Go To TOP PAGEInternational Lacrosse Friendship Games 2004

 第16回ラクロス国際親善試合

  リエゾン・レポート

*「リエゾン(liaison)」とは、”来日するチームに帯同し、チームの連絡窓口及びお世話をするスタッフ”のことです。
  本レポートは、リエゾンからの日次報告から抜粋したものです。
  外からは見えない来日チームの様子が垣間見れます。

US West男子 2004年6月4日(木)
                         Report by 日本ラクロス協会国際部・森部高史

 本日のスケジュールの目玉は、午後3時、4時、6時から行われるゲーム。
 元々のスケジュールでは午前9時頃から練習開始であったが、長い一日となるので変更して10時ロビー集合、11時頃から練習を開始するようになりました。

 朝9時45分、西葛西駅からホテルに向かう途中、選手数名とすれ違う。さすがに顔を覚えてくれていて、朝から陽気に挨拶を交わす。こちらとしては「もうすぐ集合時間なのに今からコンビニいくのかぃ?」と思うのですが・・・。

 10時にホテルを出発。少々トラブルがあり、本日宅配されるはずであった昼食が届かないということに。そのため急遽、駅に行く途中のコンビニエンスストアで各自食料を調達。今日は暑くなるということで必ず飲み物を買うように、そして小まめに水分補給するようにコーチから指示が出る。

 買い物を済ませた選手達からの質問は、やはり午後から行われるゲームについて。本日のゲームは、
  ・第1試合:vs College MIX(慶應・法政・成城・千葉)
  ・第2試合:vs 一橋大学
  ・第3試合:vs U21日本代表
である。
 「どんなチームだ?」「強いのか?」「College teamというのは慶應か?」といったもの。「それぞれ良いチームだし、良い選手がいる。体格はそんなに良くないかもしれないけれど、スピードはある。慶應の選手もU21日本代表には多くいるよ」と伝えると、少し気合の入った表情を見せていました。

 その後、駅まで歩き、昨日と同様にタクシー分乗で江戸川区臨海球技場まで。
  嬉しいことがひとつありまして。タクシーの運転手さんが話す。「今年もこの季節になったんだね。僕、ラクロスすごく好きでね、毎年観に行っているんですよ。江戸川区はラクロス好きでね、ソフトラクロスなんかもやってるんですよ。今年も観に行きますから。」 関わりを持っている者として、心から嬉しい瞬間でした。

 フィールドに着くと、昨日に来日したプリンストン大学が練習を開始して1時間ほど経っていました。WESTの選手達は、どこか彼らに対抗意識のようなものを持っているようでした。
  プリンストン大学は練習風景を一目見ても、選手達の集中力が見て取れ、中でもコーチの存在感は圧倒的。統率の取れている印象を受けました。
  そんなことを思っているとWESTの選手達がやって来て、「昨日、スパイクをこのグランドに忘れてきたんだけど、知らない?」、「”キンカップ”落ちてなかった?」等など・・・。無事にどちらも見つかり渡してあげると、後者は「You saved my family!!」と喜んでおりました。(失礼・・・)

 後で聞いた話なのですが、”プリンストン大学の選手2名が20分ほど遅刻してしまったことで顔面蒼白になっていたこと”、”帰り際にタオル1枚置き忘れていて「お前達はタオルの1枚も管理できないのかっ!」と喝を入れられていた”ということを聞くと、同じ国のチームでも随分と違うな、というのが率直な感想です。でも、WESTの選手達は誰もが気さくで、憎めません。

 この後、1時間半ほど練習して、昼食、その後ゲームとなったのですが、本日に来日する女子US WESTを迎えに空港行くため、球技場をあとにしたので第1・第2試合を観ることが出来ませんでした。結果だけをお伝えすると、WESTは3試合とも勝ち。第1試合(vs MIX)は4-3。第2試合(vs一橋大)は5-2。第3試合(vs U21日本代表)は9-8となりました。(*以下、詳細参照)

 女子US WESTが、西葛西のホテルに17時30分頃に到着。その後、「男子の試合が観たい」ということで江戸川区臨海球技場へ応援に。審判を一橋大学の学生一人だけでやっていたため、審判に加わらせてもらいました。

