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 2003年女子日本代表テストマッチ

日時:2003年12月23日(祝) 17:40試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場

米・Stanford大学 vs 日本代表

Stanford大学vs日本代表Stanford大学vs日本代表

ゲームレポート

 辺りもすっかり暗くなった頃、両国の国歌斉唱とともに、テストマッチの幕は開けた。スタンドには、この注目の試合を一目見ようと、大勢の観客が詰め掛けている。今回は、新しいルールであるオフサイド制が適用される。

<前半>
Stanford大学vs日本代表 試合開始。まず目をひいたのが、ドロー時のStanford大学の配置である。すでにゴール裏へATの選手がひとり置かれ、速攻を狙う。また、MFも日本によくあるような、サークル上へは並ばない。
 始めのドローを制したのはStanford。早速、先ほどのゴール裏のATへパスがまわり、あっという間にシュートを放つが決まらず、女子日本代表(以下、日本)のクリアーへ。しかしターンオーバーは続き、Stanfordは8人でパスをまわしスペースを作り、何度もシュートを撃つが、日本のナイスセーブに阻まれる。そんな中、クリアーのチャンスをものにした日本、執拗なDFをかわして足で運び、ゴール前でのバックパスからのシュート。開始5分、#16和田亜紀子選手が先制点を決める。日本ATへのStanfordのDFがタイトになる。その後もボールポゼッションはStanfordに傾くが、なかなか点は決まらない。開始13分、フリースペーストゥゴールによりフリーポジションが与えられ、#12 Tiffany Chao選手がシュートを決め、同点へ。続けて、#21上井華奈選手、#18 Megan Burker選手と得点し2-2。日本のタイムアウト後、鮮やかなすばやいダッヂを見せ、#21上井選手がゴール斜め下へシュートを叩き込む。そして、Stanfordもタイムアウトをとる。
 試合再開後、Stanfordのクリアーとなる。サイドラインぎりぎりのところを、独特の体から離れたクレイドルでキープし、縦パスをつなぎ、ロングパスでサイドチェンジするなど、さすが本場のラクロス。ダイナミックなプレーに歓声があがる。そして、日本のオフサイドからStanfordのフリーポジションとなり、#23 Cassie Harvey選手がバウンドシュートを決め、3-3と同点にて前半終了。

<後半>
Stanford大学vs日本代表 後半開始。またもやドローはStanfordがとるが、今回代表で唯一高校生の#25秋山選手のナイスセーブや、日本DFの活躍によりなかなかゴールに近づけず、攻守チェンジが激しく続く。そんな中、日本のファールからフリーポジションがStanfordへ与えられ、続けて#21 Kelsey Twist選手が2点得点する。速攻で疲れがみえたのか、日本のファールやパスキャッチミスが増える。しかし、#12上林梨沙選手が少ないチャンスをものにして得点し、4-5に追い上げる。その後すぐに、大勢のDFのいる中、隙を付いて#15 Elizabeth Piselli選手がシュートし、4-6。続いて、#5 Julia Calzonetti選手、#8 Abigail Hills選手、と確実なパスをつなぎ得点し、4-8にひきはなす。どうにか逆転して欲しい日本だが、フィールドにはStanfordベンチからの英語の指示が響く。ラスト2分、日本がタイムアウトをとる。開始後、Stanfordのパスまわしは速くなっていくが、そこでミス。日本のチャンスとなり、貪欲にシュートを狙い続ける日本。ついに#14飯塚佳代選手がシュートし、5-8となる。
しかし、日本ボールのまま試合終了。5-8という結果となった。

Stanford大学vs日本代表 来年の世界大会へ向け、これから本格始動となる女子日本代表。今後は、目が離せない。世界大会に向けて、更なる強化を期待したい。

*写真をクリックするとより鮮明な画像で御覧になれます。

(Photo:広報部「.Relax」編集部・小城崇史)
(Report:日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会メディア班・益原絢子)

  関連情報:Sranford大学も出場した御殿場での大会
    「2003 INTERNATIONAL LACROSSE CAMP」 (主催:(株)ジャパン・スポーツ・プロモーション/協力:日本ラクロス協会)

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