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日時:2003年11月22日(土) 13:00試合開始
場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場

男子決勝:DESAFIO(東日本リーグ1位) vs VALENTIA(東日本リーグ2位)

ゲームレポート

DESAFIO vs VALENTIA クラブチーム日本一を決めるこのゲームは、DESAFIOとVALENTIAの戦いである。両チームとも、日本代表選手を数多く擁する強豪チームであり、先月のクラブチーム・チャンピオンリーグにて対戦をしており、13-9でDESAFIOがVALENTIAを下している。VALENTIAがリベンジを果たすか。それとも、勢いに乗るDESAFIOが東日本チャンピオンリーグ1位のプライドを守るか。ゲーム展開に期待が持てる。

 第1クォーターは、DESAFIO・MF#4門田の先取点で幕が上がる。対するVALENTIAもDF#47主将の末木が、DESAFIOのパスミスでこぼれたボールを拾い、そのまま走り込んでシュートを決める。1-1同点。続いて、AT#43丸山(伸)がエキストラマン・オフェンスを得て、トップから強烈なミドルシュートを放ち、逆転。開始10分。こんどはDESAFIOゴーリー・#1藤宮がセーブし、すかさず飛び出したMF#4門田へクリアパス。#4門田がそのままブレイクでゴールを決めて、2-2の同点とする。DESAFIOがブレイク志向のチームであるため、ボールを持つとシュートをうつまでが速い。かつ、シュートの確実性も高い。
  ここからDESAFIOが勢いに乗り始める。まずは、AT#5大吉がゴール横から得意のスピードのある1on1でディフェンスを抜きさり、シュートを決めて3-2。次に、AT#鈴村がエキストラマン・オフェンスでミドルシュートを決め、4-2。ここで第1クォーター終了。

 続く第2クォーターもDESAFIOの勢いは止まらない。DF#32長塚がクリアで飛び出し、VALENTIAのディフェンスをかわしてゴール。続いて、AT#10鈴村が得点し、6-2と一気にVALENTIAを引き離しにかかる。試合の流れとしては、完全にDESAFIOペースに見えるかと言うとそういう訳でもない。VALENTIAはボールをキープするとゆっくり攻めるため、ボールポゼッション時間は長く、又シュートもかなりの本数を放っている。しかし、シュートが枠をそれる、DESAFIOゴーリー・#55江尻の好セーブに阻まれるなど、決定率が非常に悪い。対するDESAFIOは、ボールポゼッションは短いものの、ブレイクで確実にゴールを決めている。シュートの決定力の差が得点の差となって表れているのである。
 ここでタイムアウトを取ったVALENTIAは、AT#43丸山(伸)のゴール裏からのフィードをMF#9岡部が決めて1点を返す。しかし、DESAFIO・AT#8福田が2連続得点を決め、8-4。その後は、VALENTIA・MF#9岡部とDESAFIO・AT#10鈴村が各々得点を重ね、9-4とDESAFIOリードのまま、第2クォーターが終わる。果たして、今シーズン、後半に強いVALENTIAが追い上げを見せるか?!

DESAFIO vs VALENTIA 第3クォーターは、両チームともハイレベルなテクニックを披露しつつ得点を重ねるが、DESAFIOがジリジリと得点差を広げて、13-6とする。
 DESAFIOは、MF#17久村がエキストラマン・オフェンスでミドルシュートを決め、AT#42伊藤がこぼれ球を拾ってゴール。続いてMF#7森本とAT#5大吉も得点し、4点を得る。VALENTIAは、AT#43丸山(伸)からの長いフィードをゴール前のAT#1相澤が決め、MF#11開がこぼれ球をゴールへねじ込み、2得点。

 第4クォーターになっても、試合の流れは結局変わらず、VALENTIAが2得点(MF#8島袋、MF#9岡部)するものの、DESAFIOはそれを上回る3得点(AT#44岡本2点、MF#4門田)を挙げて、結局は16-8のダブルスコアでDESAFIOがクラブチーム日本一に輝いた。

 両チームとも、個々人の選手のレベルは非常に高く、実力差はないものと考える。しかし、この試合でのVALENTIAは、1つのプレー後に次のプレーに動きが繋がっておらず、連携した動きに欠けている点が随所に見られた。対して、DESAFIOはグランドボールやディフェンスなどでの集散や攻守の切り替えが非常に速く、全員が1つ1つのプレーに上手く反応して動けていたものと見受けられた。つまり、全員ラクロスを実践できたDESAFIOに結果として軍配が上がったということである。
 来月からは、全日本選手権である。両チームとも、よりハイレベルなラクロスを魅せてくれることを期待している。

DESAFIO vs VALENTIA

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(Photo:広報部・海藤秀満)
(Text:広報部「.Relax」編集部・西本公俊)

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