Go To TOP PAGELACROSSE NATIONAL LEAGUE 2004

日時:2004年11月23日(火祝) 13:30試合開始
場所:長居球技場

第15回関西学生ラクロスリーグ戦
男子FINAL3決勝戦 京都大学
(1部1位) vs 関西学院大学(準決勝勝者)

ゲームレポート

待つものがいた京都大学
追うものがいた関西学院大学

最高峰はこの2校、昨年と同じ顔合わせ昨年、覇権を握りしめたのは関学両者 
何かにひきよせられたか 地は長居球技場リーグ戦では、京都大学が圧倒的なブレイクラクロスをみせ勝利だが
ファイナル3という場は異質立ったものにしかわからない

各チームの注目選手

京都大学−#4 坂梨 健太
関西選抜DF彼を中心にDFが成り立ち
彼を中心にOFが始まる
キャプテンであり全ての要

関西学院大学−#6 三浦徹
100名近い関学ラクロスを束ねる頭領
ファイナル3で驚愕の決定力を見せ
最も上昇しておる男

きたるべき今日この時のために
この日のために練習してきた
この日のために生きてきた
この日のために…
さぁ始まる 関西ラクロス最高峰

<1Q>
序盤 両者簡単なミスが目立ち固さがみられる
ファイナル3決勝という場での緊張感 雰囲気 歓声が両チームに伝染する
決定的なシーンでもシュートはバーを叩く
両者合わせて4回ほどバーの鐘を鳴らす
こんな時に差をわけるのが4年生の存在であり
固さを取るのに先制点が万能薬となる
この状況を打破するは、関学#32永畑 ついに先制点を掴み取る
関学のOFは#34飯田を中心に組み立て決定機を演出
京都のOFは速攻からATがOFの全てをコントロールし攻める
不穏な空気を残しこのQは終了する
1-0

<2Q>
京都大学はゾーンDFをしいてくる
関学はファイナル3準決勝での龍谷大学と同じ対応をしながら攻める
京都もATを中心に攻め続けるが
この日は両チームのG関学#2 村上 と 京都#29 伊藤、両者のセーブが光り
このロースコアゲームを作りだす要因ともなる
このQは点が入らないまま終了する
1-0

<3Q>
ここまで0点と沈黙していた京都が喚く
いや#7中西といったほうがよいか
1人で4点を挙げる活躍 咆哮をあげ続ける
黙ってはいない関学も途中負傷した
#1中谷が意地を見せ2点の活躍
息をもつかさぬ攻防が続き4Qにゆだねられることになった
4-3

<4Q>
4-4の同点
次の1点が勝負を全てを決める点となるであろう
均衡を破ったのは京都大学#5藤田が1対1から好調#2村上の扉を破壊
5-4 残り時間は10分を過ぎる

終了2分前京都大学のタイムアウト
関学はGもゴールを空けボールマンに2人つけて落としにかかる
京都はこれを逃れ 残り1分再びタイムアウトを取り立て直す
鳴り響く関学応援団 先刻破れた女子の無念死んでも勝つ 
その気持ちがボールを呼び寄せる残り15秒 
ハーフでのアウトオブバウンズは関学ボール
#3相原がゴールへひた走る 唸る観客
相原はショットを撃つもゴールを割れず
が、京都大学痛恨のイリーガルボディチェック
残り8秒エキストラオフェンスボールは彼の所へ 
#6三浦 関学ラクロスを束ねる男トップから放たれるシュートが、
地に跳ねネットを揺らす…
残り2秒 関学同点弾 5-5
笛がなり響き 延長へ

<SV>
1点で全てが決まるこの闘い
フェイスオフを取り 落ち着いたポゼッションから攻める関学
終止攻める関学を尻目に、1人の男がたたずむ
京都 #7中西 1部得点王の男
ようやく京都ボールになったすえ ボールは中西へ
持ち前の強引さで勝負に行きショットを放つ
放たれたショットはDFにも当たらずGにも当たらず
ただただゴールの中のネットに触れ跳ね返る
歓喜

この瞬間全てに終焉がつく6-5

今年のどの試合よりも白熱 観客は息を呑んだ

関学は王者に君臨することができず
悲願の関西制覇を成し遂げれず
ただ終わりではない 終わりと始まりはいつも対をなす
全日本選手権 1回戦 相手は社会人1位−VALENTIA
壁は高い だが明けない夜はなく 超えられない壁もない
ただただ前を向き 先を見て欲しい

時代は変わる 変わるのを待たず自分達の手で変えた
京都大学 関西制覇

昨年のあの涙を忘れず 力に変えた男達
歴史を変えた男達 
彼らに誰もが感銘を受け、その期待を背負い挑む12月11日
全日本選手権へ

Lacrosse Is The Answer


(Report:日本ラクロス協会広報部関西/京都産業大学・我孫子祐樹)
(Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満)

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