雲ひとつにない晴天の中、第15回ラクロス全日本選手権1回戦、関西学院大学(以下、関学) 対
ＭＩＳＴＲＡＬの試合が舞洲運動公園広場球技場でおこなわれた。


前半開始5分、ＭＩＳＴＲＡＬが＃30矢本、＃17長岡とパスをつなぎ、最後に＃9今井が走りこんできて
シュートを打ち、先制点を決める。




関学は、ＭＩＳＴＲＡＬのシュートを防ぎ、クリアをつなごうとするも、ＭＩＳＴＲＡＬの強いプレッシャーから
なかなかシュートまで持ち込めない。

そんな中、ＭＩＳＴＲＡＬは素早いパスと足の速さを生かした、速攻により、2点を加え、開始6分で
早くも3-0とリードする。

一方の関学は＃84ゴーリー志賀の好セーブから生まれるクリアをつなぎ、＃22伊藤がシュート。
これが決まったかに見えたが、イン・ザ・クリースとの判定でノーゴールとなる。

しかし、その後も関学は必死にゴールを守り、パスをつないで＃26西岡がフリーシュートを決め、
ようやく1点を返す。

その4分後、関学は再びフリーシュートを決め、2-3と1点差に詰め寄る。


その後も関学はパスをつないで攻めようとするが、ＭＩＳＴＲＡＬのディフェンスは厚く、
なかなか攻め切れない。
ＭＩＳＴＲＡＬはもう1点追加し、このままＭＩＳＴＲＡＬペースかと思いきや、＃22伊藤が巧みな
スティックワークにより1対1で3点目を入れ、3-4。

勝負はまだわからないという場面で前半が終了した。




後半、ＭＩＳＴＲＡＬは最初のドローをものにし、果敢にシュートを放つが、関学＃84志賀が好セーブを
みせなかなか点数に結びつかない。

ここで関学のオフサイドファウルにより、ボールを得たＭＩＳＴＲＡＬ＃17長岡が確実にシュートを決め、
後半の先制点とする。


ここで点差を広げられたくない関学は次のドローを制し、積極的にゴールへとボールを運ぶ。
開始8分、関学＃56古樫のゴール裏からのアシストを受け、＃22伊藤が華麗なスティックワークで
相手ディフェンスを翻弄し、シュートを決め、4-5とし、観客を沸かせた。

次のドローも関学がとり、ＭＩＳＴＲＡＬのゴール裏までしぶとくついていく攻撃的なディフェンスに阻まれ、
点数を重ねることができない。

　関学タイムアウト後、両チームともに、インターセプトや
　ダウンボールのケア、見事なセーブなど好プレーを見せ、
　観客の目をひきつける激しい攻防戦を展開するが、後半23
　分ＭＩＳＴＲＡＬ＃12井上が関学のゴール前でファウルを誘い、
　冷静にフリーシュートを決め、4-8とする。

　その後、関学は＃22伊藤からのアシストに＃26西岡が合わ
　せて走りこみ、1点を決め、追い上げのムードを作り出すが、
　ホイッスルが鳴り、惜しくも試合終了。
　




両者ともにボールへの強い執着心が伝わってくる、白熱した試合であった。
準決勝へ進むＭＩＳＴＲＡＬには、さらに良い試合を期待している。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　Text:日本学生ラクロス連盟西日本支部 広報委員会メディア班・東原彩(神戸市外国語大学)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　保井由佳里(京都大学)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




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