Go To TOP PAGEJapan Club Lacrosse Championships 2005

 第7回ラクロス全日本クラブ選手権

日時:2005年11月20日(日) 13:00試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場

男子第1回戦第2試合: DESAFIO(東日本チャンピオンリーグ1位) vs 関西ラクロスクラブ(西日本リーグ2位)

スコア

チーム
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
DESAFIO
6
5
3
6

20

関西ラクロスクラブ
0
0
1
0
1

得点者

DESAFIO 関西ラクロスクラブ
#10 鈴村芳朗 (6) #5 鳩場通弘 (1)
#7 鈴木庸之 (4) -
#5 大吉直樹 (3) -
#27 久保隆史 (3) -
#20 山口幹生 (2) -
#31中井隆之 (1) -
#51 石川満寿英 (1) -

*()は得点数

ゲームレポート

 13時から行われた、第二試合。
  リーグ戦では、メンバーが揃わず苦戦を強いられながらも、東日本チャンピオンリーグを1位で通過したDESAFIO(以下、デサ)と、NLC Hornetzとの接戦を制し、2年連続で出場してきた西日本リーグ2位の関西ラクロスクラブ GOLD ZEALER(以下、ゴジラ)の対戦。

DESAFIO vs 関西ラクロスクラブ

 試合開始のフェイスオフは、デサがポゼッション。ポゼッションを確保したまま、オフェンスを続ける。そして、開始から2分、デサ#10鈴村がゴール近くでのグラウンドボールを拾い、落ち着いてゴール。その後も、MFの1対1、エキストラマンオフェンス、ファーストブレークと多彩なパターンから得点を重ね、1Q終了時には6-0でデサリード。ゴジラは、ほとんどポゼッションを取れない。少ないポゼッションもデサディフェンスの前に攻め手がない様子。

DESAFIO vs 関西ラクロスクラブDESAFIO vs 関西ラクロスクラブ

 2Qは、デサAT陣がその技術を見せ付けるかのようなプレイを披露。特に#10鈴村は、ビハインドパスなどその高い技術を披露し、デサ・オフェンスにリズムをつける。このクォーター最初の得点も鈴村。ゴール前のグランドボールを拾うと、ゴールに背を向けたままシュート。ゴールネットを揺らす。続いては、#5大吉からのフィードを#27久保がシュートという形で2得点。さらに、#10鈴村が豪快にミドルシュートを突き刺す。デサのATの高いスキルに、ゴジラのディフェンスはなす術がない様子。このクォーターも圧倒的なポゼッションから、5点を奪い、11-0でハーフタイム。

DESAFIO vs 関西ラクロスクラブDESAFIO vs 関西ラクロスクラブ
DESAFIO vs 関西ラクロスクラブDESAFIO vs 関西ラクロスクラブ

 3Qもデサペースは変わらず。エキストラマンオフェンスのチャンスから、デサ#20山口がミドルシュートを決めて、12-0。この後、2点を追加されたゴジラは、エキストラマンオフェンスからゴジラ#5鳩羽がミドルシュートを決める。このゴール後、少しずつではあるが、ゴジラがオフェンスの機会を得るも、デサ・ディフェンスの前に、球回しからミドルシュートを放つだけ。この日のデサ・ディフェンスは、1対1で安定しており、崩すためには、6人の有機的な動きが必要だったように思える。3クォーターを終わって、14-1。大勢は決した。

DESAFIO vs 関西ラクロスクラブDESAFIO vs 関西ラクロスクラブDESAFIO vs 関西ラクロスクラブ

 4Q開始。既に観客席もデサの強さに圧倒されていた。デサの選手が見せる高い技術にまるでショーでも見ているかのような雰囲気。ゴジラもその雰囲気を一掃することはできず、選手一人ひとりがその雰囲気に飲まれているかのように感じた。そんな中、ゴジラ#26横田が一人気を吐き、ランニングシュートを数本放つも、デサのゴールを割ることはできない。デサは素早いクリアからのATの3マンプレイという得意の展開で、得点を積み重ねる。このクォーター、ゴジラはほぼ何も出来ず、終わってみれば、20-1というスコア。

 この日のデサは、ATが安定したスティックワークから素早いオフェンスを仕掛け、高い確率で得点へと結び付けていた。また、ディフェンスでも決定的な場面を作られること無く、しっかりと4Q通して集中できていた。来週の決勝戦、そして全日本選手権大会につながる試合ができたのではないだろうか。

 一方のゴジラは、オフェンス、ディフェンスともに本来の力が発揮できなかったように思う。デサは確かに強かった。関西からの遠征というハンディもあっただろう。事前の準備はもちろん、ゲーム中の修正など、もう一段階高いレベルのチームとして戦ってくれることを期待していただけに、残念でならない。この敗戦を糧に、来年こそ、東日本のチームを破り、全日本選手権へ出場することを期待したい。

Report:木下達也(ADVANCE HANGLOOSE所属)
Photo:海藤秀満(日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー)


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