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【プレシーズンカップ】関西学院大学vs早稲田大学

  • ■ 大会名:第4回プレシーズンカップ
  • ■ 日程:2022年7月16日(土)
  • ■ 場所:宝ヶ池球技場
  • 関西男子トップリーグトーナメントで優勝した関西代表の関西学院大学と、東京六大学リーグで優勝した早稲田大学が対戦した。関西と関東の実力校同士が対戦した一戦だったが、先制点を挙げたのは早稲田大学だった。しかし、その後の主導権は関西学院大学が握り続け、最後は早稲田大学が意地を見せるも、7-3で関西学院大学が勝利した。両校の今後の活躍を期待したい。

  • 関西学院大学

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    早稲田大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
関西学院大学 0 3 2 2 7
早稲田大学 1 0 0 2 3

【得点者】

関西学院大学
#4 三坂 天真 2
#1 高見 皇之介 1
#8 井田 圭哉 1
#18 山下 嵩 1
#23 小田 悠人 1
#31 藤田 括 1
早稲田大学
#4 佐藤 幹太 1
#7 松尾 昇太 1
#13 齋藤 励 1
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【個人賞】

  • 関西学院大学 #31 藤田 括

【コメント】

1Q:試合開始のフェイスオフは関西学院大学(以下関学)が獲得した。そこから両チーム一進一退の攻防が続き、お互いゴールに迫るが得点には繋がらない。開始3分に関学#31藤田のアンネセサリーラフネス、#18山下のイリーガルピックにより早稲田大学(以下早稲田)が2人多いエキストラマンオフェンスの状況となる。早稲田の早いパス展開の中で#4佐藤がミドルシュートを打つなど関学ゴールに迫るが、関学#15竹中のスーパーセーブにより関学は無失点でこのピンチを切り抜ける。流れを掴みたい関学は開始7分に#18山下が強烈なシュートを打つが、早稲田のゴーリー#44潟田が立ちはだかり、試合は両校一歩も譲らない状態が続く。その中で試合が動いたのは開始10分、早稲田がエキストラマンオフェンスの状況で右下#0八重倉からクリースへのパスを受けた#4佐藤が相手ゴーリーの足元にシュートを決め先制点を挙げる。なんとか追いつきたい関学はクォーター終了間際に関学#18山下からのクリースパスを受けた#10高橋が倒れながらシュートを打つが、惜しくも枠外となり、第1クォーターが終了する。

 

2Q:最初のフェイスオフは早稲田#54古田が取りきり、早稲田オフェンスから始まった。その後関学ディフェンスの果敢な守備でポゼッションを奪うと、開始5分に関学#31藤田がロールでDFを引き離し、角度のあるシュートを決め、スコアを1-1の同点にする。さらに開始9分、関学#10高橋から#4三坂への素早いパスが通り、そのままディフェンスをかわすと鮮やかなシュートが決まった。関学が一歩リードした展開の中、早稲田も果敢に攻め関学のゴールを幾度となく脅かすも関学ゴーリー#15竹内の見事なセーブで守り切る。開始13分、関学#8井田の裏からのパスに合わせてゴール前に飛び込んだ#1高見のシュートが決まる。そのまま第2クォーターが終了し、3-1の関学リードの状況で前半を折り返した。

 

3Q:関学が2点リードする状態で始まった第3クォーター。ここで追いつきたい早稲田は開始数分で#1栗原と#10井原が立て続けにシュートを狙うが、惜しくも枠外へと外れてしまう。早稲田が得点を挙げられない中、ポゼッションを奪った関学は開始3分、関学ゴール裏の#1高見から左下の#18山下へとパスが繋がり、シュートを決め、関学がさらにリードを広げた。その後も関学の勢いのままオフェンス時間が続き、開始9分#4三坂から#11西へ、開始10分#8井田から#10高橋と、早いパス回しで立て続けにシュートを放ち早稲田のゴールを脅かす。そして開始11分、関学の主将である#4三坂がトップからミドルシュートを打ち、本日2度目の得点を挙げる。対する早稲田も第3クォーター終了間際、早稲田#10井原、#0八重倉がシュートを打つが惜しくも枠外へと逸れてしまい、関学が5-1とさらにリードを広げた状態で第3クォーターが終了した。

 

4Q:フェイスオフは関学#12森口が取り、最終クォーター開始。開始1分に関学#8井田が早稲田ディフェンスをかわし、内に切り込むと落ち着いてシュートを決め、点差を5点に広げる。反撃したい早稲田は開始4分、#10井原のサイドからのパスを受けた#13齋藤がディフェンスの間を抜け、シュートを決め切る。一方で攻撃の手を緩めない関学は、数回に亘り早稲田ゴールに迫る中で開始6分、#4三坂からゴール前の#23小田にパスが通ると、飛び出したゴーリーを華麗にかわし倒れこみながらゴールネットを揺らした。このまま終われない早稲田は開始11分、丁寧にクリアを運んだ#13斎藤から#7松尾がゴール横でボールを受け、フリーでシュートを決めて意地を見せた。しかし、そのまま試合終了。結果は7-3で関学の勝利となった。

 

統括:関西と関東の実力校同士がぶつかった一戦は関学が粘り強いディフェンスを見せ、勝利を収めた。一方で、早稲田は敗れはしたものの、試合終盤には意地を見せ、東京六大学の代表として高い技術で会場内を魅了した。次に両校が対戦する可能性があるのは今秋に行われる予定の全日本大学選手権大会だ。両校の今後の活躍に期待したい。

 

Text by 日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会ゲームレポート班 寺田結希

Photo by 日本ラクロス協会広報部、日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会SNS班