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第26回ラクロス全日本選手権大会:決勝戦(男子)(2)・ゲームレポート

2015/12/25

日時:2015年12月20日(日) 11:00試合開始
場所:東京都(江戸川区)・江戸川区陸上競技場


日本体育大学(白)vs FALCONS(ファルコンズ・紫)

決勝戦1決勝戦2

 *ゲームスコア・得点者ページはこちら

ゲームレポート
 12月20日。この日は、天候に恵まれ雲ひとつない青空が広がっていた。日本体育大学(以下、日体)とFALCONS(以下、ファルコンズ)との日本一をかけた一戦の幕が切って落とされた。

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1Q
 息を呑むような緊張感の中、試合開始のホイッスルが会場に鳴り響いた。日体のイリーガルプロシージャーのファールにより、ファルコンズが最初の攻撃を仕掛ける。開始早々、ファルコンズ#91・本下がゴール右上からの1対1を仕掛けシュートを放つも枠外へ。そして、開始1分、#91・本下は1対1から左サイドの#5・石黒にパスを放った。その#5・石黒からパスを受け取った右サイドの#99・小原がシュートを決める。0—1。ファルコンズの先制点で試合が動いた。

 流れを変えたい日体だが、ファルコンズのグラウンドボールに対する素早い寄りもあり、中々攻撃のペースを掴めない。日体のクリアでファルコンズ#91・本下、#99・小原の好ライドによりボールダウン。それをファルコンズ#43・山口が拾い、リストレイニングラインすぐ下から豪快なシュートを決めた。0—2。ファルコンズは流れを完全に掴んだ。反撃したい日体だが、ファルコンズの攻撃的なディフェンスによりチャンスを掴めない。その流れのまま、ファルコンズ#90・関根、#74・高橋のスコアにより0—4。
 日体は、ファルコンズの流れを断ち切れないまま第1Qを終了した。

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2Q
  1Qで流れを掴んだファルコンズの攻撃で始まったもののパスミス。その好機を日体は逃すことなくクリアを成功させる。1Qとは変わり、いつもの日体らしいガツガツとした積極的な攻撃を見せてきた。#7・神宮寺を中心にシュートを撃っていくものの、ファルコンズのゴーリー#14・鈴木(貴)の好セーブによりスコアならず。2Q・5分、ファルコンズ#1・大庭から右横へパス。#74・高橋がパスを受け強烈なシュートを放ち得点を掻っさらった。その2分後、日体も怒涛の攻撃を見せ華麗なパス回しでファルコンズのディフェンスを崩し、トップの#69・長谷川から空いたスペースに飛び込んだ#4・荒籾にパスが通りシュート。スコア1—5。これが日体の今試合初得点となった。

 試合の流れを掴むファルコンズは、日体とのグラウンドボール争いを制し日体に流れを掴ませない。ファルコンズは9分#18・佐保田がゴール右横から1対1でディフェンスを抜き去りランニングシュート。11分、混戦のグラウンドボールから#90・関根が抜け出すと#22・夏目へパスが渡りシュート。13分、#44・松下が右上から中に切り込みシュート。立て続けにスコアを決めファルコンズが1—8と更に差を広げる。
 差を縮めたい日体。#18・鈴木(翔)、#77・才木、#66・安室が果敢にシュートを撃っていくが、ファルコンズはゴーリー#14・鈴木(貴)の好セーブ、そしてディフェンス陣の激しいプレッシャーによって得点を与えない。だが、そのファルコンズの激しいプレッシャーの中、日体がシュートを決めた。18分、トップの#7・神宮寺からパスを受け取った#66・安室は、ゴール右上から1対1を仕掛けファルコンズのディフェンスを抜き去りシュートを決めた。2—8。
 ここで前半終了。良い流れの日体は、この流れのまま、後半で追い上げたいところだ。

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3Q
 開始1分、日体がいきなり流れを作って見せた。左上のハーフライン付近で#7・神宮寺がパスを受けるとそのまま1対1を仕掛ける。スピードのあるダッジで相手ディフェンスを華麗に抜き去り、ランニングシュートを決めた。勢いに乗る日体。トップから#51・鈴木(亮)が1対1を仕掛け、中に切り込む。ディフェンスの中央を駆け抜けクリースまで入り込みシュート。2Q・3分、#7・神宮寺に続き第3Q、2得点目。スコア4—8。流れは変わった。日体の応援席も興奮が高まり、選手も勢いづく。
 しかし、ファルコンズは慌てる様子を見せない。#10・泉水が、崩れないディフェンスで日体のボールダウンを誘いクリアに繋げる。ファルコンズは素早いクリアで駆け上ると、日体のディフェンスはまだセットできていない。その隙を見逃すことなくゴール右横の#91・本下がパスを受けシュート。2Q・6分、4—9。
 ここからは両者譲らず、一進一退の攻防が続く。日体は#11・土屋がグラウンドボールを制しオフェンスに繋げる、ゴーリー#6・佐々木がナイスセーブを見せる。そしてディフェンスの素早いクリアでファルコンズに思うようにオフェンスをさせない。一方のファルコンズも、#43・山口の凄まじいプレッシャーにより日体のボールダウンを誘う。両者一歩も譲らぬせめぎ合い。