 やはりゲームになると真剣そのもの。普段はおちゃらけて、チームに帯同している我々スタッフを笑わしてくれる彼らも、微妙な判定(少し納得がいかないもの)には説明を求めてくることもありました。(クレームという意味ではありません)しかし、こちらの意見を伝えるとすぐに気持ちを切り替え、次のプレーに入っていました。疲れもあってか、単純なミスをすることもありましたが、その時には必ずと
いって良いほど、誰か他の選手が駆け寄り、声をかけ、逆に良いプレーをすると腹の底から喜びの声をあげていました。U21日本代表とのゲームは、試合終盤シーソーゲームとなり、結果はWESTの逆転勝ちとなりました。

 試合終了後、スティーブ氏の声かけにより、U21代表と合同で写真撮影をしました。WESTの選手は、自分から「俺はこいつと撮りたいんだ」といってマッチアップしていた選手、印象に残っていた選手の隣に行き、肩をつかんでの写真撮影となりました。
  撮影終了後、多くの選手・コーチが歩み寄ってきて、こちらが声をかけるよりも早く、「審判してくれてありがとう(英語)」「Good job」、そして「どうも」(日本語!誰かが教えた様子。彼らがこれが砕けた表現だとは知らないと思います。皆さんも会場のどこかで彼らにお礼を言われるときに使われるかもしれませんが、ご容赦ください。彼らはThank youを日本語で表しているのです。)と声をかけてきてくれました。
  その後、コーチのスティーブ氏に「いいゲームだったね、他の2試合も勝ったんだってね。おめでとう。」と言うと、「まぁまぁだね、勝つには勝ったけど・・・。」と明らかに不満気な表情。その後、コーチ陣でーティングを開いていました。
  又、選手達の会話でも「明日、そして明後日はBIG DAY(本番)なんだ。」とのこと。

 帰りにタクシーを待っている時は、相当お腹もすいている様子。既にアメリカの食事が恋しいようで、「今日はマクドナルドのハンバーガー食べようぜ」などと声を掛け合っていました。

 幸い、本日も大きな怪我人、体調不良者はありませんでした。数名足を軽く引きずっている者もおりましたが、「大丈夫」とのことでした。

<補足>
  コーチ・フィリップ氏がRock-it-pocketの発案者だということは、昨日お知らせしたと思いますが、ご存じない方も多くいらっしゃるようですので、写真を撮りました。(下記)
     Rock-it-pocket
 男子のクロス、網の部分には2種類あって「メッシュ」と言われているものと「トラッド」と言われるもの。近年、日本では「メッシュ」が主体となり、「トラッド」を見かけることが少なくなりました。それはひとえに、編むのに時間がかかるということと、調整が頻繁に必要ということだと思います。彼の発明したこの編み方はキープ力が高く、耐久性も高いということで人気があるものです。

 

<スクリメッジ結果>

・第1試合 15:00FaceOff 15min×2本
  Collegiate MIxed(KEIO・HOSEI・SEIJO・CHIBA) vs. US WEST Men's Team
  スコア:4-3 US WEST勝利
      日本得点者:#10 TAKASHI KUBO (HOSEI)
              #4  NOBUYUKI SUZUKI (KEIO)
              #21 NOBUMITSU SUENAGA (SEIJO)
      US WEAT得点者:#26 Jon Wiley (Loyola Marymount University)
                 #19 Phill Eichhorn (Cololado State University)
                  #3  Corey Garrard (Loyola Marymount University)
                  #12 David Miller (University of Southern California)

・第2試合 16:00FaceOff 15min×2本
  HITOTSUBASHI University vs. US WEST Men's Team
  スコア:5-2 US WEST勝利
      一橋得点者:#36 KEISUKE BUNDO
               #22 KOKI ITO
       US WEST得点者:#4 Nick Stanitz-Harper (Sonoma State University) 2点
                  #8 Chris Esposito (Sonoma State University) 2点
                  #7 Kelten Johnson (Cololado State University)

Report by Taro Endo

戻る



Copyright JLA