大吉、#15八木の得点で5-2デサがリード。
2Q、デサは1対1でゴールを狙うが、ラガも守護神#52宇田川がゴールを死守。結局2Qはデサ#5大吉のカットによる得点のみ。前半を終えて、6-2でデサの4点リードで折り返した。
3Q、‘98ワールドカップ慶應三銃士の1人ラガ#4小林が今エキストラオフェンスで得点。デサのファールが続き3回のエキストラオフェンスを得るも、ラガはゴールネットを揺らすことができない。また、イーブンの状態になってもデサのゾーンディフェンスを攻略することができなかった。2Q同様、両者ともになかなか得点を挙げることができなかったが、クォーター終盤デサは#27久保のフィードで#21山本が得点。
7-3デサリードで迎えた4Q、ラガは無名塾塾生#1越智がグランドボールを奪い中盤を疾走、一気に走りこみボールをゴールに叩き込む。デサも#5大吉からのフィードを#20Mr.東大こと山口がカットでゴール。この試合デサのクリースワークとフィードが冴える。ラガも負けじと#4小林がエキストラオフェンスで今日3点目。この時点で8-5。デサ#8平のシュートで9-5。当然ながらラガはあきらめない。ラガ#22久留米大出身の荒川がフラッグダウン後に強引ながらも執念のゴール。エキストラ状態では#17瀬田が簡単にフェイスオフを取り、#7青山につなぎ得点。会場にはもしやという雰囲気が流れたがデサはポゼッションするとボールをキープしラガの時間を殺していく。最後は、デサ#10鈴村が得点を挙げ10-7で試合終了。
2005年デサがクラブ選手権チャンピョンの座を勝ち取った。
 
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