 ファルコンズ#43・山口がハーフライン付近まで相手を追い込み激しいプレッシャーを掛ける。そして、日体のボールダウン。ファルコンズはそれを拾い、駆け上がった。ゴール裏からボールを受け取った#74・高橋が右横からシュートを撃つも、これは日体ゴーリー#6・佐々木がセーブ。ファルコンズにネットを揺らさせない。16分、仕掛けたのはファルコンズだ。クリアからゴール裏でボールを受け取った#1・大庭は、ゴール裏から右横に開いていくように見せかけて中へ。日体のディフェンスにも怯むことなくシュート。4-10。ファルコンズが引き離す。日体は#69・長谷川がシュートを撃っていくがファルコンズのゴーリー#14・鈴木(貴)のゴーリーセーブによりスコアならず。
 次は、ラストクォーター。後半に入り、勢いを増す日体がさらに追い上げを見せるか。常に流れを掴むファルコンズが逃げ切るか。日本一の座はどちらの手に。

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4Q
 緊張のラストクォーター。フェイスオフを制したのはファルコンズ。しかし、日体が続くグラウンドボールを制し、日体の攻撃へ。
 何としても点を取りたい日体。トップの#4・荒籾がクリースの#39・相原にパスを放るも失敗。ゴール裏でボールを拾った#66・安室がトップにパスを出すもののミス。ファルコンズはそのミスを見逃さず、すぐさまクリアへ。日体のディフェンスも厳しいプレッシャーをかけファルコンズを思い通りにはさせない。

 ファルコンズ#13・橋本の放ったシュート後のチェイスをファルコンズが取る。ファルコンズは早いスタートを仕掛け、ゴール右上で待ち構える#43・山口にボールを繋げた。山口はそこからスタンディングシュートを放ち決めた。スコア4-11。ファルコンズはここからさらに引き離す。
 スコア後のフェイスオフは、ファルコンズが勝利。#31・舟橋が驚異の反応で日体にフェイスオフを獲らせない。だが、その後にボールを奪った日体は、ゴールに向かい駆け上がる。4分、右上でボールを受けた#45・梅原が1対1を仕掛け、ランニングシュートを放ち決めた。5—11。スコア後のフェイスオフも日体が勝利し、良い流れの中、日体が追い上げる。9分、ファルコンズ#90・関根のアンスポーツマンライクコンダクトにより、日体のエキストラマンオフェンスとなる。ここで、一気に追い上げたい日体。しかし、ファルコンズのディフェンスは中々崩れない。日体はシュートを撃っていくもののファルコンズ#14・鈴木(貴)のナイスセーブによりスコアには届かず。
 11分、日体は#2・二見がスラッシングのファールで、2分間のマンダウンディフェンスとなる。これ以上、離されたくはない日体、何とか凌ぐ日体。だが、13分、エキストラマンオフェンスで攻めるファルコンズの華麗なパス回しに、徐々に日体ディフェンスが崩れる。そしてトップから#44・松下がスタンディングシュートを撃ちスコア。5—12。突き放すファルコンズ。

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 試合時間残り僅か。諦めない日体は、最後に意地を見せ怒涛の攻撃を見せる。ファルコンズの激しいプレッシャーにも怯むことなく攻め続ける。そして16分、リストレイニングラインでパスを受けた#69・長谷川は、ゴールとの間をジリジリと縮めスタンディングシュートを放ちスコア。6—12。追い上げる日体、この流れで一気に攻めあげたい。
 スコア後のフェイスオフはファルコンズが勝利したものの、グラウンドボールで日体がポゼッションを取る。その勢いのまま、日体#11・土屋がスタンディングシュートを放つが、これは決まらず。だが会場の盛り上がりは最高潮に。
 クリアに成功したファルコンズが、タイムアウト。何とか攻めたい日体に、逃げ切りたいファルコンズ。ラスト数分で日本一が決定する。

 タイムアウト開け、ファルコンズの攻撃から始まる。ファルコンズ#91・本下が左下の仕掛けからシュートを撃っていくが、ゴールネット横へ。これを取った日体ゴーリー#6・佐々木だったが、パスミスしグラウンドボールへ。混戦のグラウンドボールから抜け出したのは、日体#7・神宮寺だ。見事なスティック捌きで一気にコートを駆け上がる。日体はパスミスをするが#69・長谷川がこれをカバー。日体、最後の攻撃を見せる。しかし、ファルコンズのディフェンスに阻まれ、ここで試合終了。

 最終スコアは、6—12。後半から追い上げを見せた日体であったが、惜しくも届かず。最初から最後まで自分たちのペースを守りきったファルコンズが日本一の座を手にし、男女を通じて史上初の大会8連覇を達成。第26回ラクロス全日本選手権大会の幕が閉じた。

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・Text:第26回ラクロス全日本選手権大会 東京会場実施本部 ゲームレポート・広報班・深瀧晃介(国士舘大学)
Photo:日本ラクロス協会オフィシャルフォトグラファー・海藤秀満、同事務局次長補佐(中四国地区)・田原正太

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