Go To TOP PAGEInternational Lacrosse Friendship Games 2004

 第16回ラクロス国際親善試合

  リエゾン・レポート

*「リエゾン(liaison)」とは、”来日するチームに帯同し、チームの連絡窓口及びお世話をするスタッフ”のことです。
  本レポートは、リエゾンからの日次報告から抜粋したものです。
  外からは見えない来日チームの様子が垣間見れます。

US West女子 2004年6月5日(土)
                         Report by 日本ラクロス協会国際部・森部高史

 昨日、来日し休む間もなく男子の応援に出かけたUSA WEST女子。時差ぼけの心配もなく、朝早くから朝食を取る。

 荷物をトラックに積み込み、タクシーに分乗し、江戸川区臨海球技場へ。U20東京選抜とのゲーム。

 彼女達に合流できたのはゲーム後半が始まってから。ゲームの主導権を握り、点数を重ねる。しかしながら、試合後のミーティングでは東京選抜の運動量、ディフェンスのしつこさに舌を巻いていた。「どこにいてもひっついてくるのよ!」と。 試合終了後は両チーム混ざっての集合写真。そして東京選抜チームは扇子を各選手にプレゼント。

 試合後のミーティングでは名指しで修正点をコーチが挙げていく。「ここで、このような行動をとっていたけれど、それはベストの選択ではなかった。こうすることができたのに気付いていたかい?」修正点が挙げられても、その後には他の選手から「でも彼女のこういうところは今の試合でとても良かったと思う」と積極的な意見交換が行われていました。

 次の試合のために江戸川区陸上競技場へ移動。江戸陸到着後、黒板を使用して再度確認のミーティングを行っていました。この時点でちょうど12時頃。昼食を買いに近くのコンビニエンスストアへ選手らを連れて行く。お店に到着すると、次から次へと「これは何だ?」「どんな味だ?」「おいしいのか?」「何でこんな形なんだ?」と目に入るもの全てが新鮮で好奇心をくすぐられていました。

 陸上競技場のゲームに戻ると、さすがにサブメンバーがいない状態では走り切ることも出来ずに、選手達にも疲労の色が見て取れました。10年前の日本ラクロスといえば大したことがなかったのに、今やこれだけのことが出来るようになるとは・・・、とはコーチのフィリップ氏。

 試合終了後、江戸川区主催のレセプションのためにフォーマルに着替え。ついさっきまでジャージで走り回っていたとは思えないほどの見事な変身ぶりでした。レセプションの最中、コーチのブランドン氏から「日本の高校生でアメリカの大学でラクロスをしたいと思っている子はいないか?アメリカでのラクロスの経験は、その子にとってはもちろんのこと、ひいては日本ラクロス界においても、とても重要な意味を持つ。日本でベストの子が欲しい。それが僕の大学にとっても、その子にとっても近道となるのだから。考えてもみてごらん、Division1の学校で一緒に練習をした人と、今度は世界大会で敵として戦うんだ。これ以上のことはないだろう。リクルーティングをしているわけだけど、そういう子がいたら教えて欲しい。」興味深い話だな、と思いました。

 又、ブランドン氏に「女性12人の中に男1人ってどう?」ときくと一言「Crazy」。そして「やはりもう5年も見てきているし、最高80人のチームを見ていたこともあるから、さすがに慣れてきたけれど、それは難しいよ・・・」と言っていました。

 レセプション終了後、ホストファミリー宅へと移動していきましたが、楽しい時間を是非とも過ごして欲しいと思います。

 明日が本番。どうなるか楽しみにしています。

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