ルネサンスオープン男子決勝
千葉大学 vs 一橋大学


Game Report
 朝から雨が降り続きグラウンドコンディションは最悪の中、約30分遅れの9時半に、
厳しい戦いを勝ち抜いてきた千葉大学(以下、千葉)と一橋大学(以下、一橋)の決勝戦は始まった。

 開始早々、一橋#59菊竹崇宏選手が強烈なシュートをゴールに突き刺す。
しかし千葉も負けてはいない。すぐに#43奥村敬治選手が得点し同点とする。このあとは互いに
攻撃と守備を繰り返すが一橋#11平康太郎選手が一瞬の隙をついてゴールを決める。
またすぐに同点としたい千葉だが、滑りやすいグラウンドのせいかパスミス、キャッチミスが続き、
なかなか攻めきれない。そんな中、逆に一橋#11平選手ゴーリーへの激しいディフェンスから
こぼれたボールを#22伊藤弘毅選手が落ち着いて決め3対1となり、このまま1Qは終了する。

 
 2Q開始から一橋が攻め続け、シュートを打つがなかなかゴールが決まらない。
反対に、少ないチャンスから千葉の#12稲垣原理選手が素早いダッヂから得点を決める。
しかし一橋の攻撃は終わらない。ブレイクから#22伊藤選手が確実に得点し4対2。
このまま一橋ペースで試合は進むかと思われたが千葉の#9橋本寛選手が素晴らしいプレイを
見せ、ロングスティックながら得点を決める。1Qは一橋、2Qは千葉が制し前半戦が終了する。

 
これまでとは違い、両チームとも攻めきれない時間が続く。3Qも半分が過ぎたころ、
ついに一橋が積極的なディフェンスからブレイクを生み、#24桑名基典選手が得点する。
ここで離されたくない千葉も必死に反撃を試みるが逆にファウルを取られ、
マンダウンディフェンスとなってしまう。そして一橋はこのチャンスを逃さない。#24桑名選手が
リストライン付近の遠い位置から強烈なシュートをゴールへと叩き込む。さらに勢いに乗る一橋は、
またしても#24桑名選手、#55井上敬之選手と連続得点し3Q終了まで怒涛の攻撃を展開する。
千葉は終始、リズムを掴むことができず気がつけば3Qだけで4点差がついていた。
 
 4Qに入っても一橋の猛烈な攻めは続くが千葉も必死の守りで得点を許さない。
だが、次第に守備が崩れ始め、一橋#16神林祐一選手がゴール前でパスを正確に
キャッチし、さらに1点を追加。そして#11平選手がディフェンスを華麗に抜き去り
#16神林選手へラストパス。#16神林選手は落ち着いて得点を決めついに7点差と
なってしまう。

 この後、千葉も一橋のファウルによるエキストラマンオフェンスなどから反撃を
開始するが、なかなか得点することができない。そんな中、ようやく#17新舘徹選手が
一橋のゴールをこじ開ける。さらに終盤にも千葉はエキストラマンオフェンスのチャンスが訪れる。
ここで#33橋本光太郎選手が意地の連続ゴールを決め、逆転への望みを繋ぐが、
ここで試合終了のホイッスルが鳴り響き、今年のルネサンスオープンは多彩な攻撃を見せた
一橋の優勝で幕を閉じた。

レポーターから一言:
グラウンドは泥だらけで滑りやすい中、これだけの点数が入ったのは
           やはり両校の技術の高さであると感じます。
           リーグ戦でもこの2チームが大活躍してくれることを祈っています。
Text:広報委員メディア班 萩原克也





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