午後になっても晴天は続き、相変わらずのラクロス日和の中第二試合は始まった。
対戦大学は関東学生1位の東京女子体育大学と4地区学生1位の岡山大学だ。
　
時間通り1時30分に試合開始のホイッスルが鳴り響きドローが行われた。
ドロー後、しばらく両大学は積極的に攻めるも、徹底的なマークで互いにゆずらなかった。



　その中、岡山大学#37 石原美苗が先制点を決めた。
　しかし、東京女子体育大学も負けじと#2 青柳瑞穂がゴール
　を豪快に決めた。
　ひときわ大きな声援があがり、続けて東京女子体育大学
　#18石坂明日香が2点目を決めた。

　のりに乗った東京女子体育大学はさらに、#17 池田亜里沙の
　絶妙なパスを#9 小林麻衣子が受け、見事に決めた。
　
　




このまま東京女子体育大学の流れになってしまうのかと思った矢先、
岡山大学#4有澤利可がフリーシュートのチャンスを逃さずに2点目をきめた。
岡山大学の応援団の黄色と青のポンポンが激しく揺れた。

このあたりから両大学によるフリースペース トゥ ゴールの侵害が目立ち始めていた。


岡山大学#4 有澤利可はフリーシュートのチャンスを逃さずに2点目をきめた。
岡山大学の応援団の黄色と青のポンポンが激しく揺れた。





流れを渡したくない東京女子体育大学は、#8 行田亜希子が真ん中へ切り込み鮮やかに4点目を決めた。　

岡山大学はこの流れを止めたいという強い想いがプレーに出てしまったのか、立て続けにフリースペース トゥ
ゴールの侵害とファウルを繰り返してしまった。

東京女子体育大学#26 津田理華はフリーシュートのこぼれ玉をすばやく拾い上げて、5点目を決めた。

しかし、岡山大学#51 谷あゆみはドローのボールをそのまま運び、#67 板野容子にきれいなパスをだし、
3点目を決めた。
　

その後ついに岡山大学はたて続きのファウルに対し、グリーンカードが出された。

東京女子体育大学の猛攻はとまらず、6点目を行田亜希子、7点目を池田亜里沙が決め、
前半は7対3で東京女子体育大学がリードする形で終わった。

　




後半は岡山大学の先攻で始まったが、スキのないディフェンスに阻まれた。

東京女子体育大学の勢いはとまらず、#17 池田亜理沙、#35 浅井典子、1番道越さやかが連続して得点した。
ゴールキーパーの#33 牧美奈子も、フリーシュートを止めたりと、好セーブが続いた。
　
ファウルの続く岡山大学に対し、ついにレッドカードが出、三分間二人が退場となった。
しかし、大量リードを許さない執念のディフェンスで三分間を凌いだのだ。
そして岡山大学#16 青木千沙が4点目を決め、さらに#4 有澤利可がフリーシュートを決め、点差を縮めた。
波に乗ろうと#2 岩井遥はパスカットを見せたがシュートにはつながらなかった。



一方の東京女子体育大学#3 大竹加寿美はチェックをしてゴールまで持って行くも、
岡山大学#6 有田牧子がとめた。
そして東京女子体育大学#7 木村麻衣子はゴール裏からのパスをダイレクトに決め、
関東学生1位の貫禄を見せつけた。


続く#17 池田亜里沙は転びながらの執念のシュートを決めた。

最後の30秒になっても激しい攻防は続き、最後の最後、岡山大学#67 板野容子が6点目を決め、
ハットトリックとなった。


しかし、無情にもホイッスルはなり試合終了となった。
結果は12対6で東京女子体育大学の勝利だった。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Text:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・加賀美寿瑞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Photo：日本ラクロス協会国際部・鹿内映里





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