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第18回全日本クラブ選手権大会:1回戦(男子・愛知会場)

2016/11/18

日時:2016年11月6日(日)
会場:愛知県(豊田市)・豊田市運動公園陸上競技場

OPEC VORTEX(オペック ヴォルテックス・白) vs Stealers(スティーラーズ・緑)


試合1試合2

【男子戦】
チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
OPEC VORTEX [東海1位]
(オペック ヴォルテックス)
2 1 1 1 5
Stealers [東日本3位]
(スティーラーズ)
0 3 5 7 15
得点者
OPEC VORTEX Stealers
#51 鈴木 億也 (2) #99 渡邊 太郎 (4)
#16 田中 康太 (1) #8 小林 潤 (2)
#24 中野 駿也 (1) #3 内野 昌憲 (1)
#27 小國 和樹 (1) #7 筒井 大揮 (1)
#9 鈴木 伸吾 (1)
#12 田村 統馬 (1)
#22 倉田 康平 (1)
#23 細梅 靖晶 (1)
#41 長峰 靖恭 (1)
#66 西山 龍也 (1)
#81 武田 真人 (1)
審判員
主審 小池 智
副審 稲垣 和彦
加藤 広貴
CBO 巴山 貴晶
ベンチマネージャー 宮城 成

ゲームレポート
 昨年から、西日本支部から独立した東海地区からは、東海クラブチームのパイオニアOPEC VORTEX(以下、OPEC)が西日本リーグ戦出場時代から数えて通算3回目の全日本クラブ選手権出場。リーグ戦の3分の2が3点差以内という激戦を制して勝ち上がってきたOPECが東日本3位のStealers(以下、Ste)をホームタウン愛知・豊田で迎え撃つ形となった。
 Steは東日本リーグ戦のプレーオフで2部リーグ1位・VIKINGSにサドンビクトリーの末敗れて3位となっており、VIKINGSへのリベンジを果たすためには負けられない一戦だ。
 
 試合開始のフェイスオフはSteがポゼッションするも、パスミスで簡単にボールを失ってしまう。OPECは#24MF中野と#20MF馬場園がスピードにのった1対1から立て続けにシュートを放ちリズムを作る。しかしなかなか危険なエリアに入り込むことができない。Steのファールによりエキストラマンオフェンスを2度得るものの、そのチャンスを活かすことはできない。お互い決めてのないまま迎えた14分、OPEC#27小國が縦にゴールから離れていくように走りながら放つ技ありシュートを決め、ついに試合の均衡を破る。
 その後のフェイスオフはSteがポゼッションするも、オフサイドのミスからボールを失ってしまう。そのミスを見逃さずOPECが早いリスタート、#9岸本がゴール裏から出したパスを#51鈴木が決め、2-0。しかしその後のフェイスオフはまたもSteがボールを確保。タイムアウトをとり、まず1点を返しにいくが、得点はできない。1QはホームのOPECがしっかりポゼッションをし得点したのに対し、アウェーのSteはなかなかボールを落ち着かせることができなかった。
 
 1Q終了時にスティックチェックがあり、OPECにファールの判定が下され、2QはSteが3分間数的優位の状態でスタートした。OPECとしては2点先制したところに痛いペナルティとなる。このチャンスを逃さないSteは#66西山がクリース前で落ち着いて決め1点を返す。
 なんとか3分間をこの1点に凌いだOPECは4分、コート中央付近でボールを受けた#24中野がトップからボールを持ってそのまま走ってゴール裏を回り、パイプ際でシュート。これが決まってOPECが再び2点差とする。直後のフェイスオフはSteが制し、ここからSteが徐々に落ち着きを取り戻していく。11分、Ste#23細梅がクリース前でボールを受けてから切り返し、ランニングシュートを決め3-2とする。その直後にお互いファールによりチャンスを得るが、得点には結びつかなかった。
 ここでOPECは主将である#8祖父江を投入、得意の1対1でシュートまで持ち込むが惜しくもゴーリーセーブされてしまいチャンスを逸してしまう。そのボールを奪ったSteは前半残り1分になるところで、トップからのパスをゴール近くで受けた#99渡邊がしっかりとシュートを決め、同点に追いついて前半を終える。2Qはシュート本数Ste16本に比べてOPECは3本と、OPECにとっては得点差以上に苦しい時間となった。
 
 後半開始のフェイスオフ、Ste#3内野がとってそのままゴールへ向かい、シュートを決める。後半開始早々の得点で、Steがついに逆転。ベテランのこのプレーで勢いがついたSteは続けて6分、#99渡邊がハイクリースでパスを受けてすぐシュート、これがゴールに突き刺さる。9分にも#9鈴木のトップからのシュートが決まり3-6とする。ボールキャリアをノンボールキャリアがともに足を動かしながら、シュートを重ねてリズムをつくるSteに対し、OPECは#23ゴーリー(G)服部がセーブするも、クリアがなかなか繋がらず自分たちのボールにできない。Steは攻撃の手を休めず、#7筒井のミドルシュートなどで3-8と一気に引き離す。
 なかなかボールをポゼッションできなくなってきたOPECだが、これ以上点差をつけられたくないところ。そこで18分、ゴーリーセーブから繋いだボールを#16田中が確実に仕留め4-8とOPECも食らいつく。わずかなチャンスをものにして4点ビハインドで3Qを終了したOPEC、残り20分で4点差をひっくり返せるか。
 
 4Q開始。Ste#12田村が自ら獲ったフェイスオフからシュートを決める。この試合、Steはフェイスオフを確実にポゼッションに繋げるだけでなく、2人のフェイスオファーがフェイスオフからの得点で流れを作る。間髪入れずSte#8小林のランニングシュートが決まり4-10。7分にも追加点が決まる。
 意地を見せたいOPECは10分、#9岸本がゴール裏から#51鈴木にパス。今シーズンのOPEC攻撃陣の中心となっている2人のホットラインが繋がり5-11と食い下がる。試合時間残り10分を切ったところでOPECはディフェンスからプレッシャーをかけボールを積極的に奪いにいくが、それをSteに逆手にとられ連続して失点してしまう。OPECゴーリーの服部も決死のセーブでゴールを守るが、Steの勢いは止めきれず、5-15で試合終了となった。
 
 敗れたOPECは4年ぶりの全国の場で残念ながら結果を残すことはできなかった。昨年のクラブ選手権同様、東海地区代表はSteという対戦相手と戦ったのであるが、この1年で東日本のチームとの差は縮まったのだろうか?ニュートラルボールをポゼッションに繋げるグラウンドボールへのこだわり、シュートを決めきる力、決めることができるところでシュートを撃つシチュエーションの作り方、こういったところへの取り組みの差を感じ、来年、東海地区のチームがこの場所での勝利を目指すために何が必要なのかを考えさせられる試合となった。
 勝利したSteは準決勝で、プレーオフで敗れたVIKINGSにリベンジする権利を得た。11月19日、京都の宝が池球技場では再び熱戦必至。見逃せない試合となる。


 *第18回ラクロス全日本クラブ選手権大会・大会特設ページはこちら


Text by 日本クラブチームラクロス連盟東海支部
Photo by 日本ラクロス協会総務部次長(東海地区)・八木信行